- 文章をもっと早く(速く)タイピングできるようになりたい!
- タッチタイピング(ブラインドタッチ)をやりたいけれど、どうしてもミスが多くなってしまい、つい手元を確認してしまう・・・。
- タッチタイピングが上達するコツや便利グッズがあれば教えて!
こういった悩みに答える記事を書いてみました。
間違ったタイピングをいつまでも続けていると、仕事の効率が悪化し収入にも直接影響するほか、長時間作業による健康への被害なども起こりえます。
そんな事態を起こさないためにも、この記事では正しく効率的なタッチタイピングをしっかりとマスターするためのコツや、上達に役立つ便利ツールなどをまとめています。
- 高速タッチタイピングの重要ポイント2つ
- タッチタイピング上達のコツ7選
- タッチタイピングに便利なソフト・サイト・ツール
内容としてはこんな感じ。
タッチタイピングをマスターすれば、あなたのPCライフは驚くほど劇的に変化するはず。ぜひお試しあれ。
※スマホのフリック入力スピードをアップさせたい方は、別記事でおすすめの練習アプリをまとめていますので、よろしければあわせてどうぞ。
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高速タッチタイピングのポイントは2つ
素早くタッチタイピングを行うために重要なポイントは、大きく分けて次の2つです。
- タイプミスを減らす
- キータイプ効率を上げる
それぞれ詳しく解説します。
タイプミスを減らす
高速タイピングと聞くと、できる限り早くタイピングを行うことばかりを重要視してしまいがちですが、重要なのは「速さ」よりも「正確さ」です。
なぜなら、ほんの数秒タイピングスピードをアップさせたところで、タイプミス1つで台無しになってしまうから。
1つのタイプミスを直す手間を具体的に想像してみれば、それがどれだけの時間ロスで作業効率を落としてしまうかわかるはず。
これは上級者になったとしても、ずっと大切にしたいポイントですね。
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タイピングミスが多い人必見!劇的にタイプミスを減らす5つの方法
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なかなかタイプミスが減らない人は、使っているキーボードがあっていない可能性もあるので、別のものに切り替えると改善するかもしれません。
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キータイプ効率を上げる
タイピング速度をアップさせるには、なるべく少ない手間で同じ文章がタイピングできるようになることがポイントとなります。
物理的な指の速度よりも、タイプ効率自体を上げたほうがずっと楽ですし、効果が高いですからね。
詳しいコツは次項で紹介しますが、限界以上のスピードをさらに極めたい人は親指シフトなどの他の入力方法にもチャレンジしてみるといいかもしれません。
タッチタイピング上達のコツ7選
2つのポイントがわかったところで、具体的なコツを紹介します。
- ホームポジションを体に覚えさせる
- 手元を絶対に見ない
- 自分が正確に打てる速さを知る
- 正しい姿勢でタイピングする
- 長文タイピングを行う
- ショートカットキーを覚える
- 魔法の言葉を毎日タイピングする
効果的なのはこんなところでしょうか。それぞれ詳しく解説していきますね。
ホームポジションを体に覚えさせる
タッチタイピングの基本は「ホームポジション」です。
ホームポジションとは、キーボード入力を最も効率的に行うことができるとされる指の基本的配置のことである。(ホームポジションとは何? Weblio辞書)
このホームポジションをしっかりと体に覚え込ませることが、何よりも先決となります。
パソコン(モニター)の前に座ったら、自然と手がホームポジションの位置に固定される状態になるのが、正しいタイピングの第一歩です。
独学でタイピングを身につけている人の多くが、こういった基礎をおろそかにしているせいで間違ったタイピングを覚えてしまい、タイプミスが多くなるというケースが非常に多いです。
すでに間違ったタイピングが体に染み付いてしまっている人は、タイピング講座などでプロから基礎をみっちり鍛え直してもらうのも、一つの手ですよ。
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手元を絶対に見ない
タッチタイピング(ブラインドタッチ)の練習とはいっても、慣れないうちはついつい手元を見ながら文章を打ってしまいがちですが、これは厳禁です。
視線が手元に固定していると、いつまでたっても指が正しいキー配列を覚えてくれません。はじめは恐る恐るでも(間違えても)いいので、なるべく手元は見ずにタイプしてください。
画面に意識を向けると手元がおろそかになってしまう、という人は、目をつぶって意識を手元に集中させながらタイピングを行ってみましょう。
僕は文章作成するときにモニターから視線を外していることが多買ったりします。
自分が正確に打てる速さを知る
タイピング速度を測るときは、まったくタイプミスをせずに打てるスピードを意識するようにしましょう。
