【無料あり】AIに小説の続きを書かせる自動生成ツール(ソフト・サイト)23選+α

2019年10月3日

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【無料あり】AIに小説の続きを書かせる自動生成ツール(ソフト・サイト)23選+α

AIが書いた小説が、星新一賞の一次審査を突破した?!

2016年3月、こんなニュースが世間を騒がせました。

そこで今回は、AIと小説家というテーマで記事を書いてみたいと思います。

  • AIが自動で小説を書いてくれるツールを探している。
  • 創作に行き詰まっているので、アイデア出しや物語構成のヒントにできれば・・・
  • 将来的には小説家もAIに職を奪われるの?
  • おすすめのAI小説自動生成ソフト・サイトや、これからも小説家が生き残っていくためのAI活用のコツを教えて!

こういった悩みをお持ちの方に役立つ内容になっているはず。

さまざまな業界でAIの脅威が語られるようになって久しいですが、メディアは危機感を煽るか過度な楽観論を示すばかり。「具体的に僕らがこれからどうすべきか?」について何ひとつ語ってはくれません。

これでは漠然とした不安が募っていくだけですよね。解決も成長も望めませんし、むしろ後退するばかりです。

この記事では、現在世の中にあるAI小説自動生成ツール(ソフト・サイト)をまとめつつ、具体的に僕らがこれらツールを活用していくためのコツを解説。

  • おすすめのAI小説自動生成ツール5選
  • その他、AI小説ライターやプロジェクト一覧
  • 無料ツールだけで「完全小説自動生成システム」っぽいものを作る方法の解説
  • 実際に、AIで小説を書いてみた結果。
  • 小説家がAIを活用するためのコツ

内容はこんな感じ。

小説の本文を自動生成するものだけでなく、無料ツールを上手に組み合わせて、ゼロから(アイデア・設定含め)小説を作成するシステムなども紹介しているのがポイントです。

この記事を読めば、小説家としてスキルアップするためにAIを上手く活用するヒントがつかめるはず。ぜひ最後までご覧ください。

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AI小説自動生成ツール(ソフト・サイト)おすすめ5選

Sudowrite

Sudowrite(シュードライト)
©Sudowrite

AI小説生成ツールとしては、おそらく別格の機能を持つ万能ライターがこちら。

専用エディタに様々なAI機能が内蔵されており、物語のテーマ・プロット・キャラクター・ツイストポイントなど、さまざまなアイデアをAIが考えてくれます。

多くのAI小説ツールは、本文しか出力できないものがほとんどのですが、こちらはネタ出しから構成、下書きに推敲まであらゆることができちゃいます。

文章クオリティも他とは一線を画すなかなかのもの。使用言語はほぼ英語のみですが、DeepLのChrome拡張を使えば英語が苦手な人でも問題なく操作できますよ。

料金

  • 19ドル(225,000クレジット)
  • 29ドル(1,000,000クレジット)
  • 129ドル(2,000,000クレジット)※クレジット持ち越し可能

無料トライアルもあるので、まずはこちらから試してみては?


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Novel AI

Novel AI
©Anlatan

内容をコントロールしながら、AIに少しずつ本文を執筆させたい方におすすめなのがこちら。

日本ではAI画像生成ツールとして有名ですが、名前の通り、本来はこちらの機能がメインだったり。

基本的にはフォームに数行のサンプル文章(書き出し)を入れることで、その先の物語をAIが自動で生成してくれるという仕組み。様々な情報を事前に設定しておくことで、文体や世界観、プロットなどをある程度指定することができます。

基本操作は英語のみですが、日本のWeb小説をもとにした言語モデル(Genji-JP)も搭載しているので、ラノベっぽい作品も書けるもよう。

料金

  • 無料(100回・6144トークン)
  • 10ドル(無制限・3072トークン)
  • 15ドル(無制限・6144トークン)
  • 25ドル(無制限・8192トークン)

こちらも無料で試せるので、実際に触って比較してみるのがおすすめですね。

NovelAI


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AIのべりすと

AIのべりすと
©Bit192, Inc.

