【使ってみた】AIに小説の続きを書かせる自動生成ソフト・サイト33選

2019年10月3日

【使ってみた】AIに小説の続きを書かせる自動生成ソフト・サイト33選

AIが書いた小説が、星新一賞の一次審査を突破した?!

2016年3月、こんなニュースが世間を騒がせました。

そこで今回は、AIと小説家というテーマで記事を書いてみたいと思います。

  • AIが自動で小説を書いてくれるツールを探している。
  • 創作に行き詰まっているので、アイデア出しや物語構成のヒントにできれば・・・
  • 将来的には小説家もAIに職を奪われるの?
  • おすすめのAI小説自動生成ソフト・サイトや、これからも小説家が生き残っていくためのAI活用のコツを教えて!

こういった悩みをお持ちの方に役立つ内容になっているはず。

さまざまな業界でAIの脅威が語られるようになって久しいですが、メディアは危機感を煽るか過度な楽観論を示すばかり。「具体的に僕らがこれからどうすべきか?」について何ひとつ語ってはくれません。

これでは漠然とした不安が募っていくだけですよね。解決も成長も望めませんし、むしろ後退するばかりです。

この記事では、現在世の中にあるAI小説自動生成ソフト・サイトをまとめつつ、具体的に僕らがこれらツールを活用していくためのコツを解説。

  • AI小説自動生成ソフト・サイト5選
  • 無料ツールだけで「完全小説自動生成システム」っぽいものを作る方法
  • 実際に、AIで小説を書いてみた結果。
  • 小説家がAIを活用するためのコツ

内容はこんな感じ。

小説の本文を自動生成するものだけでなく、無料ツールを上手に組み合わせて、ゼロから(アイデア・設定含め)小説を作成するシステムなども紹介しているのがポイントです。

この記事を読めば、小説家としてスキルアップするためにAIを上手く活用するヒントがつかめるはず。ぜひ最後までご覧ください。

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AI小説自動生成ソフト・サイトおすすめ5選

AIのべりすと

AIのべりすと

日本語最大級68.7億パラメータと約500GBのコーパスを元にしたAI小説ジェネレーターがこちら。

フォームに5、6行ほどのサンプル文章を入れることで、その先の物語を自動で生成してくれるという仕組み。内容としてはいわゆる「なろう系」になるパターンが多いもよう。

驚くべきは、このツールが個人で開発・運営されているという点。

サーバー増強や開発のための資金をクラウドファンディングで募集したところ、なんと600万円近い支援金を集めたとのこと。みなさんの期待のほどがうかがえますねぇ。

AIのべりすと

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きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ

きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ

日本で最も有名な人工知能による小説自動生成プロジェクトがこちら。

きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ

作家・星新一氏の著作1000編以上を解析することで小説を作り出すことを目指している「作家ですのよ」や、「人狼知能プロジェクト」などが主で、実際に生成した作品は星新一賞の一次審査を通過してしまったのだとか。

実際に生成された作品(「私の仕事は」)は、こちらで読むことが可能。システム自体も↓で試すことができます。

コンピュータが小説を書く日

Harry Potter and the Portrait of What Looked Like a Large Pile of Ash(ハリー・ポッターと灰の肖像)

Harry Potter and the Portrait of What Looked Like a Large Pile of Ash(ハリー・ポッターと灰の肖像)

クリエイティブ集団「Botnik Studios」がAIにハリー・ポッターシリーズの新作を書かせたというプロジェクトがこちら。

Harry Potter - Botnik Studios

内容自体はトンデモですが、文体などはなんとなく再現できているような気も・・・。

官能小説自動生成ソフト七度文庫

官能小説自動生成ソフト七度文庫

こちらは誰でも無料で利用できるフリーソフト。起動するたびに異なる官能小説をいくつも生成してくれます。

官能小説自動生成ソフト七度文庫

AIが完全にゼロから小説を自動生成するわけではなく、あらかじめ用意された文章をランダムに組み合わせることで独特の描写を作り出すという仕組みのもよう。

プリセットの文章断片を組み合わせるというやり方は、いろいろと応用がききそうですね。

Dramatica

Dramatica

こちらは小説そのものではなく、「脚本」に特化した自動生成ツールです。

おそらく世界で最も有名なシナリオジェネレーター。ハリウッドのシナリオライターも現場で利用しているのだとか。

完全自動生成ではなく、ソフトウェアの質問に答えていくことでそれらの情報を元にしたストーリーを作成してくれるという仕組み。

日本語非対応ですが、一度使ってみたいなぁ・・・。

Dramatica

まだまだある!小説自動生成プロジェクト4種

上記のほかにも、様々な方が人工知能による物語の自動生成を試みていらっしゃいます。

みなさん成果物となる作品をネットで公開してくれていますので、その独特な世界観をぜひ味わってみては?

