使いやすくてコスパの良い文章校正ツールが知りたい!
そんなあなたのために、おすすめの文章校正ツールを厳選して紹介します。
メールや書類など、ビジネスの現場では毎日大量の文章を書かなければいけませんよね。
一つひとつの文章をしっかりチェックしている暇などなく、軽く目を通しただけで済ませてしまっている人も多いのでは?
しかし、文章にひとつでもミスがあると、内容自体の信頼性もガタ落ちになってしまいます。
敬語の誤りや不適切な表現など、場合によっては致命的なトラブルの元になってしまう恐れもあるのです。
そうは言っても、これ以上文章チェックに時間をかける余裕はないし・・・。
さらに、たとえ目を皿のようにしてチェックに時間をかけたとしても、人間なので見落としをゼロにすることは不可能です。八方塞がりですね。
そんなときの救世主こそが、今回紹介する『文章校正ツール』です。
この記事では、管理人が日ごろから使っているものを中心に、日本語文章校正ツールのおすすめを厳選して紹介します。
管理人は現役ライター・作家であり、現存する文章校正ツールは(使えるものは)すべて実際に試しています。
記事の結論を先に書いてしまうと、こんな感じ。
- 文章ミスだけでなく、より読みやすい・伝わりやすい文章に直したい方・・・
文章作成アドバイスツール【文賢】
- 誤字脱字等のシンプルなチェック機能に高い精度を求める人・・・
Just Right!7 Pro
、ATOKクラウドチェッカー
- 編集者やパートナーと共同で文章チェックを行いたい人・・・
【AI校正サービスShodo】
- 複数案件や作業進捗の管理もしたい人・・・
MOJI-KA
- ビジネスや収益に直結しないプライベートな文章の簡易チェックがしたい人・・・上記以外の無料ツール
以下では、それぞれの詳しい特徴についてまとめています。
具体的な文章校正ツールの選び方・使い方や、失敗しない活用のコツなども解説しているので、この記事を読めば、これまでよりずっと文章チェックにかける時間を短縮できるようになるはず。
今よりも質の高い文章を、より短時間で作成した人は、ぜひ最後までご覧ください。
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日本語文章校正ツールとは?

おすすめツールを紹介する前に、「そもそも文章校正ツールって何?」という方のために、具体的なメリット等を解説します。
文章校正ツール3つのメリット
作業効率化・時短
今のあなたに、文章チェックにかける時間はありますか?
毎日やってくる大量のメールや書類の内容を考えたり、ただ書くことに精一杯で、とても校正や推敲にかける時間などない人がほとんどではないでしょうか。
文章ミスは怖いけど、じっくりチェックしている暇がない・・・。
そんな悩みを解消してくれるのが、文章校正ツールです。
信頼性向上・ブランディング
文章には、あなたの「格」を表します。
誤字脱字や日本語の誤りなどがひとつでもあると、読者は無意識で内容自体の信頼性も低く見てしまうのです。
文章の書き方如何によっては読者に間違った意味で伝わってしまい、あらぬ誤解やトラブルを生み出してしまう恐れも・・・。
逆に言えば、正しい日本語・美しい文章は、書き手であるあなたのブランドも向上させてくれるという意味でもありますね。
コンバージョン率アップ
読者の忍耐力は、あなたが思っている何倍も低いことを忘れてはいけません。
読みづらい文章は最後まで目を通してもらえないため、成果に結びつかないのです。
文章校正ツールで読みづらい部分を直し、メッセージが効果的に伝わるようになれば、適切なコンバージョンへとつながるため、かけたコスト以上の見返りがありますよ。
校正会社(人力)と校正ツールの違い
ぶっちゃけチェック精度という点で、ツールが専門の校正会社に勝つことは(少なくとも現時点では)不可能です。
校正会社の多くはさまざまなジャンルに精通した専門の校正士を揃え、二重・三重のチェックやツールも組み合わせるなど、きめ細やかなサービスを提供していますからね。
校正ツールのメリットは、そこそこの精度の自動チェックサービスが手軽・安価に利用できるというところにあります。
項目 | 校正会社 | 校正ツール |
---|---|---|
メリット | ・精度が高い ・専門用語等にも対応 ・きめ細やかな対応 | ・料金が安い ・即納期 ・やりとり不要 |
デメリット | ・料金が高め ・ある程度は納期がかかる ・やりとりの手間あり | ・精度がそこそこ ・専門用語等に弱い ・カスタマイズ性が低い |
それぞれのメリット・デメリットは上記のようになりますので、あなたの目的に合わせて適切なほうを選ぶようにしましょう。
文章校正ツールはどんな人におすすめ?
個人的には、文章を書くすべての人が何らかの形で校正作業をサポートしてもらうべきだと考えていますが、特に必須と言えるのは以下のようなタイプです。
- 文章チェックにかける時間的余裕がない人
- 文章ミスで恥をかいたり、トラブルを起こしたくない人
- より伝わりやすい文章で、確かな成果につなげたい人
さらにこの中でも、
- 1つのミスも許されない精度の高さを求めつつ、予算・納期に余裕がある人・・・校正会社
- 手軽に使えて、目視チェックの時間を少しでも短縮したい人・・・文章校正ツール
上記のように使い分けるのがおすすめですね。
有料の日本語文章校正ツールおすすめ5選
文賢

