- iPhoneやAndroidのメモアプリも便利だけど、小説みたいな長文を書くのにはあまり向いていないかも・・・。
- Evernoteやマインドマップアプリも、あまり小説執筆向きとは言えないし・・・。
- 小説を書くのにピッタリなスマホアプリはないの?
こんな悩みに応える記事を書いてみました。
最近は、スマホで小説執筆をする人が増えてきましたよね。
僕自身も、パソコンの前でじっくり腰を据えて作業するという時間が年々減ってきています。
ただ、スマホやタブレットのアプリを使ってスキマ時間でぼちぼちとライティングを進めているので、トータルの作業時間自体はむしろ増えているかもしれません。生産性も向上しましたしね。
というわけで、この記事では、僕が色々と試したり実際使っている小説を書くのに最適なアプリを紹介しています。
小説執筆以外にも使える汎用的なテキストエディタは、↓の記事でも紹介していますので、よろしければあわせてチェックしてみてください。
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すべて無料。文章作成アプリおすすめ15選【iPhone/iPad/Android】
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パソコン(mac)用の小説エディタをお探しの方は、↓の記事でまとめていますのでそちらをどうぞ。
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macで小説を書くならコレ。おすすめのテキストエディタ6選【無料/有料】
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※AppStore/GooglePlayへのリンクが載っていないツールは、ブラウザで直接アクセスして使うWebアプリになっています。
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おすすめの小説を書くアプリ(無料)
Nola ノラ(iPhone/Android)
「作家専用エディタツール」を謳っているとおり、小説を書くのに便利な機能を色々と搭載しているこちらのアプリ。
原稿エディタのほか、プロットの作成に特化した機能や、登場人物・世界観の設定をメモしていつでも素早く参照できる機能などがあり、物語創作を強力にサポートしてくれます。
会員登録すればPC(ブラウザ)版とスマホアプリとでデータを同期することもできます。
charasuji(iPhone/Android)
作品ごとに「ブック」を作成し、あらすじやキャラ・世界観設定などを一括管理できるWebアプリ。
ログラインから物語を組み立てるための補助ツールもあるので、ストーリー構成に悩みがちな方には便利かも。
ゼロから作品を作っている用途以外にも、既存の作品を整理・管理する目的に使っても役立ちそうです。
LEVON リヴォン(iPhone/Android)
こちらもキャラクターや世界観設定などが保存できる創作支援ツール。
カレンダー機能も付いているので、時系列が複雑な物語などを書くときに便利そうです。
エディタはシンプルなつくりですが、縦書きでプレビューすることも可能です。
WorldType(iPhone/Android)
こちらは登場人物や世界観の設定を保存することに特化したツールです。
テンプレート機能で自由に項目が設定できるのがポイントで、設定が細かいファンタジーなどを書く際に役立ちそうです。
原稿執筆自体は別のエディタで行う仕様ですが、アイデアボード機能もあるのでそちらをプロットの管理などに使ってもいいかもしれませんね。
NOVEWRITE(iPhone/Android)
テーマ・プロット・本文・資料などを一括管理でき、タブ移動で手軽にチェックできるアプリ。
ルビや傍点などよく使うものはクイックメニューから手軽に入力できるほか、独自に設定した定型文なども利用できます。
ウェブ版のほかスマホアプリ版もあり、相互にデータ同期できるのも便利ですね。
AzusaDesigner(iPhone/Android)
登場人物や設定、ストーリー構成などをわかりやすく管理できるアプリ。
独自カテゴリを作成でき、たとえば人物カテゴリなら名前・性別・誕生日・見た目の特徴・決めセリフなど、入力項目をテンプレート化することが可能です。
プロット作成支援アプリですが、しっかりと本文執筆機能もついてますよ。
PenCake(iPhone/Android)
日記アプリとしてリリースされていますが、小説書きの間でも密かに人気が高いアプリ。
非常にミニマルなデザインで書くことに集中したい方にとってはまさにうってつけ。
本文に写真を挿入することもできるので、イメージを膨らませる画像などを添えてみては?
