- フリーランスになったはいいけれど、仕事がない状態が不安で・・・。
- クラウドソーシングサイトに登録したり、営業活動をしてみても、思ったように仕事がゲットできないし・・・。
- 仕事がないフリーランスは何をしたらいいのか教えて!
こういった悩みに答える記事を書いてみました。
一般的な会社員と違い、フリーランスは安定した収入=継続的な仕事に必ずしも恵まれているとは限りません。
調子がいいときは次から次へと仕事が向こうから舞い込んでくる、ということもあるでしょうが、あるときパッタリと勢いがなくなり途方にくれるなんてケースも決して稀ではないです。
そういったときに、誰もがすぐに考えるのが、
- クラウドソーシングサイトやエージェントに登録する
- 自分でめぼしい会社に営業メールを出してみる
こういったいわゆる「求職活動」ではないかと思います。
しかし、僕としては仕事がないときにこれらの行動をすぐに行うのはオススメしないばかりか、自分の首を締めるだけなのでやるべきでないと考えています。
というわけで、この記事ではフリーランスが仕事がないときに本当にするべきことや、仕事がない不安を解消するコツについてまとめています。
- 仕事がないフリーランスが「求職」すべきでない理由
- フリーランスが仕事がないときにするべきこと3つ
- 仕事がない不安を解消するテクニック
内容としてはこんな感じ。
この記事を読めば、「仕事がない・・・」といった悩みに頭をかかえることはずっと少なくなるはず。ぜひご一読あれ。
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仕事がないフリーランスが「求職」すべきでない理由
僕が考える、フリーランスが仕事がないときに(少なくともすぐに)「求職」をすべきでない理由は、以下の3つです。
- 単価を下げたり、無茶な条件をのんでしまう
- スパム的な営業メールは受け手の迷惑でしかない
- そもそもクライアントは「忙しい人」に仕事を発注したい
それぞれ簡単に解説します。
単価を下げたり、無茶な条件をのんでしまう
何が何でも仕事が欲しい!という状態で求職・営業活動を行うと、普段なら決して受けない単価の安い仕事や、わがままなクライアントの仕事でもついつい引き受けてしまいがちです。
それらが自分の成長につながるのであればまだいいのですが、大抵の場合、無駄に手間や心労をかけるだけで「経験の一つと思わなければやってられない」といった有様になることも多いかと。
どうしてもすぐにお金が必要な場合を除いて、こういった仕事は百害あって一利なしです。
スパム的な営業メールは受け手の迷惑でしかない
企業のウェブ担当者や自分でホームページを持った経験がある方なら、毎日届く営業メールにうんざりとした経験があるでしょう。
思い返してみると、そう言ったメールは中身すら読まずにゴミ箱にポイっとしてしまうか、目を通しても仕事を発注する気など微塵もなかったりしたのではないでしょうか。
なぜならそういった営業メールは、送り主が「仕事がない」状態であることを暗に示しているからです。
そもそもクライアントは「忙しい人」に仕事を発注したい
仕事がない人と、仕事が一杯で手が空いていない人なら、ほとんどの人が無理にでも後者に仕事を頼むと思います。
仕事がないときに、それを匂わせる無理やりな求職・営業活動をするというのは、自分の価値を下げる行為に他なりません。
選り好みしすぎで、自分の実力とミスマッチが起きているというケースもあるかもしれませんが、そうであったとしてもやるべきことは仕事の質を下げるのではなく、自分の価値を上げる行動なのではないでしょうか。
フリーランスが仕事がないときにするべきこと3つ
というわけで、仕事がないフリーランスがとるべき行動は、以下の3つです。
- ポートフォリオをつくる
- 長所を伸ばすor短所を克服する
- 外注以外の収入源をつくる
それぞれ詳しく解説していきますね。
ポートフォリオをつくる
過去は振り返らない、と聞くとカッコいいですが、せっかくの実績や経験をまとめないのはフリーランスとして失格と言わざるを得ません。
仕事が忙しいときはなかなかそんな暇もなかったのかもしれませんので、こういったときにこそこれまでの仕事の振り返りを行いましょう。
ポートフォリオ作成は、クライアントへのPRになるだけでなく、自分自身を客観視して見るのにも非常に有効ですよ。
長所を伸ばすor短所を克服する
これまでの仕事を振り返ると、なんとなく自分の長所や短所とい言ったものも見えてくるかと思います。
