あなたは安易な「文字数稼ぎ」をしていませんか?
- もっと長い文章が書けるようになりたい。
- どんな文章を書いていても「文字数が足りない」といつも言われてしまう。空白だらけのWordを見るのはもうイヤだ・・・。
- 自分でも簡単にできる文字数稼ぎのテクニックを教えて!
どんな文章でも規定文字数以上の量がスラスラ書ける人って、ホントに憧れますよねぇ・・・。
しかし、ネットで「文字数稼ぎ」と検索してみると、単純に文字数を増やすことだけに特化した邪道なテクニックばかり。
ということで、今回は、わざとらしくならない正統派の文字数稼ぎテクニックを3つご紹介します。
こちら方法は、僕が外注ライターの仕事をしていた時代に何十冊もの本を研究し、自分でも色々と試行錯誤した上でまとめたものです。
このコツを覚えてからは仕事の生産性がぐんと上がり、収益もアップしました。
ブログ記事だけでなく、レポートや論文(卒論・小論文)、試験での英作文などにも応用できるはず。
この記事を読めば、「文字数が足りない・・・」と頭を悩ませることはなくなり、むしろ文字数を減らすのに困るくらいになります。ぜひ最後までご覧ください。
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【超簡単】Macの標準メモアプリで文字数をカウント・表示する方法
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絶対にやってはいけない3つの文字稼ぎテクニック
以下の3つの文字稼ぎテクニックは、絶対に使ってはいけません。
読むほうは何百・何千という文章を読んできたプロばかり。小手先の「水増し」などすぐにバレてしまい、あなたの評価は真っ逆さまです。
- ひらがな・記号・形容詞の多用
- 冗長表現(特に文末)
- 関連性が低い内容の挿入
文字数稼ぎのつもりがなくても、ついついやってしまいがち・・・(自戒)
それぞれ具体的に解説していきますね。
ひらがな・記号・形容詞の多用
漢字をひらがなに開くとそれだけで何文字か増やせますし、文章が読みやすくなるメリットもあります。
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閉じるべき漢字・閉じたほうがいい漢字の見分け方【ひらがな→漢字】
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しかし、安易にひらがなに開きすぎると逆に読みづらくなるだけでなく、内容のレベルも低く見られてしまいかねません。
- 鉤括弧(「」『』)
- 句読点(、。)
- 中黒(・)
これらの文章記号も多用は禁物。可読性が下がり、間抜けな文章になってしまいます。
他にも、
- とても・非常に
- 様々な・色々な
- 綺麗な・美しい
こういった形容詞も、使いすぎると説得力が低下してしまうので注意しましょう。
冗長表現(特に文末)
わざと言い回しに凝ることで文字数を水増しするテクニックもよく見かけますね。
- 〜することができます
- 〜させていただきます
- ◯◯としては◯◯があります(挙げられます)
これらは文章として間違っているわけではありませんが、読む人が読めば程度の低い印象を与えてしまいます。
比喩表現なども適切に用いれば効果的ですが、とってつけたような言い回しは逆効果になってしまうので要注意です。
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文末表現に変化(バリエーション)をつける12の方法【具体例あり】
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関連性が低い内容の挿入
無理やり文字数を増やそうと本筋と関係のない話題を持ってくるのも、文章全体の論理構造が破綻し、結論に説得力がなくなってしまうため厳禁です。
あらかじめ構成をしっかりと考えていないケースで起こりがちですよね。
会話では脇道に逸れたり話題が飛ぶのはよくあることですが、文章で行うのはNGです。
テーマと関係がない内容は一切介入させず、あくまで必要な情報内で上手に文字数を増やしましょう。
文字数が足りない時におすすめな文字数稼ぎの方法【ポイントは3つ】
ここからはわざとらしい印象を与えない真っ当な文字数稼ぎの手法について解説していきます。
紹介するのは以下の3種。
- 深堀り(課題の掘り下げ)
- 具体化(数字・引用・体験談)
- 選択分岐(副案・対案)
それぞれ詳しく説明しますね。
深堀り(課題の掘り下げ)
文字数が足りない文章は、テーマの掘り下げが足りない傾向にあります。
なぜなら規定された文字数というものは本来、課題に対して必要だと判断された文量のはずだからです。
- 背景・前提条件
- 顕在課題・潜在課題
- 結論に至るまでの論理的な筋道
こういったものを一つひとつちゃんと掘り下げていけば、「文字数が足りない」と嘆く暇なんてないはずですよね。
具体化(数字・引用・体験談)
内容をより具体的にする。これが最も簡単かつ効果的な方法です。
具体例が示せれば結論に説得力が増しますし、深掘りにもつながって一石二鳥です。
- 数字データ・統計情報
- 参考文献・引用
- 実践者の声
これらを積極的に集め、文章に深みと厚みを持たせるようにしましょう。
選択分岐(副案・対案)
提案に至るまでの道筋を一本道にせず、あえて複数の選択肢を用意するというのも有効な手法です。
他の選択肢を挙げた上で、それらと比較しても自身の提案(結論)を選ぶべきという証拠が示せれば、さらに説得力が増しますからね。
- 一般解
- 極端な解
- 異論・反論
これらを列挙し、読み手が自分の答えを選ばざるを得ない状況に上手に持っていきましょう。
まとめ
今回は、失敗しない「文字数稼ぎ」のテクニックについて解説しました。
文字数を増やそうとするのではなく、内容に膨らみ・広がりを持たせるように書く。
これがコツです。
部分的に文章を増やしたときなどは、誤字脱字やミスが起こりやすいので、校正ツールなどを使ってしっかりとチェックを忘れずにしましょうね。