こんにちは、おりかっせ(@orikasse)です。
ライター系の資格は何も持っていませんが、なんとか10年以上ライターとして生きています。
いまはもう、こういった資格は必要としていませんが、ライターをはじめた初期の頃に戻れたなら、おそらく何かしらの資格のひとつふたつは取得していたのではないかと思っていたり。
その答えは後述しますが、この記事では、
- ライターに資格は必要なの?メリットは?
- どんな資格の種類があるの?
- 具体的にどうやって勉強すればいいの?
こんな疑問をお持ちの方に役立つ情報をまとめています。
この記事を読めば、自分が目指すライターの方向性に合った最適な資格が明確になり、効率的にスキルアップ・キャリアアップしていく方法がわかるはず。ぜひご一読を。
※ライター以外も含めたおすすめ資格については、別記事でも詳しく解説していますので、よろしければあわせてどうぞ。
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【2021年版】在宅ワークで稼げるおすすめ資格7選【資格ありは有利?】
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【事実】ライターに有利な資格はある。
最初に書いたとおり、ライターという仕事には「取得必須の資格」などは存在しません。
しかし、持っていることで仕事に有利になる資格というのはいくつかあります。とくにまだ実績がほとんどない新米ライターにとって、資格の有無はそれなりに大きなファクターだったりします。
なぜなら資格というのはライターの「スキル」と「やる気」をある程度担保してくれるからです。
資格は差別化ポイントになる
前回のエントリーでも書きましたが、Webライターは誰でもすぐになれてしまう職業なため、クラウドソーシングサイト等で募集をすると、日本語が怪しい文章を書く人や意識が極端に低い人なども多数応募してくるのですよね。
正式な仕事をお願いする前にトライアルでふるいにかけるのが一般的ですが、その際にもプロフィールを見て、何かしらの資格を保有しているライターはなるべく優先して見るようにしています。
- それぞれの資格に関する最低限の知識を一度は頭に入れているという証拠になる
- 積極的に資格を取得しようと行動する人は、モチベーションがある程度高い
何度か選考を行った経験上、こういった傾向があると実感しているのが、僕が資格をそれなりに重視する理由ですね。
もちろん肩書に中身が伴っていない人も中にはいますし、資格の有無だけで合否を判定するわけではありませんが、一つの差別化ポイントであることは事実です。
似たようなプロフィールで資格ゼロの人と何かしらのライティング資格を持っている人なら、後者を選ぶのが当然ですよね。
ライターとしての自信にもつながる
フリーライターというのは本当に手探りな職業です。
ライバルが星の数ほどいる中でライターとしてやっていく自信がなかなか持てない人も数多くいると思います。
少しずつ仕事をこなして実績を積み上げていけば、やがてそれが自信へとつながるのですが、そういった実績がない新米ライターにとって「資格」というのは心強い味方になってくれます。
もちろん資格を持っていることをひけらかすような態度をとったり、自信過剰になってしまうのは厳禁です。
プロフィール欄にもあくまでさりげなく。目立たないように資格の有無を記述するにとどめておきましょう。
スキルアップ学習が効率的にできる
それぞれの資格専用のテキストや講座などは、必要な知識がわかりやすく体系的にまとめられた優れた参考書になります。
実際に資格を取得するしないは別としても、問われる知識やスキルはライターとして持っていなければならないものばかりです。
ライターとしてスキルアップを目指すなら、こういったよくできたテキストを参考書代わりに、実務と照らし合わせて知識を深めつつ、ついでに資格も取得してしまうというのが賢いやり方といえるかもしれませんね。
結論:資格取得はいろいろな「きっかけ」になる
というわけで、
- 右も左もわからない新米ライター
- なかなか仕事を受注できずに悩んでいる現役ライター
こういった人は、スキルアップ・キャリアアップのきっかけづくりとして、何かしらの資格取得を目指してみるのがおすすめです。
僕は実際の資格こそ取得していませんが、ライターとしての知識を深めていく中でこれら資格用のテキストにはなにかと助けられましたし、なかなか仕事が受注できずにもがいていた初期の頃を省みると、
と、発注側になってみて初めて実感していますね。
ライターが取得しておくと便利な資格10選
WEBライティング技能検定
日本クラウドソーシング検定協会(CPAJ)が運営。Webライターのためにあるといっても過言ではない資格がこちら。
問われる知識は、日本語・Webライティング・コピーライティング・SEO・法律などのごくごく初歩的なものですが、逆を言えばプロのライターならば当然備えていなければならない内容が網羅されているということ。
