文字起こし(テープ起こし)バイトって、本当に稼げるの? どうやって稼ぐの?
そんな疑問をお持ちのあなたのために、未経験・初心者でもできる文字起こし(テープ起こし)バイトの始め方・稼ぎ方を解説します。
この記事を読めば、あなたが学生(高校生・大学生)であっても、主婦(主夫)でも、本業が別にあったとしても。生活スタイルに合わせて効率的に文字起こしバイトで稼ぐ方法が見つかるはず。ぜひ最後までご覧ください。
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【未経験・初心者向け】文字起こし(テープ起こし)バイトの始め方・やり方
- 基礎知識を学ぶ:仕事の流れや専門用語を覚え、スキルを身につける
- 道具を揃える:作業効率化のためのパソコンやツールを揃える
- 仕事を探す:クラウドソーシングサイトに登録する
- 実績を積む:着実に仕事をこなし、経験と実績を積み上げていく
- 単価を上げる:継続案件獲得や高単価案件にチャレンジする
基本的なフローはこんな感じ。それぞれ詳しく解説していきますね。
【1】文字起こしについての基礎知識を学ぶ
- 文字起こしの仕事の流れ
- 専門用語
- タイピングや音声編集のスキル
こういった最低限の知識やスキル、常識が身についていないと、まともに仕事ができません。
素起こし、ケバ取り、整文、タイムスタンプ(タイムコード)、常用漢字、表外字、機種依存文字
上記の意味がパッと思い浮かばない人は、しっかり基礎から覚え直したほうがいいかも。
これらは本を一冊読みこむだけでもなんとかなりますが、実際に手を動かしながら流れをつかんだりスキルを磨いたりしたい人は、文字起こし(テープ起こし)の専門講座などもおすすめです。
受講後の仕事受注サポートを行ってくれるところもあるので、不安な方は試してみては?
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【2】道具を揃える(作業環境を整える)
パソコン一台あればすぐに始められる手軽さが魅力の文字起こしバイトですが、より効率的に作業をこなすためには、相応の環境を整えたほうがいいことは言うまでもありません。
- Express Scribe(文字起こし用エディタ)
- Voice Rep Pro (自動文字起こしツール・Windows用)
- InterviewScribe(自動文字起こしツール・Mac用)
- Audacity(ノイズ除去)
- 文賢(校正ツール)
上記のようなツールを導入することで、驚くほど生産性がアップするはず。
作業マシンもできればプライベートのパソコンと兼用ではなく、安くてもいいので仕事用のパソコンを用意したほうが、セキュリティ面でも安心だし、気持ちも切り替えやすいですよ。
※ ヒューマンアカデミー通信講座(旧:たのまな)テープ起こし講座(※現在は終了) ならMacbookやSurfaceの割引セットあり。
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【3】単発の仕事を探す
ひと通りの知識・スキルを身につけ、環境を整えたら、実際に案件を受けてみましょう。
仕事はクラウドソーシングサイトで探すのが一般的。以下の2つには必ず登録しておくといいですね。
不安な人は、納期に余裕がある案件や「未経験OK」の表記がある仕事を選ぶのがおすすめ。
中にはまとまった量の仕事をまとめて募集している企業などもありますが、できればはじめのうちは単発の案件を一つずつ確実にこなしていったほうが失敗が少ないですよ。
【4】案件をこなし、実績を積む
実際の文字起こし作業の流れは、以下。
- 事前確認:音声データを何度か聴いて、単語などをチェックする
- 素起こし:音声の内容を一言一句そのまま書き起こす
- ケバ取り:「あー」「えっと」などの不要な文言を取り除く
- 整文:話し言葉を書き言葉に直す
- リライト:用途に合わせてコンテンツ化する
クライアントの要望によって、「素起こしのみ」や「Web記事化も込み」など様々なので、ケースバイケースでうまく対応していきましょう。
【5】少しずつ単価を上げていく
それなりに経験を積み、効率化のコツなどもつかめてきたら、高単価案件にもチャレンジしてみましょう。
上記のクラウドソーシングサイト以外にも、 ココナラ など他のサービスでも仕事を募集してみるのもおすすめです。
これまで仕事をしてきたクライアントとある程度の信頼関係が築けていると、継続案件などの打診があることも。
単価交渉はそういった後でも遅くないので、着実に実績と信頼を積み上げていきましょう。
文字起こし(テープ起こし)バイトとは?
そもそも文字起こしってどんな仕事なの?
