- 文章の誤字脱字等のチェックの手間をできるだけ省きたい!
- 有料の構成ツールも魅力的だけれど、とりあえずまずは無料の文章チェックツールから試してみたい。
- おすすめのフリーソフトと詳しい使い方を教えて!
こんな悩みに応える記事を書いてみました。
僕もブログを書くときは、必ず最後に文章チェックツールを使って誤字脱字等の確認をするようにしています。
目視での確認は時間がかかりますし、何度見直しても見落としがあったりするんですよねぇ……。
最もオススメなのは↓でも紹介している『文賢』ですが、無料のチェックツールでも普段使いの文章を確認するには充分といえるかもしれません。
-
【無料/有料】現役ライターおすすめ日本語文章校正ツール9選【比較あり】
続きを見る
というわけで、この記事では無料の文章チェックツールの中でも特に便利な『Enno』について、具体的な使い方の手順を紹介したいと思います。
まずはこの無料ツールを使いこなせるようになってから、次のステップとして他の文章校正ツールに手を出すというやり方がおすすめですよ。
スポンサーリンク
主な文章チェックポイント15個
一言で「文章チェック(文章校正)」といっても、様々なチェックポイントがあります。
主な校正ポイントは以下になります。
- 誤字脱字
- タイプミス
- 慣用句等の誤用
- 固有名詞の表記ミス
- 表現間違い
- 敬語の正確さ
- 重複表現・二重否定
- 助詞の連続使用
- 漢字使用率
- 機種依存文字・常用漢字
- ポリティカル・コレクトネス
さらに具体的な中身のチェック項目(推敲ポイント)として、
- 接続詞の正確さ・多用
- 句読点の位置・量
- 表記の統一
- 表現のブラッシュアップ
こういったものを確認しながら、文章を磨いていきます。
一度の確認でそのすべてをチェックするのは非常に難しく、見落としも多くなってしまうため、チェック項目ごとに文章を何度も見直すのがおすすめです。
特定のエラー発見に特化したチェックツールは、こういったやり方でも非常に役立ちます。
無料文章チェックツール『Enno』の使い方
Ennoでチェックできるのは以下の項目です。
- タイポ(タイプミス)
- スペースのエラー
- 誤字脱字
- 変換ミス
- 入力後の編集ミス
- 文字化け
英語やソースコードなどを含んでいるままでもチェックしてくれるのが、ブロガーなどにはありがたいですよね。
以下が、具体的なチェック手順になります。
1.チェックしたい文章を入力
Ennoのトップページにアクセスして右側のフォームにチェックしたい文章を入力します。
※ブックマークレットを使ってウェブ上の文章をチェックすることもできます。
今回は、右下の「例文入力」ボタンを使ってサンプルの文章を入力してみます。
2.チェックボタンをクリック
フォーム下の「タイポ/変換ミス/誤字脱字エラーをチェックする」と書かれたボタンをクリックします。
すると、画面上部に↓の画像のようなメッセージウィンドウが表示されます。
Ennoは安全性のため、入力した文章をデータベースやログに残さない仕様のようですが、念の為の確認といったところでしょうか。
問題なければ「OK」をクリックします。
3.チェック結果を表示
チェック結果が表示されました。
一般的な誤字脱字や句読点のミスは黄色で、その他の文法解釈や用法が複数ある場合などは緑色で該当箇所がハイライトされます。
マウスオーバーすると詳しい説明が表示されます。
ページ下部にはエラー箇所と解説とが一覧で表示されています。
4.ミスを確認・修正する
右側のフォームで直接エラー箇所を修正し、もう一度チェックボタンを押します。
これを繰り返してエラーがなくなるまで(もしくはこれで良いと判断できるまで)修正を続け、最後に文章全体をコピーすれば完了です。
ツールを徹底活用しよう!
今回紹介した『Enno』以外にも、↓の記事でも紹介しているように様々なタイプの文章チェックツールが存在します。
-
【無料/有料】現役ライターおすすめ日本語文章校正ツール9選【比較あり】
続きを見る
プロのライターや作家を目指すなら、あらゆる角度から文章をチェックしてくれる『文賢』の導入を検討してみるのもおすすめですが、無料のツールだけでも複数組み合わせれば(多少手間はかかりますが)有料ツールに近いことができます。
色々なツールを使って文章をチェックしていると、普段あまり意識しないようなポイントを指摘され、書くことに対する見識がさらに高まった(深まった)ような感覚を味わうことがあります。
「ツールに頼ってばかりいると、文章上達の妨げになるのでは……?」と不安になる方もいるかと思いますが、要は使い方次第なのではないかと。
むしろ、こういったツールを自分の手足のように使いこなして、自分の文章力の糧にしてしまうくらいの気概のほうが、より楽しくライティングが行えるようになりますよ。