初心者ライターさんだけでなく、もう一度基礎からおさらいしたい現役ライターにもおすすめの資格試験と言えますね。
注意点として、こちらは単独の検定試験ではなく、協会が監修している「WEBライティング技能検定講座」を受講しないと受験できない仕組みになっています。
最近ではこの教材が企業のIT教育用として多く活用されているもよう。
社員教育用教材としてのご導入実績 | 協会概要 | 一般社団法人 日本クラウドソーシング検定協会®
この検定で取得できる「WEBライティング実務士」は、クラウドソーシングサイトなどでの優遇や単価アップといった具体的な特典も得られるため、Webライターならまずはじめに押さえておく資格と言えますね。
Webライティング能力検定
上記と混同する方が多いのですが、こちらは日本WEBライティング協会が実施しているまったく別の資格試験です。
実際に受験した人の感想によると、レベルや内容はほぼ同じくらいとのこと。両方満点を取れれば初級ライターは卒業、といった感じでしょうか。
こちらも資格取得者には仕事を優先して紹介してもらえたりといった特典が用意されているようです。
Webリテラシー試験
株式会社ボーンデジタルが運営。Webに関する標準的な知識を測る試験がこちら。
Webデザイン・ディレクション・プロデュース等を行う人を主な対象としているようですが、これらで問われるWeb知識はライターとしても覚えておいて損はないはず。
公式サイトから問題集のサンプルが無料でダウンロードできるので、興味がある方はチェックしてみてください。
ビジネス著作権検定
株式会社サーティファイが運営。日本で唯一の著作権に関する資格がこちらです。
上級合格者は国家資格「知的財産管理技能士(1級・2級)」の受験資格も得られるとのこと。
いまだ記憶に新しい「キュレーションサイト問題」を例に出すまでもなく、著作権に関する知識はライターにとっても必要不可欠なものです。
クライアント側としても、ライターがこういった知識をしっかりと持っているかは非常に重要なポイント。資格の有無はモラルを判断する大きな基準になるでしょうね。
文章読解・作成能力検定
通称「文章検」。日本漢字能力検定協会が運営する文章スキルを測る試験がこちらです。
文章を作成する基礎的な能力から読解力まで、文章を扱う人間としての体系的なスキルが問われるため、自分の文章力がどの程度のレベルなのかを判断する良い基準になります。
語彙力・読解力などの低下が叫ばれる昨今、ますます注目を浴びる資格になりそうですね。
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日本語検定
文部科学省が後援している日本語能力検定がこちら。
上記の「文章検」と比べると、比較的初歩的な日本語スキルが問われる試験のようです。
レベル分けが非常に細かく、参考書や通信講座なども充実しているので、↑の「WEBライティング技能検定」あたりと同時に勉強すると、文章づくりの基礎固めがしっかりとできるかもしれませんね。
日本漢字能力検定
こちらは文章検と同じ日本漢字能力検定協会が実施している試験です。
パソコンやスマホの普及によって、漢字知識はそれほど重要視されなくなってきたというイメージがあるかと思いますが、入力した漢字が合っているかどうかは、知識がないとわかりませんよね。
ライターにとっては校正・推敲スピードアップにもつながるので、余裕があればこういったものも勉強しておくのがおすすめです。
校正士認定
実務教育研究所による文章校正のプロフェッショナルのための資格がこちら。
同研究所が実施している「校正実務講座」を受講した後、試験に合格することで校正士として認定されます。
文章チェックの自動化ツール等も日に日に進化していますが、完全に校正業務を任せられるかというと不安なのが正直なところ。実際の仕事現場ではまだまだプロの校正士が欠かせませんよね。
Webデザイナー検定
CG-ARTS(画像情報教育振興協会)が実施しているWebデザインに関する試験がこちら。
Web制作の現場で必要な様々な基礎知識を網羅的に問うため、Webに関連する仕事をしているあらゆる人におすすめ。
ただ漠然と文章だけ書いているのではなく、こういった知識を学んだ上で求められている仕事をしっかりと理解することが「できるライター」の基本と言えるのかも。
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テープライター検定
がくぶん通信講座が実施している養成講座とセットの認定試験がこちら。
在宅ワークとして根強い需要があるテープライター(テープ起こし)のために必要なスキルなどがひと通り学べるだけでなく、認定試験・技能登録後の就業まで支援してくれると言うのがポイント。
こういった具体的な特典が付いている資格や講座は、新米ライターには実にありがたいですね。
ライター系以外の資格もアリ。