単純な誤字脱字だけでなく、さらに読みやすい文章に仕上げたい!という方は、
文章作成アドバイスツール【文賢】
がぴったりです。
文賢の大きな特徴は、チェック項目の豊富さと独自の表現データベースにあります。
- 6カテゴリ100種類以上のチェック項目
- 3,500以上の文章表現データベース
これらを組み合わせることで、より理解しやすく効果の高い文章に仕上げることができます。
チェック項目の例はこんな感じ。
- 誤字脱字
- 誤った言葉・敬語
- 商標・固有名詞
- 誤用しやすい言葉
- 話し言葉・砕けた言葉
- 重複表現
- 半角カタカナ
- 機種依存文字
- 差別語・不快語
- ポリティカル・コレクトネス
- 接続詞
- 指示語
- 冗長表現
- 助詞の連続使用
- 同じ文末表現の連続使用
- 二重否定
- 長文(読点の数、文字数)
- 漢字/ひらがなの開き・閉じ
- ひらがな/カタカナの切り替え
- 改行の有無
- 同音異義語
これらは個別にON/OFF可能です。
ユーザーが独自で表現を追加したり、オリジナルの表記ルールを設定できるので、用途に応じて校正環境を変えられるのも非常に便利ですね。
精度の面では後述のJustRight!7 Proに一歩劣る印象ですが、運営がアップデートに積極的なので、改善までの間は他のツールと併用すれば問題ありません。
価格・料金プラン
- 初期費用:11,880円
- 月額:2,178円
KDDIや富士通といった有名企業も導入しているツールにもかかわらず、個人でも手が届く料金設定は非常にありがたいですね。
年一括払いなら1ヶ月分の料金が無料になるので、しっかり使い込んでいきたい方はこちらのプランがおすすめです。
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「文賢は使えない」評判は本当?損をしない使い方7選【レビューあり】
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JustRight!7 Pro

シンプルな文章ミスのチェックを高い精度で行いたい方は、
Just Right!7 Pro
がおすすめです。
JustRight!7 Proの大きな特徴は、なんといっても高性能な文章校正エンジンです。
文章作成ソフト「一太郎」や日本語入力システム「ATOK」等で培った日本語処理技術を用いており、今どき流行りのAIを使っていないにもかかわらず、競合ソフトを上回るレベルを実現しています。
さらに別売りの「共同通信社記者ハンドブック校正辞書」を組み合わせることで、出版・メディア業界の現場ニーズに対応したプロ顔負けの文章校正が実現できるのもポイントです。
最新バージョンでは70年ぶりに改訂された「公用文作成の考え方」にも対応。時代にマッチしたより正確な文章が作成できるようになりました。
価格はそれなりにしますが、今どき珍しい買い切りタイプなので、コスト負担が一回で済むのがわかりやすくていいですね。
価格・料金プラン
- 製品版:51,700円
- バージョンアップ版:27,720円
ライティング代行業者などでも、いまだに校正にJustRightを使っているところが多いもよう。
一つ前のバージョン(JustRight!6 Pro)ならまだAmazonで安く買えるので、こちらもおすすめですね。
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【5秒で校正】評判の校正ソフト『Just Right!6 Pro』レビュー【使い方も解説】
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ATOKクラウドチェッカー

