- 一つのことに集中できなくて、仕事や勉強がちっともはかどらない。
- ついつい他のことを考えてしまうクセをなんとかしたい!
- 集中できないときに集中する方法(対処法)を教えて!
今回は、こんな悩みに応える記事を書いてみました。
僕もぶっちゃけ集中は苦手です。思考があちこちに飛びまくるのはしょっちゅうですし、同じことをずっと続けられない飽き性の傾向もあります。
それでもブログを一日一記事更新したり、自営業(フリーランス)でも締切に追われることなく毎日コツコツと仕事を進めていけるのは、自分の性格を理解した上でいくつかのコツを実践しているからです。
ということで、この記事では、
- 集中できない原因
- 他のことを考えてしまうときの解消法
などを紹介しています。
「解決法」ではなく「解消法」なのがポイントです。
実は、いまでも僕は集中して作業をしている時間はそれほど多くありません。
それで問題ない理由も記事の最後で解説していますので、ぜひご一読を。
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なぜ集中できないのか?(集中できない原因)
集中できない原因は、自分の根性が足りないから。
こんな考えは間違っています。集中できないのは本人以外にも環境など様々な要因が左右しているのですから。
※ADHDやうつのような病気・障害は除外しています。これらは聞きかじりのにわか療法ではなく、しっかりとした医師の助言を受けたほうがいいので、気になる方は気軽に相談してみるといいかと。
疲れ
体や脳に疲労が溜まっていると、作業に集中できないばかりでなく、判断能力なども落ちて効率がよくありません。
心の疲労=ストレスも作業効率を大きく落とす要因です。
飽き
僕のように飽きっぽい性格の人は、一つの作業を長く続けることができません。
集中できたとしてもごく短時間で、すぐに集中が途切れてしまうことが多いようです。
本能
人間は本来、集中しづらい性質を持っているそうです。
周囲を警戒することで生き延び、子孫を残してきた我々脆弱な人間は、特定の対象だけにずっと集中しているということが本質的に苦手だと言われています。
雑音
周囲の音も集中を阻害する大きな要因です。
常に会話や電話の音が周囲に溢れているオフィスでなかなか集中が続かないのも当然です。自宅で仕事をしていても家族の生活音や家の外で車が通る音などで集中が途切れてしまうことがあります。
スマホ
現代人が集中できない最も大きな理由は、スマホの存在です。
たとえ通知や着信音を切っていたとしても、ついつい気になって作業中もスマホに視線を向けてしまうことがありますが、もはや無意識になっているのがやっかいですね。
他のことを考えてしまうときの解消テクニック
集中できない理由が明らかになったところで、次はそれぞれの阻害要因に対応する解消策を紹介します。
疲労対策⇢気分転換する(ぼーっとする)
もっとも効果的なのは昼寝(パワーナップ)ですね。
2〜3時間もだらだらと効率の悪い作業を続けているよりも、20分ほど仮眠をとってから作業したほうがずっと効果的です。
ほかにも散歩や軽い運動も、ストレスや疲労の回復に効果があります。良いアイデアが浮かぶこともあるので一石二鳥ですよ。
飽き性対策⇢ポモドーロ・テクニックを使う
ポモドーロ・テクニックとは、短い作業と休憩とを繰り返す作業術です。
一つの作業が短時間で一区切り付くので取り掛かりやすく、短時間しか集中できない人もその集中力を効果的に使うことができます。
25分間の作業⇢5分間の休憩というのが基本ですが、人によって15分⇢3分や45分⇢15分といった具合にアレンジするのもおすすめです。
本能対策⇢タスクを分解する
人間本来の習性が長時間の集中に向いていないのなら、それにタスクのほうを合わせてあげるのが賢いやり方です。
前述したポモドーロ・テクニックと組み合わせて、作業内容をそれぞれ25分で終わるような細かいToDoに分解すると、スケジュールなどもたてやすくて便利です。
雑音対策⇢音楽をかける
耳栓などで雑音が入ってこないようにするのが一般的ですが、まったくの無音というのは作業に向いていないという話もあります。
ノイズキャンセリングイヤホン(ヘッドホン)でお気に入りの音楽を流せば、モチベーションも上がり一石二鳥です。
音楽をかけると集中できないという人は、自然音を流すか、作業はじめだけ1、2曲流すようにするのがおすすめです。
スマホ対策⇢スマホを別の場所に置く
たとえ通知をすべてオフにしていたとしても、手元にスマホがあるとどうしても気になってしまうので、物理的に距離をおいてしまうのが無難です。
リビングに充電器を設置して、基本的にスマホはそこに置いておくようにすると、作業部屋だけでなく寝室にもスマホを持ち込まなくなり、睡眠の質も上がりますよ。
気が散るのも、実は悪くない。
僕自身、いまは割り切って「それほど集中できなくてもいいや」と考えていたりします。
タスクを細かなToDoに分解すると、それぞれが単純作業になるので、あまり集中していなくても問題ないんですよね。
それよりも、
「もっと集中しなきゃ……!」
といったプレッシャーに押しつぶされてしまうほうが、よっぽど作業効率を悪化させるんじゃないかなぁと。
そんな負のスパイラルに陥ってしまっては本末転倒ですよね。
集中作業が向いているのは、論理的な思考が必要な場面だけで、何かを発想したりするときはむしろ思考があちこちに飛んでいるほうが良いアイデアが浮かんでくるなんて話もあります。
集中できないことをすべて「悪」と断ずるのではなく、限られた集中シーンを今回紹介したようなテクニックで最大限効率化しつつ、集中できないときはそれに合った作業をやればいいんじゃないかと。
どうしても集中しなきゃいけないときって、思ったほど多くないですよ。