この記事では、ChatGPTとEdrawMindを組み合わせた文章作成のコツを紹介します。
マインドマップでアイデアの整理や文章構成を明確化し、AIを使ってより効率的なアウトプットを得ることで、あなたはよりクリエイティブな文章を作成できるようになります。
初心者でも簡単に実践できるように、なるべく詳しく使い方を解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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ChatGPTとは?
ChatGPTは、自然言語処理技術に基づく人工知能(AI)の一種であり、テキストから意味を理解し、人間のように自然に対話することができるツールです。
また、自然言語の生成にも対応しており、人工的に生成された文章を自然な文章に近づけることができます。
ChatGPT(もしくはベースとなるGPT-3)は、現在、多くの分野で導入が試みられており、カスタマーサポート、語学学習、自動翻訳などでの利用が模索されています。今後もますます多くの分野で活躍が期待されるでしょう。
ChatGPTを使用することで、あなたは自然言語でのコミュニケーションを通じて、様々なトピックについてのアイデアや情報を提供してもらうことが可能となります。
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EdrawMindとは?
EdrawMindは、アイデアや情報を整理するために便利なマインドマップツールです。
このツールを使用すると、あなたのアイデアを簡単に視覚化することができ、異なる視点から問題を分析し、解決策を見つけることができます。
EdrawMindはプレゼンテーションの作成にも役立ちます。たとえば、あなたが新しい製品のプレゼンテーションを作成している場合、EdrawMindを使用してアイデアを効率的に整理でき、製品の特徴や利点を明確に伝えることができます。
EdrawMindを使うことで、あなたのコミュニケーションはより効果的になり、ビジネスの成功につなげられるはずです。
ChatGPTとEdrawMindを組み合わせることで、より効率的な文章作成が可能となります。
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ChatGPTとEdrawMindを使って文章作成する方法【手順解説】
アイデアを出す
まずは、EdrawMindで思いついたアイデアを書き出していきます。
今回は「マインドマップ」をテーマに記事を書くことを想定してみました。
このままだとテーマの範囲が広すぎるので、関連するテーマを書き出してみます。
いきなりChatGPTにアイデアを考えてもらうのもいいですが、まずは自分の頭で考えてみることが大切です。
アイデアが出てこなくなったら、ChatGPTにアイデアを出してもらいましょう。
- 関連するキーワードを挙げてください。
- 組み合わせて検索されることが多いキーワードを挙げてください。
これらをEdrawMindにコピペします。
キーワードの整理(重複や並べ替えなど)は自分で行ってもいいのですが、ChatGPTに代行してもらうテクニックもあります。
- 以下のキーワードリストを、意味が重複するものは削除し、関連性のあるジャンルごとに階層化してください。
そのままEdrawMindにコピペすれば、階層構造を保ったままマインドマップ化できます。
アイデアを拡張・深掘りする
リストの中から、記事で取り上げたいテーマを決めます。
今回は、「マインドマップのビジネス活用」をテーマに記事を考えてみたいと思います。
さらにテーマを深掘りするために、ChatGPTの力を借ります。
- 関連するテーマやキーワードを書き出してください。
・・・意外とありますねぇ。こちらもEdrawMindに貼り付けていきます。
「ビジネスプロセス改善」あたりが面白そうなので、テーマをさらに絞り込んでみたいと思います。
・・・お、おぉ。また色々とキーワードが出てきましたね。
わからないキーワードがあれば、ChatGPTに聞きましょう。
マインドマップがごちゃごちゃしてきたので、使わないトピックは閉じて少し整理します。
さらにニッチなテーマに絞ってもいいのですが、今回は「マインドマップを使ったビジネスプロセス改善法」を記事トピックにしてみたいと思います。
アウトラインをまとめる
トピックも決まったところで、次は具体的な記事の内容を考えていきましょう。
このまま同じマインドマップを使ってもいいのですが、記事構成用に新しくマップを作って、それぞれを参照しながら作業を進めたほうがスムーズです。
まずは、記事の構成をChatGPTに考えてもらいます。
- 見出しのアイデアを書き出してください。
出力された見出しをEdrawMindに貼り付けます。
見出しを俯瞰で見て、並べ替えやトピックの追加などを行います。
大枠はこんな感じでしょうか。
文章を書く
アウトラインができたので、いよいよ本文の作成に入っていきましょう。
ChatGPTにトピックごとに質問を投げかけていきます。
- 〜とは何ですか?
