- 記事監修サービスを探している。
- 記事の内容を専門家に確認してもらいたいけれど、方法がよくわからない。監修者選び・やり取りで失敗して、お金や時間を無駄にしたくない・・・。
- 手軽で信頼性の高い記事監修サービスを教えて!
こんな悩み・問題をお持ちのあなたのために、おすすめの記事監修サービスを紹介します。
僕も、現役ライターとして情報収集やライティングに(多少なりとも)覚えがあるつもりですが、やはりそれぞれのジャンルで活躍する専門家の知見には敵いません。
特に、正確性や適切性が厳しく求められるジャンルの情報に関しては、自分ひとりで解決しようとせず、素直に専門家の助けを借りるべきでしょう。
でも、専門家の伝手がない人はどうやって探したり選んだらいいか分からないですし、やりとりなどもスムーズに行えるか心配な方も多いのでは?
今回は、そんなときに便利な『記事監修サービス』をまとめてみました。
実際に記事監修サービスの選び方や、失敗しないためのポイントなども解説していますので、この記事を読めば、初めての方でも気軽に記事監修が依頼できるようになるはず。
記事に信頼性や権威性をアップさせたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
記事監修サービスとは?
記事監修サービスとは、その名の通り、専門家に記事監修を依頼できるサービスを指します。
主に以下の3種類があり、それぞれ特徴が異なります。
- 監修のみを行うサービス:専門家が記事の内容チェックと修正(・加筆)のみを行うサービス。費用が抑えられるが、記事自体は自分で用意する必要がある。
- 記事作成代行も行うサービス:記事作成から監修まで一貫して代行してくれるサービス。執筆の手間を軽減でき、専門性の高いコンテンツが作れるが、費用が高くなる傾向がある。
- クラウドソーシングサービス:利用者自身が監修者を探して直接依頼できるサービス。この中では一番安価で利用できるが、コミュニケーションの手間がかかったり、仕事の質に差が出やすい。
このように、それぞれにメリット・デメリットがあるので、予算や手間、求めるクオリティに応じて、最適なサービスを選ぶことが重要です。
今回の記事では、1の「記事監修のみを行うサービス」をメインに、具体的なおすすめサイトを紹介していきます。
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【2022年版】ブログ記事作成代行サービスおすすめ13選|比較・選び方解説あり
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おすすめの記事監修サービス5選
みんなの記事監修
『みんなの記事監修』は、株式会社サイトクリエーションが運営する記事監修サービスです。
- 弁護士、税理士、キャリアコンサルタント、エンジニアなど、様々な分野の専門家が100名以上登録されている。
- 各専門家のプロフィール(経歴・実績)や得意分野が詳しく紹介されている。
- 監修後、専門家のサイトからのリンクが掲載される。
このように、幅広い分野の専門家が在籍し、各専門家のプロフィールと得意分野が明示されているため、依頼内容に適した監修者を見つけやすいサービスと言えますね。
ウェブ記事以外にも、YouTube等の動画の台本やセミナー資料・PDFの監修なども行ってくれるようなので、記事監修初心者は、まずはこちらのサービスから試してみては?
みんなの記事監修-
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レンタレ
『レンタレ』は、株式会社レンが運営する記事監修サービスです。
- メディア経験豊富な専門家が多数在籍
- 紹介だけでなく、専門家とのやりとりも代行してくれる。
- 最短翌日に専門家をアサインしてくれる。
医師・獣医・薬剤師・管理栄養士など、国家資格を有する専門家の記事監修だけでなく、取材・インタビューや、リサーチ・アンケート、LPへの顔出しコメントなど幅広く対応しています。
監修記事には独自の推奨マークも提供可能。公式サイトに明記されていない依頼にも柔軟に対応してくれるようなので、気軽に相談してみては?
株式会社ダンク
こちらは1994年創業の編集・校閲・校正の専門会社が運営する記事監修サービスです。
- 専門家の監修を、運営側がわかりやすい修正指示に直してくれる。
- 複数ジャンルに及ぶ場合も、適切な専門家を手配してくれる。
- 記事監修だけでなく、校閲やデザインまで幅広く対応してくれる。
制作・編集のプロならではの、コンテンツ作成者の視点に立ったきめ細やかなサポートが大きな特徴ですね。
料金は1記事15,000円〜と非常にリーズナブル。校閲セットでも1記事21,000円から頼めるので、コンテンツ全体のクオリティをアップさせたいときにいかが?