無料ツールだけで「完全小説自動生成システム」っぽいものを作ってみる【24種比較】

無料ツールだけで「完全小説自動生成システム」っぽいものを作ってみる【23種】

AIで小説を書くツールのほとんどは、あらかじめ物語のテーマとなるキーワードや登場人物・設定、書き出しの一部などを用意しておく必要があります。

これでは厳密には「100パーセントAI製」とは言えませんよね。

そこで、世の中にあるさまざまな無料ソフト・サイトを組み合わせることで、小説をゼロから作り上げることは可能か?を模索してみました。

アイデア・テーマジェネレーター6選

物語の種となるワンアイデアやテーマの設定を、ツールを用いて行ってみます。

ランダムにキーワードが表示されるお題ツールやタイトルジェネレーターを使う方法や、自動生成された文章の断片を元に物語を膨らませていくなど、いくつかの方法が考えられそうです。

ジェネレーターの中には、冒頭やオチの一文だけ生成してくれるものもあるので、そこから話を考えても良さそうですね。

テーマ(主題設定) - タロットプロット
156枚のタロットカードからランダムにキーワードが表示されます。

ランダムテーマジェネレータ
3つのキーワードがランダムに自動生成されるツール。

小説タイトル生成器
直木賞・芥川賞受賞作から抽出したキーワードを組み合わせてタイトルを生成してくれるツール。

夢十夜Remix
夏目漱石『夢十夜』を形態素解析+マルコフ連鎖で分解・再構成して文章を表示するスクリプト。

冒頭代筆った―
主人公の名前を入力すると、冒頭の一文を自動生成してくれるジェネレーター。

オチ代筆ったー
主人公の名前を入力すると、オチの一文を自動生成してくれるジェネレーター。

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キャラクタージェネレーター7選

基本的なプロフィールをランダムで生成するツールや、キャラクターのモチーフとなるキーワードを決めてくれるツールなどがあります。

名前や似顔絵だけを自動生成して、そこから人物像をふくらませるというのもいいかもしれませんね。

キャラクター自動生成システム
名前や年齢、叶えたい願いやミッションなどを自動生成してくれるジェネレーター。

キャラクター設定自動生成メーカー
名前や年齢、能力や決め台詞などを自動生成してくれるジェネレーター。

キャラクター(登場人物) - タロットプロット
主人公・相棒・好敵手など9タイプのキャラクターをタロットで表示してくれるツール。

ペルソナ(人物像) - タロットプロット
1人のキャラクターの過去・現在・未来など7種のペルソナをタロットで表示してくれるツール。

すごい名前生成器
日本語名だけでも10億通りのパターンを自動生成してくれるネーミングツール。

MakeGirlsMoe
キャラクターの似顔絵を自動生成してくれるツール。

Crypko
上記の進化版。現在クローズドβテストを実施しているもよう。

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世界観設定ジェネレーター2選

ランダムにキーワードを設定に当てはめるタイプのほかにも、物語世界の「地図」を自動生成してそこから設定や物語を考えるというやり方もできそうです。

ワールド(世界観) - タロットプロット
政治・経済・宗教など12種の詳細な世界観設定をタロットカードをモチーフに決めることできるツール。

Inkarnate
ワールドマップ(世界地図)を自動生成してくれるツール。ファンタジーやゲームシナリオには必須ですよね。

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プロットジェネレーター6選

シナリオはフレームワーク(類型)が存在するので、このジャンルのジェネレーターは結構豊富な印象です。

これらを本格的にしたものが前項で紹介したDramaticaというわけですね。

あらすじメーカー
「いつ、どこで誰が誰と何をどうした。理由は●●だから」というあらすじを自動生成できるツール。

物語設計(主人公視点) - タロットプロット
主人公の視点から見た物語のあらすじをタロットカードで示してくれるツール。

ストーリーメーカー
主人公と相手役の名前を入力すると恋愛物語を自動生成してくれるツール。

ジャンクプロットエディタ
かなり個性的な展開が自動生成できる起承転結ツール。

自動あらすじ作成機ver.0.1
こちらもかなり独特な物語が書けそうなあらすじ自動生成ツール。

壮絶な運命の物語ったー
絶望的な運命しかやってこない主人公の物語が作れるジェネレーター。

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校正・推敲ジェネレーター3選

誤字脱字のチェックなどは機械的な作業なので、なるべくならツールを使って自動で行いたいところ。

このジャンルも近年様々なソフトウェアが出ていますね。

文章作成アドバイスツール【文賢】
100以上の視点で文章を自動チェック。2,000以上の個人・法人が導入している本格ツールです。

Enno
無料でひと通りの校正(文章チェック)ができてしまう便利ツール。

Novel Supporter
小説の推敲補助に特化したツール。音声読み上げ機能もついてます。

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【使ってみた】小説の設定・書き出しを自動生成してみた結果。

【使ってみた】小説の設定・書き出しを自動生成してみると・・・。

使ってみたツールは以下、

現代日本が舞台の短編を想定しているので、世界観設定は行いません。

主人公

  • 名前:北条海斗
  • 年齢:44
  • 性格:心は女
  • 国籍:日本
  • 職業:アナウンサー
  • 年収:3500万
  • 見た目:筋肉ムキムキで毛深い
  • 記憶の欠片:グリフォン
  • 叶えたい願い:犯罪をこの世からなくしたい

・・・主人公?