日本発のAI小説ジェネレーターがこちら。

システムはNovel AIを参考にしたと思われ、操作感も非常に似た感じ。こちらもWeb小説をデータベースとしているようで、内容としてはいわゆる「なろう系」になるパターンが多いようですね。

驚くべきは、このツールが個人で開発・運営されているという点。

サーバー増強や開発のための資金をクラウドファンディングで募集したところ、なんと600万円近い支援金を集めたとのこと。ユーザーの期待のほどがうかがえますねぇ。

料金

  • 無料会員:0円(出力制限あり)
  • ボイジャー会員:1,060円/月(無制限)
  • ブンゴウ会員:1,800円/月(無制限)
  • プラチナ会員:3,150円/月(無制限)

有料版の違いは主に「専用サーバーの出力回数」「新しい言語モデルの利用」「入力(認識)文字数」「出力文字数」など。もちろん無料お試しもできますよ。

AIのべりすと


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AI BunCho

AI BunCho
©Hiroyuki Osone

こちらはAIと一緒に「リレー小説」が書けるという面白いコンセプトのサイトです。

仕組みはNovel AIやAIのべりすとと同じように、入力された本文の文脈を読み取ったAIが続きを執筆してくれるというもの。

設定を保存しておくことで内容がコントロールできるのは他のツールと同様。タイトルやあらすじ生成なども行えますよ。

料金

  • トライアル:無料(1日5回、広告あり)
  • 止まり木:550円/月(1日5回、広告なし)
  • 水やり:1,650円/月(無制限、優先回数・トークン・選択肢増加など)
  • シード:3,300円/月(無制限、優先回数・トークン・選択肢さらに増加など)
  • 焼肉:5,500円/月(無制限、優先回数・トークン・選択肢もっと増加など)

1日5回の制限がちょっと厳しめですが、ツール比較するだけなら充分かも?

AI BunCho

AI Dungeon

AI Dungeon
©Latitude

こちらは「テキストアドベンチャー」と呼ばれる形式で、ストーリーが生成できるツールです。

ユーザーは物語の主人公となり、ストーリーを進めながら様々なシーンで行動や台詞を(時には地の文も)入力していくことで、AIがアクションに応じた展開を自動生成してくれるという仕組み。

シナリオは自分でオリジナルのものを作成可能なので、TRPGリプレイのようなやり方で小説を仕上げることができるというわけですね。

料金

  • 無料(100クレジット)
  • 9.99ドル(480クレジット)
  • 14.99ドル(760クレジット)
  • 29.99ドル(1650クレジット)

Novel AIにも同じようなツールがありますが、テキストアドベンチャーだけを楽しむならこちらのほうが扱いやすいですよ。

まだまだある!小説自動生成ツール&プロジェクト18種(※随時追加予定)

上記のほかにも様々なツールがあり、多くの方が物語の自動生成を試みています。

無料ツールだけで「完全小説自動生成システム」っぽいものを作ってみる【25種比較】

無料ツールだけで「完全小説自動生成システム」っぽいものを作ってみる【23種】

AIで小説を書くツールのほとんどは、あらかじめ物語のテーマとなるキーワードや登場人物・設定、書き出しの一部などを用意しておく必要があります。

これでは厳密には「100パーセントAI製」とは言えませんよね。

そこで、世の中にあるさまざまな無料ソフト・サイトを組み合わせることで、小説をゼロから作り上げることは可能か?を模索してみました。

アイデア・テーマジェネレーター6選

物語の種となるワンアイデアやテーマの設定を、ツールを用いて行ってみます。

ランダムにキーワードが表示されるお題ツールやタイトルジェネレーターを使う方法や、自動生成された文章の断片を元に物語を膨らませていくなど、いくつかの方法が考えられそうです。

