ライターの仕事術

Webライターの仕事に必要なスキルは1つだけ【◯◯を守る】

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  • 副業や独立してWebライターの仕事がしたい!
  • プロのライターになるにはどういったスキルを身につければいいの?
  • 文章力はどの程度必要なの?

今回は、こんな疑問にお答えします。

特に、

  • 文章力がないから、ライターに向いていないのでは……?
  • 文章力さえあれば、ライターとして簡単に稼げる!

上記のような考え方に心当たりがある方は要注意。このままだとライターの仕事で稼ぐのはほぼ不可能です。

結論から先に申し上げますと、ライターにとっての最重要スキルは「文章力」ではありません。

締め切りを守ること。

これに尽きます。

実際にライターとして関わったクライアントさんからもよく耳にしますし、僕が発注元として外部ライターさんに仕事をお願いするときも、ここを最重要視しています。

よくよく考えてみれば至極当然な結論なのですが、どうもライターという職業は「文章力至上主義」をはじめとした妙な神話のようなものが蔓延(はびこ)っていて、誤解をされやすいんですよね。

この記事を読んで、ライターという仕事に関する誤解を解き、「文章力神話」を克服すれば、あなたも今日からプロのライターを名乗ることができますよ。

ライターの必須スキルは「締め切りを守る」こと

納期(締め切り)を守れないのはプロ失格

世の中のあらゆる仕事は、しっかりとしたスケジュール管理のもとで成り立っています。

あらかじめ定められた締め切りを破ってしまう、ということは、それ以降の作業がすべて遅れてしまうことを意味します。1つのプロジェクトに複数の人が関わっている場合は(そういった仕事がほとんどだと思いますが)、自分以外のすべての人に余計な負担や迷惑をかけてしまうのです。

もちろん、ある程度のバッファ(余裕)を確保しているケースも多いのですが、はじめからバッファ前提で締め切りを見積もるなど愚の骨頂。そういった甘い考えでは、どれだけスケジュールに余裕があろうと、締め切りを守れるはずがありません。

締め切りとは、仕事相手との「約束」であり、信頼の証でもあります。大切な約束をふいにする相手と、あなたは仕事がしたいと思いますか?

レスポンスが遅いライターもNG

同様に、連絡が滞りがちなライターも仕事相手として敬遠される傾向があります。

実は、真面目な人や慎重な人ほど、メールの返信が遅かったりします。ルーズな人はもちろんですが、仕事に真摯な姿勢で取り組んでいる人も、その丁寧さが仇となってしまうことがあるのです。

仕事でのメールのやりとりは、片方からのレスポンスが滞ると相手側が「待ち」の状態になり、仕事自体が止まってしまうケースも少なくありません。

メールの返信は、遅くても翌々営業日くらいまでには送るようにしましょう。それ以上遅くなるようなら「○○までに送ります」と伝えておくといいですね。

よく「仕事の速さはメール返信の速さに比例する」などと言って、即日レスポンスを徹底する人がいますが、これは注意が必要です。

しっかりとメールの意図を理解していない状態でその場限りの返信で済ませようとすると、結局は確認のやり取りが増えて余計な手間になってしまうことも少なくありません。

「3日以内には返してくれる」といったイメージを相手が認識してくれさえいれば、それほど急ぎすぎなくてもメールのやりとりで仕事が滞る心配はありません。自分に合ったレスポンスルールを作り、守るよう心がけましょう。

文章力はいくらでも補える

美文は必要ない

締め切りを守れない人の言い訳の一つとして、「文章に納得がいっていない」「じっくりと推敲する時間が欲しい」といったものがあります。

要するに、より文章を洗練させるために必要な遅れだったという言い分ですね。

こういった言い訳をする人は、文章に自分なりの「個性」を重視しすぎたり、文豪のような「美文」を書こうとしている傾向があります。

はっきり言います。多くのクライアントは、あなたの文章に「個性」も「美文」も求めていません。

確かに、一部の個性派ライターと呼ばれる人は、独特のワードセンスなどがウケており、それを期待して仕事を依頼するクライアントも多いのですが、そういった方はごくごく一部です。

