文章の書き方

【保存版】漢字・ひらがな使い分けルール200+ツール3選【超便利】

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  • 漢字で書いたほうがいいのか、ひらがなに開いたほうがいいのか、使い分け方に迷うことが多い。
  • 文章チェックのたびに、漢字/ひらがなのルールを統一するのも面倒くさくて・・・。
  • おすすめの表記ルールや簡単に漢字・ひらがなに変換できる便利なツールがあれば教えて!

こういった悩み・疑問に答える記事を書いてみました。

  • 管理人が実際に使っている漢字/ひらがなの使い分けルール
  • 漢字・ひらがなの修正作業に役立つ便利ツール
  • 効率的に漢字→ひらがなに修正していく手順

記事の内容はこんな感じ。

今回ご紹介する表記ルールは、ライター・編集者必携の『記者ハンドブック』などを参考に、僕が独自に改良を加えたものです。

漢字とひらがなの適切なバランスは、文章の完読率や理解度を大きく左右します。

表記ゆれをなおすことは、文章の質やコンテンツの信頼性にも影響してきますので、手を抜かずしっかりチェックしましょう。

今回の記事のポイントは「漢字含有率」「可読性」「自動化」の3つです。

漢字とひらがなの割合は「3:7」

漢字/ひらがなの最適バランスは?

文章の漢字含有率は、30%あたりがもっとも読みやすいと言われています。

新聞記事なども、この基準をもとに表記を統一しています。

ネットメディアではもう少しひらがな多め(漢字含有率25%くらい)が目安になっている様ですので、実際に自分で読んでみながら最適なバランスをいろいろと模索してみましょう。

ひらがなに直したほうがいい漢字とは?

閉じるべきでない漢字の選び方

実際に文章チェックする際には、漢字からひらがなに「開く」ケースがほとんどです。

パソコンで文字入力をしていると、普段使わなかったり知らないような漢字でも手軽に変換できてしまうため、ついつい漢字の利用率が多めになってしまいがちですよね。

しかし、漢字はひらがな・カタカナに比べると可読性が落ちてしまうのも事実。

読み方がわからない人の多い難読漢字だけでなく、少しでも引っ掛かりを覚えてしまうような漢字は、なるべくひらがなに「開く」のがオススメです。

もちろん、漢字をまったく使わない「ひらがなばかりの文章」も漢字ばかりの文章と同じくらい読みづらいので、↑で紹介した漢字含有率を目安に、漢字とひらがなをうまく使い分けるようにしましょう。

漢字・ひらがなの使い分けルール【一覧表】

漢字/ひらがなの開き・閉じルール

管理人が使っている表記ルール

僕が実際に使用している「ひらがなに開いたほうがいい漢字」の一覧表を載せておきますので、よろしければ参考にどうぞ。

漢字 ひらがな
挨拶 あいさつ
敢えて あえて
胡座 あぐら
斡旋 あっせん
後で あとで
貴方 あなた
貴女 あなた
余り あまり
余りに あまりに
予め あらかじめ
改め あらため
表す あらわす
現す あらわす
有り あり
あり得る ありうる
有難い ありがたい
有り難い ありがたい
有る ある
或いは あるいは
併せて あわせて
言う いう
如何に いかに
幾つ いくつ
何れ いずれ
致します いたします
致す いたす
頂く いただく
頂き いただき
戴く いただく
戴き いただき
至って いたって
何時か いつか
一層 いっそう
一旦 いったん
一杯 いっぱい
一遍 いっぺん
今更 いまさら
未だ いまだ
居る いる
色々 いろいろ
言わば いわば
所謂 いわゆる
上で うえで
上手く うまく
羨ましい うらやましい
嬉しい うれしい
概ね おおむね
可笑しい おかしい
恐らく おそらく
各々 おのおの
面白い おもしろい
凡そ およそ
及び および
居り おり
関わらず かかわらず
係わらず かかわらず
且つ かつ
可也 かなり
可愛い かわいい
極めて きわめて
下さい ください
此処 ここ
殊更 ことさら
子供 子ども
此の この
細かい こまかい
細かく こまかく
此れ これ
先程 さきほど
流石 さすが
早速 さっそく
様々 さまざま
更に さらに
然し しかし
し難い しがたい
直に じかに
然も しかも
次第に しだいに
従って したがって
して置く しておく
暫く しばらく
過ぎる すぎる
直ぐ すぐ
凄い すごい
素敵 すてき
既に すでに
即ち すなわち
素晴らしい すばらしい
全て すべて
精精 せいぜい
折角 せっかく
是非 ぜひ
そう言う そういう
其処 そこ
其の その
そんな風 そんなふう
大分 だいぶ
大変 たいへん
沢山 たくさん
確かに たしかに
ただ
但し ただし
例えば たとえば
度々 たびたび
ため
段々 だんだん
丁度 ちょうど
一寸 ちょっと
次いで ついで
遂に ついに
使う つかう
遣う つかう
作る つくる
付ける つける
続き つづき
続く つづく
続け つづけ
繋がり つながり
繋がる つながる
繋げる つなげる
詰まらない つまらない
出来る できる
という事 ということ
到底 とうてい
通り とおり
兎角 とかく
時々 ときどき
特に とくに
何処 どこ
何方 どなた
伴い ともない
共に ともに
捉える とらえる
無い ない
尚更 なおさら
直す なおす
中々 なかなか
無く なく
何故 なぜ
何卒 なにとぞ
成る なる
何と なんと
何ら なんら
何等 なんら
温い ぬるい
後ほど のちほど
捗る はかどる
挟んで はさんで
はず
果たして はたして
甚だ はなはだ
久しぶり ひさしぶり
久々 ひさびさ
一つ ひとつ
1つ ひとつ
一人 ひとり
1人 ひとり
二つ ふたつ
程々 ほどほど
殆ど ほとんど
紛らわしい まぎらわしい
真面目 まじめ
先ず まず
益々 ますます
又は または
全く まったく
まで
難しい むずかしい
滅多 めった
滅法 めっぽう
若し もし
勿論 もちろん
以って もって
以て もって
尤も もっとも
最も もっとも
専ら もっぱら
基づ もとづ
下で もとで
元に もとに
基に もとに
最早 もはや
易しい やさしい
易い やすい
柔らかい やわらかい
故に ゆえに
行く行く ゆくゆく
由々し ゆゆし
良い よい
善い よい
様だ ようだ
様な ような
様に ように
因って よって
依って よって
拠って よって
余程 よほど
我が わが
分からない わからない
分かり わかり
分かる わかる
判る わかる
解る わかる
僅か わずか
私達 私たち
割と わりと
我々 われわれ
腕白 わんぱく