ライターの中でも、特定のジャンルに強いいわゆる「専門ライター」は、単価が高い傾向にあります。
前述したキュレーションサイト問題を機に、オンラインメディアは浅い知識のページ量産スタイルから、より専門性を深めた記事制作へと移行しつつあります。
よって、特定のジャンルに強いライターは、これから増々需要が高まることが予想されます。
専門ライターを選ぶ際、プロフィールだけだと嘘をついていたり誇張していたりするケースも考えられるため、そのジャンルに関する資格を有していると専門性の分かりやすい担保となります。
ライター系以外で役立つ資格
専門ライターとして活躍できる資格の例としては、↓こんな感じでしょうか。
- ビジネスライター:中小企業診断士、キャリアカウンセラー
- 金融ライター:ファイナンシャルプランナー
- 旅行ライター:観光プランナー
- フードライター:調理師免許、野菜ソムリエ、食生活アドバイザー
- コスメライター:日本化粧品検定
日本化粧品検定を運営する「一般社団法人 日本化粧品検定協会」では、コスメライター専門の資格や養成講座なども実施しています → コスメライター | 日本化粧品検定
他にも、保育士(育児)や宅建(不動産)などそれぞれのジャンルの専門資格を持っているライターは、仕事を受注しやすい傾向があります。
ジャンルの選び方
これから専門ライターを目指そうと考えている方は、
- 自分が経験したことがある、もしくは興味がある分野
- 一定以上の需要が見込める分野
これら両方の基準を満たすジャンルを選ぶようにしましょう。
単に儲かるからと、まったく興味がない分野に手を出しても長続きしませんし、いくら自分が好きなジャンルでもマニアック過ぎてライターとしての需要がほとんどないテーマを選んでしまったら本末転倒ですからね。
こういった基準をふまえつつ、なにか専門資格があるようなら勉強してみてはいかがでしょうか?
Webマーケティングを学ぼう!
自分でブログやアフィリエイトサイトなどを使って稼ぎたいと考えているライターは、さらに「Webマーケティング」を勉強するのがおすすめです。
ライターが書く文章の目的は様々ですが、特定の商品やサービスをPRするような記事の場合、読者の購買意欲を刺激し、コンバージョンへ結びつけるWebマーケティングの知識やスキルは必要不可欠です。
これが最強ですね。
勉強スタイルは通信講座がおすすめ!
資格取得の勉強はライターの業務と並行して進めるようにしましょう。
こうすることで、学んだ知識やスキルをすぐに仕事で試すことができ、単なる試験勉強ではない「生きた知識」が得られます。
通学制スクールと通信講座の違い
いわゆる「通い」のスクールやセミナーなどは、仲間や仕事相手との出会いのきっかけになるメリットがある反面、時間が固定されてしまうため仕事のスケジューリングが難しいというデメリットもあります。
参加しただけである程度満足してしまい、なかなか勉強が身につかないというケースもあったりしますよね。
その点、通信講座なら学習時間をスキマ時間などに設定することもできますし、自分のペースで勉強を進めていくことが可能です。
通学制と比べて比較的料金が安いのも、それほど懐に余裕があるわけではないライターにはありがたいですよね。
- 資格取得のための勉強は、通信講座と実践(仕事)を並行しながら進めていく
- もう何段階かスキルアップ・キャリアアップの必要性を感じるようになったら通学制も視野に入れていく
こんな感じのやり方がおすすめです。
おすすめの通信講座は?
ライター系の資格取得を目指すなら、それぞれの運営団体が発行・監修している公式テキストがおすすめです。
- WEBライティング技能検定: ヒューマンアカデミー通信講座
- 校正士:校正実務講座
↑などは、そもそも講座が資格試験とセットになっているため、これらの資格取得を考えている方は必須となります。
また、ライター系以外の専門資格の勉強をしたい方は、ユーキャンやがくぶんの通信講座が種類豊富でおすすめです。
- 生涯学習のユーキャン :司法書士、簿記、宅建、社会福祉士、インテリアコーディネーターなど
- がくぶん :フードコーディネーター、メンタルケアアドバイザー、テープライターなど
Webマーケティングを本格的に学びたい方は、 テックアカデミー がおすすめ。マーケティングだけでなく、Webに関するあらゆる知識が学べるコースが揃っています。
- Webマーケティングコース
- WordPressコース
- 動画編集コース
これからライターの仕事をはじめようという方は、 ヒューマンアカデミー通信講座 あたりからはじめるのが王道でしょうか。
現役ライターがさらなるスキルアップ・収益アップを目指すなら、 生涯学習のユーキャン や がくぶん で興味がある専門分野の資格取得を目指しつつ、 テックアカデミー でWebマーケティングのノウハウをしっかりと学ぶというのがおすすめです。
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