専門家ドットコム
『専門家ドットコム』は、株式会社エイジングケアが運営する記事監修サービスです。
- 美容・健康ジャンルに特化した1,000名以上の専門家が在籍。
- 提携専門家は、独自審査によるレベルチェック済み。
- 最短当日にマッチングが可能。納品までも最短10日。
美容専門家のクラウドソーシングサイト運営の強みを活かした仕組みづくりや手頃な料金が大きな特徴です。
記事監修以外にも、商品開発や対談コンテンツへの参加、TV出演など幅広い依頼に対応しているので、同ジャンルに関わっている人はぜひお試しあれ。
メディコレWEB
『メディコレWEB』は、株式会社メディコレが運営する記事監修サービスです。
- 医療・健康分野に特化し、1,000名以上の専門医と提携。
- 独自の認証マーク付与や、実名・写真付きコメントも取得可能。
- 薬機法チェックにも対応。
医療ジャンルに特化しているだけあり、さまざまな診療科の医師から選べるのが大きな特徴。
多分野の専門家を揃えているサイトもそれはそれで魅力的ですが、ジャンルが決まっている場合はこういった特化型のサービスのほうが、より適切なマッチングができそうですね。
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【メディコレWEBとは?】話題の医師監修サービスのポイント7選|使い方や活用方法も解説
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記事監修とは?
記事監修とは、専門的な知識を持った監修者に記事の内容をチェックしてもらい、正確性や信頼性を確保することを指します。
チェックする内容の例は、主に以下。
- 情報の正確性
- ソースの信頼性
- 業界用語の使い方
- 不適切な表現
- 法的問題の有無
直すべき部分があれば、具体的な修正箇所の指摘や、場合によっては修正案の提供なども行ってもらいます。
なぜ、記事監修が必要なのか?
記事監修が必要な主な理由は、以下の通り。
- 専門性の高い分野では、個人や社内リソースだけで情報の正しさを確認するのは困難なため、専門家による監修で正確性を担保する。
- 監修を受けることで、記事の信頼性や権威性が高まり、読者満足度の向上だけでなく(以下で紹介する)SEO効果も期待できる。
- 業界用語の使い方や不適切な表現、法的問題の有無をチェックし、適切に修正することで、トラブルを未然に防げる。
- GoogleなどのSEOでは、YMYL領域の専門知識や権威性がより重視されるため、監修による信頼性・権威性の確保は高評価につながる。
- 知名度や実績のある専門家の監修によって、読み手に安心感を与える。
以上のように、記事監修は読者に安全かつ確実にコンテンツを提供するために必要不可欠なプロセスと言えます。
記事監修のメリット・デメリット
記事監修には以下のようなメリットがあります。
- 情報の正確性・信頼性の向上
- 記事の権威性・付加価値の獲得
- ユーザー満足度や滞在時間の向上
- SEO効果(被リンク獲得の可能性含む)
- トラブルの防止
デメリットとしては、以下の点が挙げられます。
- 費用がかかる
- やり取りなどに時間や手間がかかる
- 監修者選びに失敗すると、別のトラブルを引き起こす可能性がある
記事監修サービスは、これらのデメリットを軽減・解消してくれるため、非常に有益です。
記事監修の必要性が高いジャンル(YMYL)
記事監修の必要性が特に高いジャンルは、以下のようなものが挙げられます。
- 医療・健康
- 法律・司法
- 金融・投資
- 教育・子育て
- 政治・宗教
これらは人々の生命や生活、資産に直結するジャンルであり、誤った情報による悪影響が大きいため、専門家による監修等によってコンテンツの正確性と信頼性を担保することが強く求められています。
各分野の専門家の知見を取り入れることで、コンテンツの正確性と信頼性を担保することが求められているのです。
記事監修の事例
専門家による記事監修を行っている有名サイトの事例をいくつか紹介します。
- All About:日本最大級の総合情報サイト。所属専門家が健康、マネー、子育て、家事、住宅などの分野で記事執筆を行っている。コンテンツ監修サービスも提供。
- マイナビ子育て:働く親世代のお悩み解決サイト。現代の共働き夫婦が知りたい情報を医師・専門家が監修している。
- メディコレNEWS:医師監修サービス『メディコレWEB』が運営する医療・健康情報サイト。記事を購入することも可能。
他にも様々なメディアにおいて、専門家による記事監修が積極的に行われています。
記事監修の費用・相場
記事監修の費用の目安は、以下の通り。
- 一般的な記事監修:1記事あたり数千円〜数万円程度
- 法律分野の記事監修:1記事あたり3万円程度
- 医療分野の記事監修:1記事あたり5万円程度
相場の傾向としては、以下の通り。
- 内容に高度な専門性が求められれば、それだけ費用は高くなる。
- 依頼先がフリーランス、個人、制作会社などの違いでも変動する。
- 監修者の知名度や実績に応じても変動する。
他にも、記事の文字数や納期などによっても費用は変わるので、事前の見積もりや条件の確認が重要です。
記事監修のやり方(手順)