- 〜について詳しく説明してください。
※途中で疑問点や追加トピックなどあれば、適宜足していきましょう。
ひと通り出力結果をEdrawMindに貼り付けたものがこちら。
・・・細かすぎて見えないですよね。
一部拡大すると、こんな感じになってます。
文章を改善する
一通り文章が書き上がったら、より読みやすい(伝わりやすい)内容・表現に書き直していきましょう。
EdrawMindにも校閲(スペルチェック)機能が付いていますが、せっかくなのでリライトもChatGPTで行っていきます。
EdrawMindの表示を「マインドマップ」から「アウトライン」に切り替えます。
段落ごとにChatGPTでリライトを行っていきます。
- あなたはプロの編集者です。以下の文章を、内容が正しく読者に伝わるよう書き直してください。
- あなたはプロの校正士です。以下の文章の誤字脱字やタイプミスをチェックし、修正してください。
- 「○○」を、より印象的な表現に書き直してください。
こういったプロンプトを使って、文章をブラッシュアップしましょう。
最終的にもう一度、人の目でチェックを行えば完成です。
ChatGPTが出力した「成功事例」は架空のものなので、記事にする際はインタビュー取材などで集めたリアル事例を載せるようにしましょう。
共有する
完成したマインドマップ(原稿)は、様々なファイル形式でダウンロードして手軽に共有できます。
他にも、EdrawMindのコラボレーション機能を使って、他のユーザー(共同作業者・編集者・クライアントなど)とマップを共有しながら作業を進めることも可能です。
ChatGPTが出力した文章は、他の人にもわかりやすいように色分けやタグ付けなどをしておくといいかもしれませんね。
また、ユーザーコミュニティにマインドマップを投稿することも可能です。
他のユーザーが投稿したマップをチェックしたり、コピーすることもできるので、作り方やデザインの参考にしてみては?
プレゼンテーションを作成する
今回は、ブログ記事用の文章を作成しましたが、プレゼンのアイデア出しからスライドの作成までをEdrawMindで完結させることも可能です。
- トラバース(手動):マインドマップ全体をスライドに表示し、ナビゲーションキーでトピックを強調表示しながらプレゼンを進める。
- スライド(自動作成も可):中心トピックから時計回りに自動でスライドページを作成し、パワポのようにプレゼンを行う。
ChatGPTにプレゼン原稿を考えてもらったり、注意点を聞いておくのも面白いかもしれませんね。
- ここまでの内容から、20分以内に収まる適切なプレゼンスピーチの原稿を考えてください。
- 以下の内容をクライアントにプレゼンする際、注意点や押さえておくべきポイントを教えてください。
AI・マインドマップのメリット/デメリット
AIとマインドマップには、それぞれ得意なことや不得意なことがあり、状況に合わせて使い分けることが大切です。
AIが得意なこと・不得意なこと
AIのメリット
- 人間とのやり取りに近い感覚でアイデアや情報を得ることができる。
- 大量のデータを元に学習した広範囲の知識を持っており、多岐にわたる分野のアイデアを提供してくれる。
- 結果がすぐに得られるため、スピーディなアイデア出しや問題解決が可能。
AIのデメリット
- 提供されたアイデアが必ずしも正しいとは限らず、誤った情報を提供する可能性があるため、常に判断力が求められる。
- 時には意図と異なる回答が返ってくることもあるため、正確なコミュニケーションが必要。
- こちらで情報を整理し、アイデアをまとめながら会話を進める必要がある。
マインドマップが得意なこと・不得意なこと
マインドマップのメリット
- 複雑な情報を視覚的に整理できる。
- ソフトウェアツールであれば、デジタルファイルとして保存や編集ができるため、共有やバックアップなどが容易。
- アイデア出しや情報整理が行いやすいため、作業時間が節約できる。
マインドマップのデメリット
- ツールの使い方を習得する必要があり、熟練度が上がるまで時間がかかることもある。
- 紙(手描き)のマインドマップの場合、書き直しに手間がかかったり、アイデアの保存・管理・共有などがしづらい。
- アイデアを出したり整理するのはあくまで人間であり、AI(ChatGPT)のように幅広い分野の知識やアイデアを提供してもらうことは不可能。
AI(ChatGPT)とマインドマップ(EdrawMind)を効果的に組み合わせるコツ
必ず、自分で考えてからAIを頼る。
ChatGPTの便利さを目の当たりにすると、ついつい自分で考えずに何でもChatGPTに頼ってしまいがちですよね。
そんな誘惑を何とか抑え、まずは自分の頭でアイデアを出すことが大切です。
今回はChatGPTの機能・性能をわかりやすくするため、ChatGPTでいきなり本文作成やリライトを行いましたが、本来ならその前に自分の手で文章を書き、チェックすべきです。
アイデアが全く出てこなくたって構いません。成果が全く無いように見えても、一度必死に頭を働かせた後だとChatGPTが出力した内容に対する理解度や分析力がアップし、そこから新しいアイデアを思いつくことだってあるからです。
作業スペースを分けて、頭を切り替える。
せっかく2つの性質の異なるツールを組み合わせているのですから、
- マインドマップ(EdrawMind):自分の頭で考えるためのスペース
- AI(ChatGPT):アイデアや閃きのきっかけを得るためのスペース
こんなふうに役割を明確に分け、ウィンドウを切り替えると同時に頭のスイッチも切り替えるのがおすすめです。
様々なシーンで積極的に組み合わせていく。
今回のようなブログ記事の作成はもちろんのこと、
- 仕事の資料
- メールの文章
- ToDoリスト
- 学習管理
- 趣味の備忘録
などなど、様々なシーンで2つのツールを組み合わせたアウトプットを試してみましょう。
別のジャンルで発見したユニークな使い方が、仕事に役立ったり・・・なんてこともあるかもしれませんよ。
まとめ
本記事では、マインドマップツール『EdrawMind』と、文章生成AI『ChatGPT』を組み合わせた文章作成方法を解説しました。
あなたもChatGPTとEdrawMindを活用して、ぜひ効率的かつクリエイティブな文章作成を行ってみてください。