ミス0(ゼロ)を意識すると、自分が思っているよりもずっと遅いスピードになってしまいますが、慣れていけばこの状態でも少しずつ速度を上げていくことができるようになります。
結果的には、現時点でもこのほうが文章作成効率は高かったりするものですよ。
正しい姿勢でタイピングする
意外と見落としがちですが、姿勢が悪いとタイプミスが多くなってしまいます。
- 肘の角度は90度
- ディスプレイの高さは視線のやや下
- 椅子の背もたれは使わない(ランバーサポートはOK)
押さえておくべきポイントはこんなところでしょうか。厚みのあるキーボードを使う時などはパームレストで高さを調整するのもおすすめです。
ほかにも自分にあった使いやすいキーボードを選ぶというのもコツのひとつです。
こういった部分は健康にも影響する重要な要素なので、できる限り早い段階で正すよう心がけましょうね。
長文タイピングを行う
変換キーを押す頻度というのは、タイプ効率に大きく影響します。
よってなるべく変換キーをタイプしない「長文タイピング」で文章を作成するように意識してみましょう。
Macの自動変換(ライブ変換)機能を使えば、変換キーをほぼ一度も押さずに文章を入力することができるようになったりしますよ。
ショートカットキーを覚える
便利なショートカットキーを覚えることで、文字入力の効率がアップするほか、ホームポジションから手を動かさずに記号入力やカーソル移動が行えるようになり、タイプミスが減るメリットもあります。
意外と知られていないショートカットキーがいくつもあるので、この機会にすべてマスターしてしまいましょう。
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魔法の言葉を毎日タイピングする
以下の5つのフレーズには、タイピングに必要な様々なテクニックが効率的に凝縮されています。
- ここはどこわたしはだれ
- 奥の細道ぼくの近道
- ファジイで粋で最高だ
- FだJださあ来いさあ来い
- パーキングエリアじゅうで、ファンはずっと湯花を蒸す
この5フレーズを毎日作業前に一通りタイピングすることで、頭や指先をいわゆる「文章作成モード」にするというやり方もおすすめです。
モーニングルーティン代わりにいかが?
タッチタイピングの上達に役立つ便利ソフト・サイト・ツール
僕がおすすめするのは、次の7つです。
- e-typing
- TypeLighter
- CheatSheet
- Realforceキーボード
- パームレスト
- 寿司打
- タイ速
それぞれ詳しく解説していきますね。
e-typing
タッチタイピングのトレーニングに最適な無料サイトです。
レベルに合わせて様々な練習問題が用意されており、会員登録すれば日々の成長をグラフで確認することもできます。
魔法の言葉が練習できる問題もあるので、ブックマークしておくのがおすすめです。
TypeLighter
2ch(5ch)のタイピングスレ発祥のフリーソフト。
こちらのソフトはタイプミスが記録されたり、制限を設けたりできるモードがあるので、ミス0(ゼロ)を目指すトレーニングに最適です。
CheatSheet
タイプ効率をアップさせるのに欠かせないショートカットキーを覚えるのにぴったりなMacアプリがこちら。
これを入れておけば、コマンドキー(⌘)を押すだけで、使用アプリのショートカット一覧が表示されるようになります。
Realforceキーボード
高性能キーボードの代名詞。プロの愛用者も多いおすすめキーボードがこちら。
3万円近い価格が尻込みしてしまいますが、使ってみるとその差は歴然です。
僕はテンキーレスの荷重30gモデルを使っていますが、いろいろバリエーションがあるので自分が使いやすいモデルを選ぶのがいいでしょう。
パームレスト
Realforceは少し厚みがあるので、高さ調節を兼ねてパームレスト(リストレスト)を使っています。
フルキーボード用をテンキーレスキーボードと組み合わせると、マウスレスとも兼ねられて便利ですよ。
寿司打
ある程度タイピングをマスターしたら、ゲーム性のある練習ソフトでさらに腕を磨いていきましょう。
こちらのソフト(Webアプリ)はYouTubeで動画などもよくアップされているので、モチベーション維持に役立ちます。
タイ速
ストイックにスピードを極めていきたい人は、こちらのアプリもおすすめ。
思わずツッコミたくなる文章に惑わされないよう、冷静なマインドを身につける練習にもなりますよ。
タッチタイピングは、意識改革の一歩。
僕自身、タッチタイピングを覚える以前とくらべて、文章作成効率が10倍どころかもっとアップした実感があります。
もちろんこれはタッチタイピングの習得だけでなく、文章構成テクニックや推敲・校正の効率化といった要素も含めた成果ではあります。
しかし、タッチタイピングが大きなきっかけの一つであったことは間違いありません。
普段意識していないと、うっかり起こるタイプミスに無頓着だったり、ついつい便利なマウスやテンキーに頼ってしまったりしがちですが、高速タッチタイピングを突き詰めていく中で新たな発見がいくつもあり、様々な改善を施すことができました。
体への負担も減ったので、健康的に作業ができるようになったのも大きいですね。作業効率アップも含め、文章作成に関する心理的なハードルがぐっと下がった気がします。
チリも積もればなんとやら。常日頃からこういった細かな改善点を見逃さないように、効率よく生きていきたいものですね。