かなり個性的なキャラができてしまいました。

っていうか「グリフォン」の記憶って何・・・?

ヒロイン

  • 名前:春山桜子
  • 年齢:53
  • 性格:心は男
  • 国籍:日本
  • 職業:ライター
  • 年収:6500万
  • 見た目:中肉中背で地味
  • 叶えたい願い:惚れ薬を完成させたい

「心は女」の主人公と「心は男」のヒロインが爆誕しました(※まったくの偶然です)。

・・・ライターで年収6500万とかすげぇ。

あらすじ

ある日、海斗は声を発することがまったく出来なくなってしまった。桜子の顔は、火傷で滅茶苦茶になってしまっていた。ある休みの日、桜子がバーで一人でうなだれているのを目撃してしまった。海斗は叫んだ。「汗でビチョビチョだぁ」。それで、海斗は桜子に一万円札を投げつけると、「これで十分だろう?」と言った

Fin.

・・・いやいや「Fin.」じゃなくって。

  • 声が出なくなったアナウンサー
  • 顔に火傷を負った心は男の女性
  • 汗でビチョビチョの筋肉ムキムキ&毛深い男

とか、妙にキャラ設定と合いそうな文章がチラホラあったりするのが、密かにドキッとしたり。

タイトル

熊のアリア

「小説タイトル生成器」は15個ほどタイトルを自動生成してくれるのですが、ピンときたのがコレ。

声が出なくなった中年大男(アナウンサー)のアリア・・・なんとなくドラマがイメージできませんか?

時間を作って本当に書いてみようかな・・・。

本文

ある日、海斗は声を発することがまったく出来なくなってしまった。桜子の顔は、火傷で滅茶苦茶になってしまっていた。
「お兄ちゃん、大丈夫? 私の顔がそんなに怖い?」
「ううん……」 と首を振るのが精一杯だった。
その日から、桜子は別人のように大人しくなって、以前のように、明るく元気な少女に戻った。だが、

ある休みの日、桜子がバーで一人でうなだれているのを目撃してしまった。
「桜子さん」
声をかけると彼女はゆっくりと顔をあげた
「あぁ……久しぶりね」
「どうしたんですか?」
「ちょっといろいろあって……」
桜子はため息をつきながら、カクテルを口に運ぶ。

海斗は叫んだ。
「汗でビチョビチョだぁ」。
それで、海斗は桜子に一万円札を投げつけると、「これで十分だろう?」と言った。
「えっ? もう一回言ってよ」と、桜子は言った。
「だから、十分だろうって言ってるんだ!」
「うーん……」
「なんだよ」
「いや、いいのかなあと思って」
「いいから、早く行けよ! 俺はもう疲れたんだ!」
「うん……。じゃあね」
桜子がドアを閉める音がした。
それから、階段を駆け下りていく音も聞こえてきた。海斗はベッドに横になりながら、大きく息を吐いた。そして、自分がまだ裸のままであることに気づいた。海斗は自分の体を見下ろしてみた。全身が汗まみれだった。海斗はベッドから降りて、洗面所に向かった。鏡を見たら、自分の顔には髭が生えていた。

声を出せないはずなのに、普通に会話してるのは気にしない方向で(テレパシーかな?)。

なんとなく行間を脳内補完すると、思いのほか興味深い物語になる気がしたり。

・・・やべぇ、超面白い。

小説家がAIを活用するためのたった一つのコツ

小説家がAIを活用するためのたった一つのコツ

実際にAI小説自動生成ツールを使ってみての結論。

AIの得意分野はAIに任せ、人間は人間にしかできないことに注力する。

これに尽きます。

  • 誤字脱字を探したり、アイデアの種を大量にランダム抽出したりといった作業はAIのほうが圧倒的に得意。
  • 逆に、物ごとに関する深い洞察や独自視点による観察描写、行間を読み取り、想像するといった分野は、おそらく将来的にも人間の独擅場となるはず。
  • それぞれ役割分担することで、人間は人間だけの作業に時間を集中できる。

これからもいろいろと活用法を模索してみたいですね。

まとめ:書くのは、あくまでアナタ。

今回は、AIで小説を自動生成する試みについて解説しました。

小説の自動生成というと、やはり文章まで含めた「完全自動生成」を目指したくなるものですが、まだまだ技術的にはハードルが高いもよう。

しかし、視点を変えて「創作補助ツール」「スキルアップツール」としてこれらをとらえれば、人間だけでは決して考えつかない新たな発想のヒントを与えてくれたり、人間がやるまでもない機械的な作業を代替してくれたりと、非常に役立ちます。

いや、だって、↑みたいな設定、素じゃ考えつきませんって・・・。

テクノロジーの進化は創作者にとって脅威ではなく、逆に創造力を引き出し、成長を助けてくれる良いきっかけになるはず。

恐れるばかりでAIを避けるだけでは、この先小説家として生き残っていけません。何よりもったいなさ過ぎます。

あなたも興味を惹かれたツールがあったら、ぜひ積極的に試してみてくださいね。

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