多くのクライアントが求めているのは、あらかじめ設定されたテーマやルールを守りつつ、過不足ない情報が理解しやすくまとめられた文章。そして広く読者に受け入れられる読みやすい文章です。

そもそも、「個性」とは表面的な言葉遊びではなく、意識せずとも文章からにじみ出てくる筆者独自の視点やモノの考え方であるべきですし、凝った比喩表現などではなく、読者のことを考えた平易で読みやすい文章こそが「美文」と言えるのではないでしょうか。

校正ツールを活用しよう!

文章力はそれほど重要ではない、とはいっても、当然ながら基本的な日本語を扱うスキルはしっかりと備えている必要はあります。

外注ライターさんの中には、時折こちらが思わず唖然としてしまうほど支離滅裂な文章を書いてくる方がいらっしゃいます。

詳しくやり取りしてみると、こういった方は文章力が低いというより、単に「推敲不足」であるケースが多いように感じます。

中には、一回軽く文章を見直すだけで原稿を送ってくるライターさんも(意外と多く)いたりします。しかもこちらと細かなすり合わせを行う前提の、いわゆる「粗稿」としてではなく、完成稿のつもりなのか締め切りギリギリに出してきたりするんですよねぇ……。

締め切りは、単に守ればいいというものでもありません。クライアントが望んでいる内容・レベルの文章を納期通りに提出しなければいけないのです。

文章は、推敲・校正をすればするほどブラッシュアップされていきます。よって一通りの文章はなるべく早く書き上げて、推敲作業に注力する必要があります。

そんなときに役立つのが、いわゆる文章校正ツールと呼ばれるソフトウェアやサービスです。

誤字脱字や表現の間違い、フレーズの重複など、機械的にチェックできるものはこういったツールに任せて、書き手は全体の構成や細かな言い回しの修正に集中するようにすれば、締め切りまでの限られた時間を効率的に活用することができます。

校正ツールに関しては、以前のエントリーで詳しく紹介していますので、ぜひこちらもご確認を。

【無料/有料】日本語の文章校正ソフト・ツール28種【Win/mac】

時間がないときだけでなく、時間に余裕があるときにこそさらにその真価を発揮してくれる便利なツール。プロのライターなら利用しない手はありません。

まとめ

締め切りが守れない人というのは、自分の作業だけしか見えておらず、仕事相手やプロジェクト全体が見えていない視野狭窄の罠に陥っている可能性が高いです。

↑でも書きましたが、もう一度ここに書いておきます。

クライアントの求めるものを十全に満たす成果物を、定められた期限内にしっかりと納品する。

基本中の基本ですが、プロでもこれが守れていない人のなんと多いことか。(自戒の意味も含めて)

よく「期待以上の成果を出す」なんて言いますが、それは上記が当たり前のようにできる人が、さらにその先に目指すべきものであって、「作品を良くするためなら、少しくらい締め切りを破ってもいい」という意味では決してありません。

中にはそう言ってくれるクライアントさんもいらっしゃいますが、あくまで決めるのは相手であってあなたではありません。くれぐれも勘違いなさらぬよう。

タイトルでは「Webライター」と書きましたが、雑誌のライターやフィクションライター(小説家)でも、これは変わりません。というか、プロとして対価をもらって仕事をするすべての職業に共通する必須スキルが「締め切りを守る」ということなのではないでしょうか。

※締め切りを守れない人の特徴や具体的な対策については、別エントリーでまとめてありますので、気になる方はぜひチェックを。

締め切りを守れない人の特徴と対策【クリエーター・作家病】

世の中に広く求められ、多くの仕事を獲得できるのは、「個性」と「自分勝手」を履き違えたクリエイター気取りのライターではなく、クライアントの意図をしっかりと汲み取り、時にそれ以上の成果をもたらしてくれる職業ライターです。

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書く人。広告コピー・コラム・小説など、いろいろ書いてます。 ※noteで即興ショートショート執筆中。

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