ジェネレーターの中には、冒頭やオチの一文だけ生成してくれるものもあるので、そこから話を考えても良さそうですね。

テーマ(主題設定) - タロットプロット
156枚のタロットカードからランダムにキーワードが表示されます。

ランダムテーマジェネレータ
3つのキーワードがランダムに自動生成されるツール。

小説タイトル生成器
直木賞・芥川賞受賞作から抽出したキーワードを組み合わせてタイトルを生成してくれるツール。

夢十夜Remix
夏目漱石『夢十夜』を形態素解析+マルコフ連鎖で分解・再構成して文章を表示するスクリプト。

冒頭代筆った―
主人公の名前を入力すると、冒頭の一文を自動生成してくれるジェネレーター。

オチ代筆ったー
主人公の名前を入力すると、オチの一文を自動生成してくれるジェネレーター。

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キャラクタージェネレーター7選

基本的なプロフィールをランダムで生成するツールや、キャラクターのモチーフとなるキーワードを決めてくれるツールなどがあります。

名前や似顔絵だけを自動生成して、そこから人物像をふくらませるというのもいいかもしれませんね。

キャラクター自動生成システム
名前や年齢、叶えたい願いやミッションなどを自動生成してくれるジェネレーター。

キャラクター設定自動生成メーカー
名前や年齢、能力や決め台詞などを自動生成してくれるジェネレーター。

キャラクター(登場人物) - タロットプロット
主人公・相棒・好敵手など9タイプのキャラクターをタロットで表示してくれるツール。

ペルソナ(人物像) - タロットプロット
1人のキャラクターの過去・現在・未来など7種のペルソナをタロットで表示してくれるツール。

すごい名前生成器
日本語名だけでも10億通りのパターンを自動生成してくれるネーミングツール。

MakeGirlsMoe
キャラクターの似顔絵を自動生成してくれるツール。

Crypko
上記の進化版。現在クローズドβテストを実施しているもよう。

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世界観設定ジェネレーター2選

ランダムにキーワードを設定に当てはめるタイプのほかにも、物語世界の「地図」を自動生成してそこから設定や物語を考えるというやり方もできそうです。

ワールド(世界観) - タロットプロット
政治・経済・宗教など12種の詳細な世界観設定をタロットカードをモチーフに決めることできるツール。

Inkarnate
ワールドマップ(世界地図)を自動生成してくれるツール。ファンタジーやゲームシナリオには必須ですよね。

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プロットジェネレーター7選

シナリオはフレームワーク(類型)が存在するので、このジャンルのジェネレーターは結構豊富な印象です。

これらを本格的にしたものが前項で紹介したDramaticaというわけですね。

Dramatica
ハリウッドの脚本家も利用しているというシナリオジェネレーター。日本語化求む。

あらすじメーカー
「いつ、どこで誰が誰と何をどうした。理由は●●だから」というあらすじを自動生成できるツール。

物語設計(主人公視点) - タロットプロット
主人公の視点から見た物語のあらすじをタロットカードで示してくれるツール。

ストーリーメーカー
主人公と相手役の名前を入力すると恋愛物語を自動生成してくれるツール。

ジャンクプロットエディタ
かなり個性的な展開が自動生成できる起承転結ツール。

自動あらすじ作成機ver.0.1
こちらもかなり独特な物語が書けそうなあらすじ自動生成ツール。

壮絶な運命の物語ったー
絶望的な運命しかやってこない主人公の物語が作れるジェネレーター。

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校正・推敲ジェネレーター3選

誤字脱字のチェックなどは機械的な作業なので、なるべくならツールを使って自動で行いたいところ。

このジャンルも近年様々なソフトウェアが出ていますね。

文章作成アドバイスツール【文賢】
100以上の視点で文章を自動チェック。2,000以上の個人・法人が導入している本格ツールです。

Enno
無料でひと通りの校正(文章チェック)ができてしまう便利ツール。

Novel Supporter
小説の推敲補助に特化したツール。音声読み上げ機能もついてます。

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【使ってみた】小説の設定・書き出しを自動生成してみた結果。

