文章の書き方

【長文作成におすすめ】Scrivenerを本気レビューする【小説/論文】

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Scrivenerのレビューが知りたい。小説や論文を書くのにScrivenerが便利だって聞いたけど、本当に使えるの?

こういった方のために、Scrivenerの具体的なメリット・デメリットがわかる記事を書いてみました。

この記事を読めば、いざ購入してから「思っていたのと違う・・・」となってしまうことが防げるのではないかと。

かくいう僕も、小説家になろうと決めてから半年もかからずに新人賞を受賞し、デビューすることができたのも、Scrivenerで効率的に作品が制作できるようになったおかげだと考えています。

小説や論文など、長文を書くのに最適な文章作成ソフトを探している方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

長文(小説・論文など)を書くのにScrivenerは超おすすめ【レビュー】

今回、レビュー記事を書くにあたり、Scrivenerの持つ最大のメリットは何か、あらためて分析してみました。

その結果、

1つのファイルで原稿と参考資料や設定メモなどをまとめて管理できる。

いろいろ便利な機能はあれど、この点↑が、他の追随を許さない大きな特徴だという結論に至りました。

以下が、Scrivener3のメイン画面です。

Scrivener3のメイン画面

  1. エディタ:ここに文章を入力する
  2. バインダー:原稿を階層管理したり、参考資料などを保存しておける
  3. インスペクタ:テキストごとの概要やメモ、履歴などを参照できる

ポイントは2のバインダーです。

上記の画像は小説テンプレートのデフォルト構成ですが、原稿以外にも論文や映画の脚本、レシピ用などのテンプレートが数多く用意されています。

バインダー画面を拡大した画像は、↓こんな感じ。

小説テンプレートのデフォルト構成

論文を書くときの引用元資料や、小説を書く際の設定集・キャラクターシート、電子書籍化するときの表紙デザインなど、あらゆるデータをここで一元管理できます。

このフォルダ分けは、自分で好きなようにカスタマイズが可能です。

Scrivener導入以前は、長文を書いていると関連ファイルがどんどん増えていって、どこに何があるかわからなくなってしまったり、資料を見るのにいちいちファイルを探して開く作業が面倒で仕方ありませんでした。

導入後は、煩雑なデータを1つのファイル内で整理整頓できるので、より練り込んだ深みのある文章が書けるようになったと実感しています。

そもそもScrivenerとは、どんなソフト?

Scrivenerは、イギリスのLiterature & Latte社が開発した高機能文章作成ソフトです。

「Scrivener」には「書士」といった意味があるもよう。

最新バージョンはScrivener3。

僕はバージョン1のころから使っているのですが、当時は日本で同じような高機能文章作成ソフトがまったく存在しなかったため、購入に四苦八苦したり、有志が作成した言語パッチを使って無理やり日本語化したりしてましたね(※現在のバージョンは日本語対応済み)。

いまでもScrivenerと似たアプリは(僕の知る限り)存在せず、唯一無二の価値を持つ文章エディタと言えます。

よくライバル視されるUlyssesは、まったくの別モノ(※詳しくは後述)です。

ちなみに同社が開発したツールには、他にScappleがあり、こちらはレイアウト自由度が高いマインドマップツールといった感じのアプリになってます。

Scappleで作成したマップはScrivenerにドラッグ&ドロップするだけで連携できるので、

  1. アイデア出しをScappleで行う
  2. 文章作成をScrivenerで行う

こんな風に組み合わせて使うのがおすすめです。

Scrivenerの価格

  • mac/Windows版:5,800円
  • iOS版:2,440円
  • バンドル版(mac+Windows):9,290円

※記事執筆時点の価格になります。

Scrivenerのメリット・デメリット【競合ツール比較】

Scrivenerの競合としてよく比較される文章作成ソフトといえば『Ulysses』ですが、両者は設計コンセプトがそもそも異なるため、実際に使ってみると、それぞれの長所・短所を補い合う形になっていることがわかります。

僕は両方購入して、シーンによって使い分けています。

それを踏まえた上で、Scrivenerのメリット・デメリットをまとめてみました。

Scrivenerのメリット

参考資料や設定メモなどを一元管理できる

前述したように、バインダーを使った情報管理は長文作成において非常に便利です。

参考資料や設定メモなどを一元管理できる

さらに資料を参照する場合は、上記のように画面を二分割することもできます。

バージョン(履歴)管理が任意でできる

Scrivenerには「スナップショット」という機能があり、この機能を使えば任意のタイミングでバージョンを保存することが可能です。

バージョン(履歴)管理が任意でできる

スナップショットには日付とタイトルが付けられるため、あとから修正履歴を追ったりするのに役立ちます。

他のエディタとデータを同期できる

外部フォルダ連携機能を使えば、1つのデータだった.scrivファイルを「フォルダ+テキストファイル」という形にエクスポートできます。

他のエディタとデータを同期できる

保存形式をリッチテキストからプレーンテキストにすることで、別のテキストエディタで同じデータを編集することも可能です。

WordやePubなど様々なファイル形式にコンパイルできる

PDFやWord(docx)といった一般的な保存形式のほか、FinalDraft(fdx)やLaTeX(tex)といったものにも対応しているのが、Scrivenerならではといったところ。

WordやePubなど様々なファイル形式にコンパイルできる

ePub出力はUlyssesのものよりも、Scrivenerのほうが好みですね。

買い切りソフトなので、費用負担がわかりやすい

最近はほとんどのアプリがサブスクリプションモデルに移行しつつありますが、Scrivenerは(少なくとも現時点では)パソコン版・スマホ版どちらも買い切り形式になっています。