自動変換できない漢字・ひらがな

上記のほかにも、ツールで一括検索・変換ができない漢字というのも、いくつか存在します。

漢字 ひらがな
うち
くらい
ごと
こと・ごと
ころ・ごろ
さま
そば
そば
たち
とき
ところ
なか
など
なに
初め はじめ
始め はじめ
ほう
ほか
ほど
もの
もの
わけ
わたし

これらは日本語入力システム(IME)に変換癖(ぐせ)を覚えさせてしまうのがいいですね。

おすすめの漢字・ひらがなチェック&修正ツール

文賢

文賢

こちらはいわゆる「文章校正ツール」と呼ばれるものです。

完全網羅(?)文章校正ツール全32種を比較してみた【無料あり】

中でもこの『文賢』は、文章をフォームに貼りつけるだけで、ひらがなに直したほうがいい漢字を自動でチェックしてくれるという超便利機能を備えたツールです。

独自ルールも設定できるため、僕は↑で紹介した一覧表をインポートして使っています。

ほかにも漢字含有率のチェックや画面サイズ・フォントによる見え方の確認など、文章を読みやすくするための機能が数多く詰まっているので、興味がある方はぜひ試してみてくださいね。

文章の完成度を高めるライティングツール【文賢】

【文賢レビュー】単なる校正ツールではなく「推敲ツール」が正解。

漢字使用率チェッカー

漢字使用率チェッカー

コピペした文章の漢字使用率を算出してくれるツール。

修正した文章を再チェックするために、いちいち貼りつけなおすのが面倒ですが、無料で使える手軽さは何ものにも変えがたいですよね。

漢字使用率チェッカー

文字列自動置換え

文字列自動置換え

あらかじめ表記ルールを打ち込んでおけば、文章を丸ごと一括で漢字→ひらがな変換してくれるというツール。

ルールは20個までしか登録できませんが、一括置換は有料ツールでもなかなか搭載されていない機能なので、無料で試せるのはありがいですよね。

文字列置換え

効率的に漢字/ひらがな(表記ルール)を統一する手順

漢字→ひらがなの修正フロー

実際に『文賢』を使って、僕がやっている方法を紹介します。

  1. 表記ルールの登録
  2. 文章を文賢にコピペ
  3. 漢字→ひらがなに変換

フローとしてはこんな感じ。それぞれ簡単に解説していきますね。

1:表記ルールを登録する

文賢には「開いたほうがいいひらがな」の基準も標準で登録されていますが、僕は↑で紹介した独自ルールを使っています。

エクセルやGoogleスプレッドシートなどでCSVに変換した一覧表を、文賢のインポート機能で取り込みます。

文賢:表記ルールをCSVでインポート

登録は一つひとつ行うことも可能です。

2:文章を『文賢』にコピペする

文章を作成したら、文賢の入力フォームに丸ごと貼り付けます。

文賢:文章をフォームに貼り付け

数秒も待てば1で設定した基準に合わせて、文賢が自動的にチェック箇所を抽出してくれます。

3:漢字→ひらがなに修正する

漢字の開きは「推敲支援」タブに表示されます。

文賢:推敲支援タブで編集作業

あとは指摘にあわせて一つひとつ手作業で修正していきます。誤字脱字やタイプミス、表現の誤りなども一緒にチェックされるので修正していきましょう。

まとめ

今回の記事のまとめ

今回紹介した3つのポイントをおさらいします。

  • 漢字含有率:漢字/ひらがなの割合目安は「3:7」
  • 可読性:少しでも読みづらい漢字は、なるべく開く
  • 自動化:ツールを使ってチェックを自動化する

前述した『記者ハンドブック』のような基準はありますが、文章の内容や書き手のキャラクター、想定読者層などによって、どの程度漢字を開いていくのか?は微妙に変わってきます。

同じ漢字でも、印象を変えるためにあえて同じ文章の中で漢字/ひらがなを使い分ける、なんて手も。

読みやすさは当然のごとく大切ですが、文章の目的を果たすため時にはルールから逸脱することも、選択肢から外さないようにしましょう。

ルールを守るのが目的化してしまっては、本末転倒ですよね。

僕が漢字→ひらがなの変換作業まで完全に自動化していないのも、「本当に漢字を開くべきか?」と、もう一度自分の目で確認したいからです。

面倒な作業はなるべく効率化したいですが、やっぱり大切なところは丁寧にやっていきたいですね。

  • この記事を書いた人
orikasse

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書く人。広告コピー・コラム・小説など、いろいろ書いてます。 ※noteで即興ショートショート執筆中。

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