たとえば過去のクライアントが自分を選んでくれた理由であったり、仕事をしている中で褒められた部分など、自分では気づかない長所などが隠れていたりするものです。
そういった部分はスキルアップしてさらに強固なものにしていきましょう。
また、過去の仕事のやり方を振り返ってみて、時間がかかりすぎていたり、思うようにいかなかった部分などがあれば、克服することでボトルネックが解消できる可能性があります。
クライアントは強みを持っていることと同時に、致命的な欠点を持っていないことも仕事相手に求めています。
本や講座・セミナーなどで知識を深め、適切なスキルアップを試みてみましょう。
外注以外の収入源をつくる
詳しくは後述しますが、フリーランスが仕事がないことに不安を覚えるのは、その不安定な収入スタイルに起因します。
それはフリーランスの多くが「受け身」で仕事をしていることに大きな原因があります。
仕事を探すのではなく、自分で仕事(収入源)が作り出せるようになれば、仕事がない不安に襲われることもありません。営業活動の際も「何か仕事はありませんか?」ではなく、相手にもしっかりとメリットがある具体的な提案ができるようになります。
アフィリエイトでもアドセンスでもYouTubeでも、なんでもかまいません。何か一つでも人からもらう仕事ではない収入ルートを模索してみましょう。
仕事がない不安を解消するテクニック
先ほども書いたように、仕事がないことに対する不安の大半が「収入=お金がない」ことが原因です。
というわけで、そんなお金に関するストレスを減らす方法を3つほど紹介します。
- 複数の収入源を確保する
- 低コストで生活する
- お金や他人に左右されない趣味をつくる
一つ一つざっと解説していきますね。
複数の収入源を確保する
前述した「外注以外の収入源」はもちろんですが、あまり実績や経験がない状態でいきなりフリーランスになってしまった人は、一旦どこかの会社に勤めるという道を考えてもいいかもしれません。
安定収入というのは、思った以上の安心感を与えてくれるものです。週末起業のように会社勤めとフリーランスをうまく両立させるのが、最も賢いやり方と言えるかも。
無理に実績も経験もないフリーランスの仕事で営業活動するよりも、すでにニーズがある業界に身を置いて違った経験を積んでみるというのも、回り回って個人の活動にも生かされるのではないかと思います。
低コストで生活する
羽振りが良いとすぐに生活レベルを上げてしまう人がいますが、これは絶対にやってはいけません。
年功序列で右肩上がりの収入が得られた一昔前の会社員ならまだしも、特に収入が不安てになりがちなフリーランスは、最低限のコストで生活できる術を身につけたほうが、安心感にも繋がります。
節約生活ととらえると窮屈に感じてしまいますが、一種のゲームとして創意工夫を楽しむと、意外と快適に日々を過ごせるものですよ。
お金や他人に左右されない趣味をつくる
いっそのこと、仕事のことは一旦忘れて趣味を充実させるというのも一つの手です。
その際には、あまり「仕事に役立つ」「お金になる」などとは考えずに、自由に興味がある趣味を試してみるのがおすすめです。
趣味が仕事になったような人でない限り、フリーランスは仕事と生活をしっかりと分けたほうがストレスが少ないですからね。
フリーランスにありがちな運動不足やストレス解消に有効な、筋トレなんかもいいですよ。
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仕事がないときこそ視野を広げよう。
僕自身もフリーランスになりたてのころはほとんど仕事がもらえず、あっても単発の仕事ばかりで一ヶ月仕事がない・・・なんて状態も少なくありませんでした。
御多分に洩れず、過去の僕もそういったときは必死になって求職(営業)活動を行い、なんとか食いつないでいましたが、これらは所詮場当たり的な行動で、長続きしないことは火を見るよりも明らか。
そんな折、タイミング悪く(良く?)ぎっくり腰になってしまったこともあり、ひとまずは営業活動は中止し、時間ができればやろうと思っていた↑のような行動を一つずつ行っていくことにしました。
結果、復帰してすぐに受注した仕事で継続案件を獲得できただけでなく、外注仕事に頼らずに自分で稼ぐ方法を身につけることで精神的な安定を得ることができるようになりました。
もちろん運の要素もあるので、必ずうまくいくわけではないのでしょうが、少なくとも焦って闇雲に仕事を探すよりは、長期的に実入りが大きいはず。
フリーランスはストレスマネジメントやリスクコントロールといった能力が必要不可欠なので、仕事の専門スキルだけでなくこういった力も確実に身につけていきたいですね。