記事監修の依頼手順は、以下の通り。
- 監修が必要な記事を作成(選定)する
- 適切な監修者を探す
- 監修依頼の準備をする
- 監修を依頼する
- 記事を監修してもらう
- 監修結果の確認と修正
- 監修者の確認と監修完了
こうやってみると手間に感じるかもしれませんが、記事監修サービスを利用すればいくつかの手間を省くことができ、失敗の可能性も軽減できます。
記事監修サービスのメリット
監修者を直接探したり、依頼のやり取りを行うのと比較して、記事監修サービス利用には以下のようなメリットがあります。
- 監修者の選定や、やり取りの手間を軽減できる。
- 監修者の実績や信頼性が担保できる。
- (サービスによっては)コストを大幅に抑えられる。
記事監修依頼におけるいくつかの部分を代行してもらうことで、よりスムーズかつ安心して作業が進められるのが最大のメリットと言えますね。
失敗しないための記事監修のポイント
記事監修サービスの選び方
記事監修サービスを選ぶ際は、以下のようなポイントを押さえましょう。
- 専門家の質と実績:専門家のプロフィールや監修実績を詳細に確認できるサービスがおすすめです。
- 監修分野の広さ・深さ:自社の記事内容にぴったり合った専門家がいるかどうか、しっかり確認しましょう。
- 料金の明確さとコスパ:費用やサービスの内容が明確に提示されている(料金体系が分かりやすい)サービスがおすすめです。
- 監修プロセスのサポート:監修者とのやりとりや進行管理など、プロセス全体をサポートしてくれると、さらに効率的です。
- 実績と評判:利用実績が豊富で、ユーザーからの評判が良いサービスを選ぶのが安心です。
記事の内容や予算、求めるサポート内容に合わせて、最適な記事監修サービスを選ぶようにしましょう。
監修者の選び方
記事監修者を選ぶ際の注意点は、以下の通りです。
- 経歴・実績:監修者の専門分野が記事の内容に合っているか、その分野での実績や経験を確認することが重要です。
- 信頼性の高さ:監修者の所属団体や肩書きが信頼に足るものかどうかを確認します。過去に不祥事がないかを調べておくことも大切です。
- ライティング・コミュニケーションスキル:専門的な知識があっても、修正点などを正確に分かりやすく伝えてもらえないと意味がありません。
- 費用対効果:高額な監修料を払う場合は、それに見合った効果が期待できるかを見極めましょう。
- スケジュールの柔軟性:自社のスケジュールに合わせて監修を進められるかどうかを確認します。納期に間に合うかどうか、事前の調整が肝心です。
監修者選びの当たり外れは、そのまま記事の価値や読者の安心感・信頼感につながります。
心配な方やじっくり選んでいる余裕がない方は、素直に記事監修サービスに選定を代行してもらいましょう。
依頼文の書き方
記事監修の依頼文(依頼メール)を書く際は、以下のポイントに注意しましょう。
- 件名は明確かつ具体的に:一目で内容が分かるよう、「【監修依頼】記事タイトル」など明確かつ具体的な件名にする。
- 自己紹介と依頼目的を簡潔に:冒頭で自分の名前や所属、肩書きを名乗り、記事監修を依頼したい旨を端的に伝える。
- 監修を依頼する理由や背景を説明:なぜその専門家に監修を依頼したいのか、記事の目的や想定読者、監修によって期待する効果などを説明する。
- 監修の具体的な内容や方法を明示:記事の文字数やジャンル、希望する監修のポイント、修正の進め方、スケジュールなどを具体的に示す。
- 監修料や支払い方法を事前に提示:監修料の予算や支払い方法、時期などを事前に提示しておくと、監修者も検討しやすくなる。
監修者に失礼のない言葉遣いと謙虚な姿勢を心がけ、Win-Winの関係を築けるよう丁寧なメールを送るよう心がけましょう。
おまけ:執筆まで監修者にお願いする場合
記事の執筆自体を丸ごと監修者に依頼する際は、以下の7つのポイントに注意しましょう。
- 記事の目的や狙い、想定読者、期待する効果などを明確に伝える。
- 記事の全体像をイメージできるよう、構成案やトピックを事前に用意しておく。
- 希望する記事の文字数や、画像の有無、引用の形式など、記事のフォーマットを指定する。
- 監修者の知見を十分に発揮できるような記事の切り口を提案する。
- 執筆スケジュールと締め切りを明示し、監修者と合意しておく。
- 執筆料の予算や支払い方法、時期などを事前に監修者に提示し、了承を得ておく。
- 記事の二次利用や著作権の帰属について、事前に監修者と取り決めておく。
これらを押さえることで、記事の執筆を丸ごと監修者に依頼する際のトラブルを未然に防ぎ、円滑に進めることができます。
まとめ
今回は、おすすめの記事監修サービスについて詳しく解説しました。
一見、ハードルが高そうに思える「記事監修依頼」ですが、記事で紹介したようなサービスを活用すれば、誰でも記事の内容に合った専門家へ気軽に監修をお願いできるようになるはず。
さまざまな情報がネットにあふれる現代。数多くのライバルメディアに差をつけるために、専門性や信頼性の高いコンテンツは、ますます欠かせないものになっています。
信頼性の低いコンテンツは、炎上やトラブルにもつながりやすいもの。メリット享受だけでなくリスク回避の面からも、積極的に専門家の助けを活用していきましょう!