このあたりは好みの問題もありますが、コスト上限が決まっているのはありがたいですよね。

Scrivenerのデメリット

多機能すぎてごちゃごちゃしている

自分好みにカスタマイズしていくのが醍醐味であるScrivenerですが、その代償として機能が多すぎてうまく使いこなせないというケースがあるかも・・・。

まあ、バインダー機能だけ使う場合でも充分に便利なんですけどね。

動作がちょっと重い

旧バージョンに比べるとだいぶマシになりましたが、低スペックなパソコンだと動作が多少もたつくときがあるかもしれません。

パソコン版とスマホアプリそれぞれコストがかかる

買い切りモデルの宿命と言えますが、macとWindowsのライセンスが別々というのもちょっと残念ですよね(※割引価格のバンドル版はありますが・・・)。

サブスクアプリと違って、バージョンアップコストがかかってしまう点も注意が必要です。

おすすめのScrivener本『考えながら書く人のためのScrivener入門』

Scrivenerユーザーのバイブルとも呼ぶべき本がこちら。

考えながら書く人のためのScrivener入門

iPhone/iPadアプリ版もあり。

いつでもどこでも書きたい人のためのScrivener for iPad&iPhone入門

これをひととおり読めば、機能豊富なScrivenerの基本操作が網羅できます。

さらに、作家の藤井太洋氏が実際にScrivenerを使用している環境などのインタビューもあり、必見です。

Kindle版はカラーキャプチャ(目次が使えない)なので、紙の本を買うのがおすすめですよ。

Scrivenerでよくある質問

1つのライセンスを複数のパソコンで使える?

ライセンスを購入した本人(+家族)であれば、何台のマシンで使っても問題ないようです。

※macとWindowsはそれぞれ別ライセンスになる点だけ注意しましょう。

Mac App Store版との違いは?

基本的には同じです。

ただし、Mac App Storeで販売されるアプリはApple側がいくつかのセキュリティ制限を課しているため、いくつかの機能が使えない場合があるようです。

Mac App Storeは手軽で便利ですが、できればサイトから直接ダウンロードするのがおすすめですね(※やり方は次項で解説)。

クーポンはあるの?

アップデートのタイミングや何かのキャンペーンでたまに配られることがあるようです。

日本語テンプレートはないの?

公式のテンプレートはすべて英語です。

自分でカスタマイズしたものをテンプレート化できるので、僕の場合はそちらで日本語化しています。

Scrivenerの購入方法【無料体験版あり】

最後にScrivenerの無料体験版のダウンロード&インストール方法や、製品版の購入手順について解説します。

英語サイトですが、手順自体は非常に簡単ですよ。

無料体験版のインストール方法

Scrivnerのサイトにアクセスして「DOWNLOAD FREE TRIAL」をクリックします。

Scrivnerのサイトにアクセスして「DOWNLOAD FREE TRIAL」をクリック

自分の使っているOS(Mac/Windows)を選び、「DOWNLOAD」をクリックします。

自分の使っているOS(Mac/Windows)を選び、「DOWNLOAD」をクリック

ダウンロードしたファイルを開き、インストールします(画像はmac版)。

ダウンロードしたファイルを開き、インストール

ライセンスを持っていない場合は、「試す」ボタンを押せばOKです。

ライセンスを持っていない場合は、「試す」ボタンを押す

バックアップフォルダは後から変えられるので、そのまま「次へ」を押してOKです。

バックアップフォルダは後から変えられるので、そのまま「次へ」を押す

チュートリアルも後で見られるので、「Scrivenerの使用を開始」をクリックしましょう。

チュートリアルも後で見られるので、「Scrivenerの使用を開始」をクリック

テンプレートの選択画面になるので、好きなテンプレート(もしくは「空白」)を選びます。

テンプレートの選択画面(小説)

論文・レポート系のテンプレートはこんな感じ。

テンプレートの選択画面(ノンフィクション)

ファイル名と保存場所を決めて、「作成」をクリック。

ファイル名と保存場所

メイン画面が開いて完了です。

完全版の購入方法

試用版は30日の有効期限があるので、ひととおり触ってみて納得したら、早めに製品版へのアクティベーションを行いましょう。

まずは、購入ページにアクセスします。

Scrivener購入ページ

右はアカデミック版なので、一般の方は左の「BUY NOW」をクリックしましょう。

メールアドレスを登録

メールアドレスを登録し、「次へ進む」をクリック。

購入するライセンスの数と国(Japan)

購入するライセンスの数と国(Japan)を選び、「次へ進む」をクリック。

支払い方法

支払い方法は「Apple Pay」「クレジットカード」「PayPal」から選べます。

クレジットカード払い

クレジットカード払いの場合は、必要事項を入力し、「今すぐ支払う」をクリック。

しばらくするとメールでシリアル番号が届くので、Scrivenerのメニュから「登録しています」をクリック。

Scrivenerのメニュ→登録しています

メール記載の名前(登録者名)とシリアル番号を入力し、「登録」をクリック。

シリアル番号入力

アクティベーションを行うために「OK」を押します。

アクティベーション

無事、アクティベーション成功が確認できたら、「OK」をクリック。

アクティベーション成功

夢の高機能エディタが、これで使いたい放題です。

Scrivener製品版

Scrivenerは、長文書きに必須の文章作成ソフトです。
パソコンで文章を書く方は、ぜひ試してみてください。

Scrivener3:30日間の無料体験版あり。長文エディタおすすめNo.1。
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書く人。広告コピー・コラム・小説など、いろいろ書いてます。 ※noteで即興ショートショート執筆中。

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