- ポモドーロテクニックで失敗しないためのコツが知りたい。
- 何度か試してみたけど、どうもうまくいかない。25分間集中力が続かないし、タイマーが鳴っても思うように切り替えができない・・・。
- ポモドーロテクニックで仕事や勉強を効率化するために、押さえておくべきポイントを教えて!
そんな悩みをお持ちの方のために、10年以上ポモドーロテクニックを続けている管理人が、成功のコツを解説します。
仕事や勉強の生産性をもっとアップさせたい!
誰もが、常にそう願っていますよね。
作業がどうしても捗らない・・・。まず重い腰を上げるのに一苦労だし、いざ始めてみても集中が長続きしない。結局、時間ばかりがダラダラと過ぎてちっとも作業が終わらない・・・。
僕も昔からそんな悩みから、さまざまなテクニックを試してきました。
数々のいわゆる「作業ハック」というものを試してきましたが、いまだに続いているのは今回紹介するポモドーロテクニックくらいですね。
そんな僕でも、ポモドーロテクニックをやり始めたころはいろいろな失敗をしてきました。
シンプルなルールすらしっかり守れなかったり、本質を理解しないで自分勝手なアレンジを加えたり・・・。
生産性アップなど望むべくもなく、
と落ち込む毎日でした。
そんな失敗をしないために、今回はポモドーロテクニックで失敗する人の特徴や、成功のための具体的な手順を詳しくまとめてみました。
この記事を読めば、ポモドーロテクニックのポテンシャルを120%発揮して、仕事や勉強の効率を格段にアップさせることができるはず。ぜひ最後までご覧ください。
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ポモドーロテクニックとは?
ポモドーロテクニックは、今からおよそ40年前、当時学生だったイタリア人フランチェスコ・シリロによって考案された時間管理術です。
彼がトマト型のキッチンタイマーを使っていたことから、イタリア語でトマトを意味する「ポモドーロ」の名前がついたそうです。
ポモドーロテクニックのやり方
ポモドーロテクニックの方法は非常に簡単。
作業(1ポモドーロ=25分)と休憩(5分)を交互に繰り返す。
これだけです。
4ポモドーロ(2時間)後に長めの休憩を取ることが推奨されています。
ポモドーロテクニックの効果(メリット)
人間が高い集中力を持続させることができるのは、15分が限界と言われています。
作業を開始してすぐにトップスピードに入れる人は少ないはず。助走時間もろもろを加えて「25分」をひとつの区切りとし、ダレる前に作業を中断することで高い生産性が維持できるというわけです。
他にも、
- 締め切り効果
- マルチタスクの防止
- タスク管理がしやすい
といったさまざまなメリットがあります。
ポモドーロテクニックのデメリット
逆にデメリットは何か、と考えてみたのですが・・・特には思いつかなかったんですよね。
ただし、それは正しいやり方でポモドーロテクニックを行った場合に限ります。
間違ったやり方でポモドーロテクニックを行ってしまうと、作業効率が良くなるどころか、かえって生産性が大きくダウンする結果になってしまいます。
ポモドーロテクニックで失敗する人の特徴3つ
1ポモドーロで作業の区切りがつかない
ポモドーロテクニックでは、1ポモドーロが終了したらきちんと手を止めるのが鉄則です。
このとき、作業にある程度のメドがついていないと、「あとちょっと・・・」といった感じでタイマーが鳴っても作業を続けてしまいがちです。
これでは通常と変わらずダラダラと作業が続くだけ。まったく意味がありません。
作業中に何度もタイマーを見てしまう
残り時間が気になって頻繁にタイマーを確認してしまうのは、集中できていない証拠です。
過度に時間を気にしすぎると、焦るばかりで手は一向に進みません。作業が時間内に終わらなかったときの反省は、後でやりましょう。
作業中に何か他のやることや急用ができてタイマーを一時停止してしまうというのも、やりがちですが厳禁です。
公式では、中断したポモドーロは終了とみなし、また新たなポモドーロを開始するよう推奨されています。
休憩時間に他のことをしてしまう
5分間の休憩ではしっかりと「休む」のが大切です。
スマホでSNSをチェックしたり、ゲームで遊んだりといった行動は気分転換になるかもしれませんが、次のポモドーロ(作業)に入る妨げになるだけです。
逆に、休憩中に先ほど終わらせた作業や次の作業のことをあれこれ考えてしまうのも禁物です。
休憩は休憩。頭を空っぽにしてまっさらな状態で次のポモドーロに挑めるようにしましょう。
ポモドーロテクニックを成功させるコツ【5つの手順で解説】
そういった疑問をお持ちの方のために、ここからはポモドーロテクニックを成功させるための詳しい手順を解説していきます。
タスクを細かく分割する
作業に入る前に、ポモドーロテクニックを使って行うタスクをできる限り細かく分割しておきましょう。
タスクは1ポモドーロ(25分)で終わらせられるサイズがベストです。
どうしても終わらない作業でも、
といったように、おおよその区切りをつけておくのがおすすめです。
時間(サイクル)をカスタマイズする
勝手なアレンジは禁物ですが、これだけは別です。
人によって集中が継続する時間や、集中できるまでの時間というのは微妙に異なります。
大切なのは自分に合ったリズムで作業→休憩のサイクルを続けること。
はじめのうちは25分でも長すぎるという方もいるでしょうし、15分くらいに短縮するのもアリですよ。
自分に合ったタイマーを選ぶ
いまは無料アプリなどもあるので、それらを使っている人も多いかもしれません。
しかし、タイマーが鳴ったときについついスマホで他の通知なども見てしまうという人は、別のタイマーを使うようにしましょう。
おすすめのポモドーロタイマーについては、以前の記事で詳しく紹介していますのでよろしければ合わせてどうぞ。
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無料あり:ポモドーロタイマーおすすめ11選【アプリ/Web/物理】
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作業中と休憩時間で居場所やBGMを変える
作業と休憩とでしっかり気持ちを切り替えられるように、休憩中はデスクから移動するのがおすすめです。
音楽を聴きながら作業をしている人は、作業用と休憩用でBGMを切り替えるのもおすすめ。
iPhoneを使っている人は「ショートカット」で時間ごとに自動で曲が切り替わるようにするのもいいですよ。
完璧主義にならない。
ポモドーロテクニックの本質は、重要なことだけに集中できる環境を作る、これに尽きます。
クオリティを少しでも上げようと努力することは大切ですが、そのためにあまり重要でない細かなところにこだわり過ぎるのは禁物です。
時間をかければいいものができるのは当たり前。
プロならば、いかに限られた時間で最大の成果を出すか?が求められます。
余計なこだわりは趣味の時間にでもとっておいて、仕事ではプロに徹しましょう。
まとめ
今回は、ポモドーロテクニックを成功させる(失敗しない)ための方法について解説しました。
僕はポモドーロテクニックと出会わなければ、いまこうやってライター・ブロガーとして自分に合ったワークスタイルを続けることはできなかったでしょう。
あなたもこのシンプルな、しかし絶大なメリットをもたらしてくれるテクニックを身につけて、自分らしい働き方をぜひ手に入れてください。
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