ATOK Passport(プレミアム)の加入者なら、ATOKクラウドチェッカーが無料で使えておすすめです。
校正エンジン自体はJustRightと同等のものを使っているとのことで、チェック精度の高さは折り紙付きです。
ツールのつくりは非常にシンプルで、カスタマイズ性などはほとんどありませんが、ATOKユーザーであれば追加負担ゼロで利用できるというのは非常に大きいですね。
価格・料金プラン
- ATOK Passport月間プラン:660円/月
- ATOK Passport年間プラン:7,920円/月
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ATOKクラウドチェッカーは評判通り「使える」のか?おすすめ活用法
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shodo

外注ライターや編集者など、他の人と同じ文章を一緒に校正・編集したい人は、
【AI校正サービスShodo】
がおすすめです。
shodoの大きな特徴は、使いやすい共同編集機能です。
- 文章の一行ごとに名前付きコメントを入力・表示可能
- メンバーごとに役割(ライター・レビュアーなど)が分担できる
- チーム内で校正ルールが共有できる
これら機能によって、複数人で共同編集する際の手間やトラブルを軽減することができます。
進捗状況を原稿ごとにステータス管理できるので、情報共有や進捗確認がしやすいのもポイントですね。
AI校正自体は非常にシンプルなつくりですが、こういったツールに慣れていない人はこのくらい簡単なほうがいいのかもしれません。
価格・料金プラン
- プレミアムプラン(個人向け):1,000円/月
- ビジネスプラン(チーム向け):2,000円/月
- エンタープライズプラン(企業向け):料金は要相談
14日間は無料でプレミアムプランの機能がすべて試せるので、気になる方はチェックしてみては?
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shodo(ショドー)の評判は?|話題のAI校正&相互レビューツールを徹底解説
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MOJI-KA

複数案件を常に抱えているライターには、
MOJI-KA
が役立つかもしれません。
MOJI-KAの大きな特徴は、充実した作業管理ツールです。
- プロジェクト・タスク管理
- ポモドーロタイマー
- 文字数・売上カウンター
これらの機能によって、猥雑な作業管理の手間を省きつつ原稿執筆だけに集中することができます。
校正(校閲)ツールはあくまで機能の一部といった印象の簡単なものですが、チェック項目の個別ON/OFFや独自ルール設定などはしっかりできます。
価格・料金プラン
- 有料プラン:980円/月
1週間は無料で有料プランのすべての機能が試せるほか、クーポンコード(S0GAZN)を入力すれば1ヶ月分が無料になりますよ。
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MOJI-KA(モジカ)の評判・口コミは良い?|話題の校正ツール・エディタを現役ライターが分析
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無料の日本語文章校正ツールおすすめ4選
Microsoft Word

意外と知らない人が多いですが、Wordにも標準で校正ツールが付いています。
Word自体は有料ソフトなので、厳密には完全無料ツールというわけではありませんが、追加費用等は一切かかりません。
機能自体は単純な誤字脱字やタイプミス、表記ゆれなどを見つけてくれる程度ですが、普段からWordをメインエディタとして使っている人なら利用しない手はないですね。
Microsoft 365非加入者は、Wordの校正機能の一部が無料で利用できるMicrosoft エディターもおすすめですよ。
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【初心者向け】Word文章校正ツールの便利な使い方(おすすめ設定)
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Enno

無料で利用できる文章校正ツールの中で(有料ソフトの無料版を除き)最もおすすめなのが、Ennoです。
こちらはフリーツールでは珍しく、校正エンジン(エラーデータベース)を自前で用意しているのが特徴です。
校正漏れはエラー報告すればしっかり対応してくれるのもポイントですね。
ブックマークレットもあるので、Web上の文章を手軽にチェックしたいときに便利ですよ。
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無料タイポチェックツール(文章校正ソフト)『Enno』の使い方
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Novel supporter

Novel Supporterは、「小説推敲」を謳っている珍しい文章校正ソフトです。
こちらは単純な文章ミスのチェックというよりも、文章を読みやすく整えることに特化した機能が多いのが特徴です。
同じ単語・指示語の頻出や文末重複など、やりがちなミスを見やすくハイライト表示してくれるので、確認作業を軽減できます。
もちろん小説以外の文章にも使えるので、他のツールと組み合わせるのがおすすめですね。
proofreading-tool