という方のために、簡単に情報をまとめておきます(不要な方は稼ぐコツまで飛ばしてOK)。
文字起こしバイトとは、録音された音声を聞き取り、文章に起こす仕事です。
ひと昔前は、テープ録音された議事録やインタビュー内容などを手動でテキスト化するというのが一般的でした。
しかし、最近では録音音声だけでなく、YouTubeなどの動画の文字起こしや画像・手書きのテキスト化など多岐に渡っています。
文字起こし作業自体も、専用の再生プレイヤーやエディタや自動文字起こしツールなどの登場によって、未経験者・初心者でも手軽に始められるようになってきています。
文字起こし(テープ起こし)バイトの相場・時給
文字起こし(テープ起こし)の仕事は、基本的に出来高制、つまり作業の成果のぶんだけ報酬が得られる仕組みになっています。
文字起こし専門の会社や文字起こし需要が多い企業の社員として、フルタイムで勤めるスタイルもゼロではありません。
相場はおおよそテープ1分=50〜60円くらいが目安。
文字起こし専門の業者なども競合になることから、どうしても個人で請け合う場合の単価は低めになってしまいます。
さらに、初心者のうちは何度も聴き直さなければならないので、どうしても時給換算の手取りは低くなってしまいますが、慣れてきて作業スピードが上がれば、それだけ収益効率もアップします。
また、特定のクライアントとの信頼関係が築ければ、単価アップの交渉なども可能です。
文字起こし(テープ起こし)バイトのメリット【評判】
- 在宅でできる
- 好きな時間に作業ができる
- タイピングスピードが速くなる
- 語彙力が鍛えられる
- 理解力が上がる
会話を一言一句漏らさず集中して聞き取り、内容をしっかりと理解した上で、適切な文章に起こす。
こういった作業を繰り返していると、自然と日本語に対する幅広い知識や、話の理解力などが向上していくメリットもありますよ。
文字起こし(テープ起こし)バイトが向いている人
- 外でフルタイムの仕事ができない人
- 自己管理がしっかりできる人
- タイピングや文章スキルを鍛えたい人
場所や時間に制限がないぶん、スケジューリングやモチベーション維持など高い自己管理能力が問われる仕事でもあります。
これからの時代で活躍するには必須スキルとも言えるので、この機会にしっかり身につけてしまいましょう。
文字起こし(テープ起こし)バイトで稼ぐコツ
- 便利アプリ(効率化ツール)を徹底活用する
- タイピングのスピードや精度を上げる
- 規定や〆切を厳守する
文字起こしに限らず、出来高制のバイト・副業で稼ぐには、
- 単価を上げる
- より多くの仕事をこなす
この2パターンしかありません。
前者はすぐに実践するのが難しいですが、作業環境を改善したりスキルアップをすることで、仕事の効率化は今すぐにでも可能です。
また、手軽なバイト・副業ほど、クライアントの要望をしっかり聞き入れなかったり、平気で締め切りを破ったり、ひどいケースだと連絡もなしにバックれてしまう人などもいたりします。
社会人として最低限のマナーや対応を心がけているだけでも、意外なほど重宝されたりしますよ。
おまけ:怪しい求人に注意。
依頼の募集内容などを見ていると、たまに他の案件と比べて違和感を感じる仕事(妙に条件が良かったり・・・)を見かけることがあります。
こういったものの中には、高額なマニュアルやソフトなどを購入させたり、別の在宅ワークへ引き込むための「釣り求人」であるケースも含まれているため、注意が必要です。
具体的には、以下の条件にいくつか当てはまる案件は避けたほうが無難かもしれません。
- 依頼内容が曖昧
- 一度に大量の求人を募集している
- 報酬が妙に高額
- クライアントの評価が低い、数が少ない
もちろんこうした仕事のすべてが怪しいわけではありませんが、うまい話には裏があると肝に銘じておきましょう。
よくある質問(Q&A)
完全在宅ワークでできる?
ほとんどの案件は受注から納品まで完全リモートでOKです。
ただし、対面で打ち合わせやデータの受け渡しができたり、客先に出向いて作業を行ってくれる人が重宝されるケースがあるので、都内などアクセスの良い場所に住んでいる人は選択肢に入れておくといいですね。
面接なしでもOK?
クラウドソーシングサイトで案件を受注する場合は、特に面接などはありません。
ただし、クライアントによっては、Zoomなどで簡単な面接を行ってから正式に依頼するといった形をとるところも存在します。
また、文字起こし専門業者の外注先(パートナー)として働く場合は、一般的なアルバイトのように会社に出向いて面接や簡単なテストを受けるケースもあるようですね。
単発の仕事はあるの?
クラウドソーシングサイトで募集しているのは、ほとんどが単発の案件です。
※文字起こし代行業者が外注先(二次請け)を募集する場合は別。
頻繁に文字起こしの需要がある企業などは、継続案件の形で募集したり、直接フリーランサーに仕事を打診したりといったケースもあります。
スマホだけで(パソコンがなくても)できる?
最近は、スマホアプリでも優秀な文字起こしアプリが増えてきているので、パソコンなしでも文字起こしのバイトを完結させることは可能です。
それでも、パソコンの作業と比べれば効率の差は歴然なので、本気で稼ぎたいならできればスマホは補助的な役割にとどめておいたほうがいいですね。
動画(YouTube)と音声の文字起こしって、どう違うの?
ここ最近、YouTubeなどの動画の文字起こし案件が増えています。
音声だけと比べて、動画の場合は話者の口元などをチェックしながら文字起こしができるので、聞き取りがしやすいメリットがあります。
ただし、動画だと一般的な文字起こしエディタ(ペダル操作や細かな巻き戻し・早送りがしやすいソフト)が利用できないので、音声の文字起こしに慣れている人は、動画から音声データを抽出してからそういったソフトを使うといいでしょう。
まとめ
今回は、文字起こしバイトについて始め方・やり方や稼ぐためのコツを解説しました。
- 文字起こしバイトの経験がまったくない人は・・・本や講座で基礎知識を学ぶ
- 現在、文字起こしバイトであまり稼げていない人は・・・道具やアプリを揃えて作業を効率化する
こんなふうに、自分のレベルに合わせて優先事項を決めて、今すぐできることから始めてみましょう。
需要の多さや手軽さから、今後ますますライバルが増えていくことが予想されます。
差別化のためにやれることがあれば躊躇せずどんどん試してみるのが、成功の秘訣と言えるのでは?
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