文章の書き方

【自動化は無理】ビジネスで失敗しない敬語変換ツールの使い方

「君の敬語はなっとらん」

上司からこんな風に言われたらヘコみますし、ムカつきますよね。

せめて敬われるに相応しくなってから言ってほしい。そんな愚痴が浮かべども、口には出せません。大人しく「すみません」とこうべを垂れるのみです。

そんな微妙な思いをしないためにも、正しい敬語を使えるようになりましょう。

この記事では、ビジネスや日常生活で正確な敬語を使うために役立つ便利なツールや、具体的な使い方について解説しています。

使っていれば自然とあなたも敬語マスターになれるかも?

完全な自動敬語変換ツールは存在しない。

出鼻をくじくようで申し訳ないのですが、現時点で自動的に文章を正しい敬語に変換してくれる魔法のようなツールは存在しません。

スマホの敬語変換アプリはあるけれど・・・

ネットを探してみると、スマホアプリで↓こんなのを見つけました。

敬語変換

おもしろそうなアプリですが、使ってみるとごくごく基本的な敬語しか変換してくれず誤変換も多いため、とても実用的とは言えません。

敬語に関心をもつきっかけづくりにはいいかもしれませんが、望んだ用途には向いていないようですね。

論文はいくつか出ているが・・・

敬語の自動変換プログラムについては、いくつか論文が出ているようですが、まだ具体的なシステムやツールの実用化には至っていないもよう。

なぜなら、敬語は要素解析した文章を機械的に変換すればいいというものではないからです。

前後の文脈や読み手と書き手の関係性、文章が果たす目的・役割などを考慮したうえで、微妙に表現を変えていかなければいけないため、アルゴリズム化するのが難しいのでしょうね。

いずれはディープラーニングによって実用的な敬語変換ツールが生まれるかもしれませんが、少なくとも現時点で夢のツールは実現不可能と言っていいでしょう。

現状の最適解:校正ツール+手動変換

文賢やJust RIght!6 Proといった文章校正ツールには、敬語でよく間違えやすい「二重敬語」を自動で抽出する機能があります。

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さらにあらかじめ登録しておいたキーワードや表現をハイライトする機能もあるので、↓で紹介するような間違えやすい敬語をリスト化しておくこともできます。

こういった文章校正ツールで敬語の誤りを抽出しつつ、手動で表現を直していくという方法が、現状の最適解と言えそうです。

多少手間はかかってしまいますが、自分の目で誤りを確認して、自分の手で正しい敬語に直していくことで、文章力のトレーニングにもなり一石二鳥です。

ツール任せは危険。

たとえ完全自動の敬語変換ツールが誕生したとしても、そればかりに頼っていてはいつまでも正しい敬語が身につきません。

これでは社会人として失格です。

メールや書類などの文章はツール頼りでもいいかもしれませんが、会話でのやり取りをツールは助けてくれません。

ドラえもんのひみつ道具は、残念ながらこの時代にはまだ存在していないのです。

ツールはあくまでサポート用途のみ。ツールがなくても大丈夫なくらい、最低限の敬語スキルは身につけておくべきでしょう。

正しい敬語の使い方をトレーニングする方法

敬語の種類をしっかり覚える

敬語には以下の3種類があります。

  • 尊敬語:相手を立てるときに使う
  • 謙譲語:自分がへりくだるために使う
  • 丁寧語:相手を問わず敬意を払うために使う

さらに、2007年に文化庁から「敬語の指針」が発表され、謙譲語と丁寧語が2つに分かれ、計5種類になりました。

  • 謙譲語(謙譲語I):相手がいる
  • 丁重語(謙譲語II):相手がいない
  • 丁寧語:ていねいな言葉使い
  • 美化語:上品な言葉使い

まずはこれらの違いや使い分け方をしっかりと覚えることから始めましょう。

問題集(本)やクイズアプリを解く

敬語の知識を身につけるために解説本を読むのもいいですが、問題集形式になっているものも併読すると実践的な警護スキルが身につきます。

大人の語彙力 敬語トレーニング100 (日本経済新聞出版) | 本郷陽二 | ビジネス・経済 | Kindleストア | Amazon

スマホで手軽に遊べる敬語クイズアプリもあるので、隙間時間にこちらで復習するのもおすすめです。

敬語でこざいまーす

校正ツールを使いながら何度も見直し、修正する

実践に勝る教育はありません。

日常的なやり取りでなんとなく敬語を使うのではなく、今回紹介した文章校正ツールなどを用いてしっかりと文章を見直し、繰り返し正しい敬語を使っていくことで、あなたの敬語スキルは確実に上達していきます。

ビジネスで間違えやすい敬語の例

ご苦労様です→お疲れ様です

「ご苦労」は目上の人に使わないので注意。

了解しました→承知しました

「了解」も目上の人に使わないので気をつけましょう。

使わさせていただく→使わせていただく

これは「さ入れ言葉」と呼ばれる定番の誤りです。

しばらくお待ちください→少々お待ちください

「しばらく」は「少し待たされる」というイメージが強いため、ほんの数秒、数分間だけ待ってもらうのならば「少々」を使ったほうがいいですね。

さらに「お待ちください」はやや命令的なニュアンスもあるので、

少々お時間をいただければ幸いです

こうすれば、より丁寧になります。

どちら様でしょうか→お名前をうかがってもよろしいでしょうか

「どちら様」は「あなた誰?」という意味なので、あまり印象がよくありません。

やらさせていただきます→いたします

「やる」「させていただく」どちらも「行う」の意味なので、「やる」の謙譲語である「いたします」か、「する」の謙譲語である「させていただきます」のみにするといいでしょう。

ぜひご参加してください→ぜひご参加ください

「ご◯◯◯する」は謙譲語なので不適切です。

より丁寧にするなら、

ご参加いただければ幸いです

こうするといいですね。

ご覧になられる→ご覧になる

「二重敬語」と呼ばれるこちらも間違えやすい表現のひとつです。

ご◯◯◯になられる
お◯◯◯になられる

これらは、

ご◯◯◯になる/◯◯◯になられる
お◯◯◯になる/◯◯◯になられる

どちらかに直しましょう。

※二重敬語はほかにも色々とパターンがあるので、近いうちに別記事であたらめてまとめる予定です。

敬語は相手のために使うもの。

敬語が間違っていたり、敬語を使っていなかったとしても、気にしない。

そんな広い心を持った相手も、確かにいます。自分がそうだという人もいるでしょう。

しかし、たとえ自分が「気にしない派」であっても、相手が必ずしもそうだとは限らないですよね。

もし相手が運よく「気にしない派」だったとしても、しっかりとビジネスマナーが身についている人なら、たとえ表情に出ていなくても何かしらの引っ掛かりや違和感を覚えるはずです。

その引っ掛かりや違和感は、はたしてビジネスにはプラスになるでしょうか。

敬語は相手が不快な思いをさせないために使うものです。

スムーズなコミュニケーションのためにも、しっかりと正しい敬語をマスターしておきたいですね。

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書く人。広告コピー・コラム・小説など、いろいろ書いてます。 ※noteで即興ショートショート執筆中。

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