GitHubで無料公開されているproofreading-toolは、定番校正API「textlint」が手軽に利用できるツールです。
こちらはテキストファイル以外に、PDFやOfficeファイル(docx・xlsx・pptx)などにも対応しているのが特徴です。
操作もファイルをドラッグ&ドロップするだけと簡単です。
設定ファイル(prh.yml)を直接編集すれば、使っていない単語を独自に設定できるのもポイントですね。
日本語文章校正ツールの選び方(5つの比較ポイント)

いろいろな種類のツールがあって、なかなかひとつに絞り込めない・・・。
そんな方のために、文章校正ツールを選ぶ際のチェックポイントを5つにまとめてみました。
チェック項目数
一言で「文章の誤り(間違い)」といっても、たくさんの種類があるのをご存知ですか?
- 誤字脱字
- タイプミス
- 慣用句等の誤用
- 固有名詞の表記ミス
- 表現間違い
- 敬語の正確さ
- 重複表現・二重否定
- 助詞の連続使用
- 漢字使用率
- 機種依存文字・常用漢字
- ポリティカル・コレクトネス etc…
文章校正ツールの中には、上記の文章ミスだけでなく表現の言い換えなど本格的な文章推敲に対応しているものもあります。
ツールによって項目の分類法が異なるので、単純比較がしづらいですが、なるべくチェック項目が多く(できれば)個別にON/OFF設定ができるものだと、ケースによって使い分けができて便利ですね。
チェック精度
文章校正ツールというからには、やはり校正精度にもこだわりたいですよね。
こちらもツールによって得意不得意があるため、正確な比較はなかなか難しいのですが、どのツールも1週間以上使ってみたことがある管理人の印象だと、TOP3は以下のとおり。
- 1位:JustRight!7 Pro
- 2位:文賢
- 3位:shodo、MOJI-KA
上記はあくまで目安に程度にとどめ、自分でもいろいろ触ってみながら相性の良いものを選びましょう。
特に、有料ツールはバージョンアップ等によって大きく精度が改善することがあるので、こまめに確認するのがおすすめですね。
追加機能
メインとなる校正機能以外にも、ツールによってさまざまなオプション機能が用意されています。
今回紹介した有料文章校正ツールの主な追加機能は、以下のとおり。
項目 | 文賢 | JustRight!7 Pro | ATOKクラウドチェッカー | shodo | MOJI-KA |
---|---|---|---|---|---|
校正・校閲関連 | ・表現データベース ・音声読み上げ ・環境別チェック ・文字数チェック ・漢字使用率チェック ・コメント付き印刷 | ・別売辞書(記者ハンドブック) ・ファイルインポート ・形態素アナライザー | ・文字数チェック | ・単語出現率チェック ・文字数チェック | ・文字数チェック |
それ以外 | ・Chrome拡張 ・Gmail誤送信チェッカー | ・アドイン(Office・Shuriken・ATOK) | ・オンライン共同編集 ・記事ステータス管理 ・Chrome・Firefox拡張 ・WordPress投稿 ・外部API(別料金) | ・ポモドーロタイマー ・売上カウンター ・タスク管理 ・クイック構成 ・Wordpress連携 ・Googleカレンダー連携 |
このようにツールによって特徴が大きく異なるので、用途にあわせてぴったりのツールを選ぶのがおすすめですね。
利用タイプ(インストール型/クラウド型)
文章校正ツールには、大きく分けて「インストール型」と「クラウド型」の2種類があります。
- インストール型:パソコンに直接インストールして使うソフト
- クラウド型:ネットに接続した状態でブラウザから利用するWebツール
それぞれの特徴は以下のとおり。
項目 | インストール型 | クラウド型 |
---|---|---|
メリット | ・オフラインでも使える ・他のソフトと連携しやすい | ・常に最新版が使える ・複数の端末・OSで使える |
デメリット | ・アップグレードコストがかかる ・インストール台数や対応OSに制限がある | ・ネットがないと使えない |
該当ツール | JustRight!7 Pro Microsoft Word Novel Supporter proofreading-tool | 文賢 ATOKクラウドチェッカー shodo MOJI-KA Enno |
こんな感じで、利用環境にあわせて選ぶのがおすすめですね。
料金(サブスク/買い切り)
価格ばかりを優先してツール選びをすると失敗しやすいので、料金関連は他の比較項目を検討したうえで最後にチェックすべきです。
文章校正ツールの料金プランには、大きく分けて「サブスクリプション」と「買い切り」の2種類があります。
それぞれの特徴は以下のとおり。
項目 | サブスク | 買い切り |
---|---|---|
メリット | ・初期コストが比較的安い ・バージョンアップコストがかからない | ・支払いが一回でいい ・トータルコストが安い |
デメリット | ・トータルコストは高め(継続してコストがかかる) | ・ある程度初期コストがかかる ・バージョンアップコストがかかる |
該当ツール | 文賢 ATOKクラウドチェッカー shodo MOJI-KA | JustRight!7 Pro |
前項の「インストール型」は買い切りタイプ、「クラウド型」はサブスクタイプであることがほとんどなので、そちらとの兼ね合いも考えて選ぶのがおすすめですね。
簡単な文章校正ツールの使い方(目的別解説)