TATEditor(iPhone/Android)
さまざまなプラットフォーム(端末)で使える他機能縦書きエディタ。
ダークモードやPDF出力、自動バックアップやルビ振りなど、小説を書くために必要な機能はひととおり揃っています。
やっぱり小説は縦書きじゃないと気分が出ない!という方は、縦書きエディタがおすすめですよ。
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【無料】おすすめ縦書きエディタ・アプリ11選(小説家・ライター向け)
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Novel Studio(iPhone)
比較的新しいアプリですがユーザーからの評価が高い縦書きエディタ。
独自のカスタム単語帳や、「」(カギ括弧)…(三点リーダ)といった記号を簡単に入力できるエディタメニューなど、小説書きにとってかゆいところに手が届くつくりになっています。
なるべくシンプルに、でも必要な機能はほしい。
そんなわがままなニーズに応えてくれるアプリと言えますね。
Novel Studio(iPhone)
SS Writer(iPhone/Android)
「会話文」を書くことに特化した、ちょっと風変わりなアプリがこちら。
操作は名前をタップしてセリフを入力するだけ。自動でチャット風の吹き出し表示にもできます。
アプリ名の通り、いわゆる「SS(二次創作)」のためのアプリだと思いますが、会話劇を読ませたい小説書きさんは試しに使ってみると面白そうです。
小説を書こう(Android)
ルビ付けやePub出力、文字数カウント(句読点区別あり)など、小説エディタならではの機能を色々と備えたアプリ。
登場人物設定やアイデアメモなどを別に保存しておくことも出来ます。
個人的には改行時に自動で全角スペースが挿入できる機能が便利に感じましたね。
小説を書こう(Android)
小説ノート(Android)
ルビ以外に挿絵なども入れられるアプリ。
エディタにはメモスペースがあるので、設定やアイデアなどはこちらに保存しておくといいでしょう。
縦書きプレビューにも対応しているので、ネットの文章をコピペして読書ツールとして使うのもおすすめとのこと。
小説ノート(Android)
おめめライター(iPhone)
iPhoneで外部キーボードを利用する際に全角スペースが入力しづらかった問題を解決すべく作られたというアプリ。
もちろん外部キーボードを使わなくても、エディタとしても非常にシンプルで使い勝手がいいです。
テキストファイル(txt)でiCloudに保存でき、他のエディタと連携しやすいのがいいですね。
おめめライター(iPhone)
おすすめの小説を書くアプリ(有料)
Scrivener(iPhone)
プロ御用達の本格派総合エディタ。※最近のアップデートで縦書きにも対応しました。
資料や設定メモなどが保存できるフォルダ管理機能や、並べ替えできるコルクボード、進捗管理やコメント機能など、使い方次第で小説の執筆だけでなく、あらゆる文章の作成に活用できる、まさに「全部のせ」といった感じのアプリです。
本気で文章書きを目指したい方なら、ぜひ一度は触ってみて欲しいおすすめツールと言えますね。
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Scrivener3徹底レビュー:小説・論文作成のベストアプリ【使い方も解説】
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Ulysses(iPhone)
「もっとシンプルなエディタが使いたい!」という方はこちらのアプリもおすすめ。
有料アプリではありますが、 Setapp というサブスクサービスの加入者なら無料で利用可能なのもポイントです。
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【朗報】アプリ版サブスク『Setapp』がiOS(iPhone/iPad)に対応!
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iPhone標準のメモアプリとも連携しているので、メモで書いた下書きをそのままUlyssesに移して続きを書く、なんてこともできちゃいますよ。
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iA Writer(iPhone/Android)
Androidでシンプルなエディタが使いたい方は、こちらのアプリがおすすめです。
UIも操作感もUlyssesと非常に似たつくり。こちらはWindows版もあるので、Mac・iPhone派ならUlysses、Win・Android派ならiA Writerといった使い分けが良さそうです。
Ulyssesと違ってノートの手動並べ替えなどが行えないデメリットがありますが、エディタの使い勝手はiA Writerの方が上かも?
おまけ:AIを小説執筆のアシストツールに・・・?『Catchy』
最近は、創作の世界にもAIテクノロジーが進出してきています。
小説ジャンルでも『AIのべりすと』のように、ゼロからAIが小説をすべて執筆してしまうようなツールもありますが、それでは面白くない(書く楽しみが・・・)という人もいますよね。
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【無料】現役小説家が『AIのべりすと』を利用してみた【使い方も解説】
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そういった方におすすめなのが、 AIがライティング【Catchy】 です。
100種類以上のAI文章自動生成ツールが手軽に利用できるこちらのサービス。
- 導入文
- 概要(アウトライン)
- 主人公の設定
- 悪役の設定
- 本の帯
こういったツールが個別に用意されているので、アイデア出しや執筆に詰まったときに利用して新しい発想のきっかけ作りにできます。
小説以外にもキャッチコピーやブログ記事、商品アイデアやネーミングなどさまざまなAIツールが揃っているので、ぜひ一度お試しあれ。
毎月10クレジットまでは無料で利用できますよ。
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【無料あり】Catchy(キャッチー)レビュー・使い方解説|日本語AIコピーライティングの評判は?
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いつでもどこでも創作活動を!
最後に、タイプ別に管理人がおすすめする小説執筆アプリを3つまとめておきます。
こんな感じでしょうか。
今回は、小説執筆に特化した機能を備えているアプリに限定して紹介しましたが、ほかにも『iテキスト』や『JotterPad』といった長文作成アプリや、『Workflowy』のようなアウトラインプロセッサなども、もちろん小説エディタとして有用です。※そちらは↓の記事で紹介しています。
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macで小説を書くならコレ。おすすめのテキストエディタ6選【無料/有料】
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まとまった時間を設けて執筆作業だけに集中するというのも当然大切ですが、スキマ時間に少しずつ原稿を書き溜めたり、時には他のことをしながらアイデア出しを行なったりといったことも組み合わせると、デスクにかじりついているだけでは生まれてこない文章が書けるかもしれません。
執筆スタイルは人によってさまざま。みなさんも自分に合った環境で楽しく創作活動を行なってくださいね。