せっかくだからなるべく色々なシーンで文章校正ツールを役立てたい!
そんな方のために、用途別に文章校正ツールの使い方をまとめてみました。
メールの文章校正
仕事関係のメールの場合、文章ミスがあると相手の信頼度が低下してしまう恐れがあるため、文章チェックは必須と言えます。
文賢やshodoには、Gmailに対応したChrome拡張が用意されているので自動チェックができて便利です。
他のツールでも文章をコピペすればOKなので、手間を惜しまないようにしましょう。
Word・Googleドキュメントの書類の文章校正
報告書やプレゼン資料などの業務関連書類も、文章ミスは致命的です。
Wordには標準で校正機能が付いているので、最低限このくらいのチェックは必ず行いましょう。
できれば他のツールも使って、より正確さを追求するといいですね。
JustRight!7 Proやproofreading-toolは、Word連携やdocxファイルに対応しているので使いやすいですが、他のツールでもコピペで確認すればOKです。
仕事の書類の場合、専門用語や社内用語なども多く用いると思うので、そういった単語は辞書登録しておいたり、表記ルールなども統一しておくのがおすすめですね。
紙・PDFの書類の文章校正
紙の書類やPDFファイルも、ひと工夫すれば文章校正が可能です。
- OCRソフトで紙の書類やPDFを文字起こし(テキスト化)する
- テキストを校正ツールにコピペしてチェックする
手順はこんな感じ。
JustRight!7 Proやproofreading-toolは、PDFファイルを直接校正できます。
OCRソフトはなるべく精度の高いものを使わないと、文字認識ミスで余計な手間がかかってしまうので注意しましょう。
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プレスリリースの文章校正
新商品・サービスの告知など、広く多くの人に公開する文章は、それだけ一つのミスの影響が大きくなってしまいます。
ValuePressのようにプレスリリースに特化した校正ツールを提供してくれているPR会社もありますが、できれば独自にチェック環境を整えておくのがおすすめです。
プレスリリース以外にも、企業の公式発表文などは一定以上の格式(形式)や質が求められるので、単なる文章ミスのチェックだけでなく、間違った情報が伝わらないよう細部の表現にも注意を払いましょう。
Webサイト・ブログの文章校正
個人の雑記ブログなら少しのミスも愛嬌で済ませられるかもしれませんが、会社の公式ホームページやアフィリエイトブログの場合、文章の質はサイト・ブログの信頼性に大きく影響します。
誤字脱字や日本語の誤りを直すだけでなく、読者にしっかり最後までコンテンツを読んでもらい、少しでも多くの成果につながるよう、表現や構成に工夫するよう心がけましょう。
文賢には表現の言い換えデータベースや読みやすさに関するアドバイス機能などがあるので、効果的に使うといいですね。
小説の文章校正
商業小説なら出版社のほうでしっかりと校正士をつけてもらえますが、投稿サイトにアップする原稿やKindleで独自販売する作品などは、自分で校正しなければいけません。
個人で校正を専門家に外注することも可能です。詳しくは別記事で。
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小説の場合、会話文や独特な言い回しなどが多く、一般的な文章と同じ校正ルールでチェックを行うと直す必要のない箇所まで指摘されてしまうため、チェック項目を個別にON/OFFするなどして小説用の独自ルールを設定しておくのがおすすめですね。
日本語文章校正ツール活用5つのコツ

文章校正ツールを使うときに、具体的に注意したほうがいいポイントとかあるの?
そんな疑問をお持ちの方のために、文章校正ツールのポテンシャルを最大限発揮するための活用のコツについてまとめました。
複数ツールを組み合わせる
現在のところ、自動文章校正ツールの精度は100%とは言えません。
さらに、ツールによってチェック項目の数や得意不得意が異なるため、複数の校正ツールを組み合わせてダブルチェック・トリプルチェックを行うと、精度面がカバーできておすすめです。
管理人は、文賢とJustRight!6 Proを併用しています。
校正と推敲を分けて考える
- 校正:誤字脱字やタイプミスなど、文章の誤りを直すこと
- 推敲:よりふさわしい(読みやすい・効果が高い)文章に直すこと
上記をごちゃ混ぜにして考えると、いつまで経っても文章チェック作業が終わりません。
これはツールを使ったチェックでも同様です。
文賢やNovel Supporterには、校正・推敲どちらもできるツールが付いていますが、他は基本的に校正作業に特化しているので、推敲作業は(できれば校正の前に)別で行うようにしましょう。
文章によってチェック項目を変える
同じ文章でも、前項で紹介した用途によってふさわしい文章(文体)が微妙に異なります。
- メール
- 報告書・プレゼン資料
- 企業の公式サイト
- オウンドメディア・個人ブログ
- 小説・シナリオ
上記のタイプごとに、個々のチェック項目のON/OFFを細かく使い分けるのがおすすめですね。
僕の場合、「仕事」「ブログ」「小説」でざっくり3段階に分けています。
独自ルールを設定する
漢字・ひらがなのバランス(開き)なども、ケースバイケースで適切な文章が異なります。
- 社内の独自ルール
- ライターとしての個人ルール
- 原稿のタイプ別ルール
こういった環境ごとに表記ルールをExcelなどで用意しておくと非常に便利ですね。
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目視・読み上げチェックも行う
前述したように、自動校正ツールは万能じゃありません。
少なくとも現時点では、完全に校正作業を丸投げするのではなく、最後は必ず自分でも一通りの文章をチェックすべきです。
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音声読み上げソフトを使って耳でも確認すると、目視では気づかなかった違和感などが発見できますよ。
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【おまけ】校正ツールは「文章力アップ」にも使える!

ツールに校正作業を任せると、文章力が鍛えられないんじゃないの?
こんな疑問を持つ人もいるかもしれませんが、実際はむしろその逆です。
文章校正ツールによって、これまで軽視していた文章チェック作業を行う習慣が身につくだけでなく、さまざまな視点から文章を見る(分析する)力が身につきます。
さらに、ツールで校正作業を効率化することで、執筆作業や推敲にもっと集中できるようになるのもポイントです。
文章力アップの秘訣は、とにかく書きまくることと直しまくること。これに尽きます。
文章校正ツールはそのどちらの助けにもなる強力なトレーニングツールにもなりますよ。
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毎日10分!文章力をアップさせる18のトレーニング方法
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まとめ
最後に、記事の結論をもう一度簡単にまとめておきます。
目的別おすすめ文章校正ツールまとめ
- 文章ミスだけでなく、より読みやすい・伝わりやすい文章に直したい方・・・
文章作成アドバイスツール【文賢】
- 誤字脱字等のシンプルなチェック機能に高い精度を求める人・・・
Just Right!7 Pro
、ATOKクラウドチェッカー
- 編集者やパートナーと共同で文章チェックを行いたい人・・・
【AI校正サービスShodo】
- 複数案件や作業進捗の管理もしたい人・・・
MOJI-KA
- ビジネスや収益に直結しないプライベートな文章の簡易チェックがしたい人・・・上記以外の無料ツール
いろいろと書きましたが、やはりこういったツールは実際に使ってみないと便利さや相性が分かりにくいので、できれば実際に触って使い勝手を確認するのがオススメです。
ここまで読んでくださった方のために、記事更新時点での各ツールのお得情報も紹介。
キャンペーン情報
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これらキャンペーンは予告なく終了・変更することが多いので、気になる方はお早めのチェックを。
過去に文章ミスで恥をかいた経験がある人は、二度と同じ悲劇を繰り返さないためにも・・・。
運よくこれまで文章で失敗したことがない人は、これから起こるかもしれない悲劇を未然に防ぐためにも・・・。
文章校正ツールは、決して損な投資にならないはず。ぜひぜひ導入のご検討をば。
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