【使ってみた】小説の設定・書き出しを自動生成してみると・・・。

使ってみたツールは以下、

現代日本が舞台の短編を想定しているので、世界観設定は行いません。

主人公

  • 名前:北条海斗
  • 年齢:44
  • 性格:心は女
  • 国籍:日本
  • 職業:アナウンサー
  • 年収:3500万
  • 見た目:筋肉ムキムキで毛深い
  • 記憶の欠片:グリフォン
  • 叶えたい願い:犯罪をこの世からなくしたい

・・・主人公?

かなり個性的なキャラができてしまいました。

っていうか「グリフォン」の記憶って何・・・?

ヒロイン

  • 名前:春山桜子
  • 年齢:53
  • 性格:心は男
  • 国籍:日本
  • 職業:ライター
  • 年収:6500万
  • 見た目:中肉中背で地味
  • 叶えたい願い:惚れ薬を完成させたい

「心は女」の主人公と「心は男」のヒロインが爆誕しました(※まったくの偶然です)。

・・・ライターで年収6500万とかすげぇ。

あらすじ

ある日、海斗は声を発することがまったく出来なくなってしまった。桜子の顔は、火傷で滅茶苦茶になってしまっていた。ある休みの日、桜子がバーで一人でうなだれているのを目撃してしまった。海斗は叫んだ。「汗でビチョビチョだぁ」。それで、海斗は桜子に一万円札を投げつけると、「これで十分だろう?」と言った

Fin.

・・・いやいや「Fin.」じゃなくって。

  • 声が出なくなったアナウンサー
  • 顔に火傷を負った心は男の女性
  • 汗でビチョビチョの筋肉ムキムキ&毛深い男

とか、妙にキャラ設定と合いそうな文章がチラホラあったりするのが、密かにドキッとしたり。

タイトル

熊のアリア

「小説タイトル生成器」は15個ほどタイトルを自動生成してくれるのですが、ピンときたのがコレ。

声が出なくなった中年大男(アナウンサー)のアリア・・・なんとなくドラマがイメージできませんか?

時間を作って本当に書いてみようかな・・・。

本文

ある日、海斗は声を発することがまったく出来なくなってしまった。桜子の顔は、火傷で滅茶苦茶になってしまっていた。
「お兄ちゃん、大丈夫? 私の顔がそんなに怖い?」
「ううん……」 と首を振るのが精一杯だった。
その日から、桜子は別人のように大人しくなって、以前のように、明るく元気な少女に戻った。だが、

ある休みの日、桜子がバーで一人でうなだれているのを目撃してしまった。
「桜子さん」
声をかけると彼女はゆっくりと顔をあげた
「あぁ……久しぶりね」
「どうしたんですか?」
「ちょっといろいろあって……」
桜子はため息をつきながら、カクテルを口に運ぶ。

海斗は叫んだ。
「汗でビチョビチョだぁ」。
それで、海斗は桜子に一万円札を投げつけると、「これで十分だろう?」と言った。
「えっ? もう一回言ってよ」と、桜子は言った。
「だから、十分だろうって言ってるんだ!」
「うーん……」
「なんだよ」
「いや、いいのかなあと思って」
「いいから、早く行けよ! 俺はもう疲れたんだ!」
「うん……。じゃあね」
桜子がドアを閉める音がした。
それから、階段を駆け下りていく音も聞こえてきた。海斗はベッドに横になりながら、大きく息を吐いた。そして、自分がまだ裸のままであることに気づいた。海斗は自分の体を見下ろしてみた。全身が汗まみれだった。海斗はベッドから降りて、洗面所に向かった。鏡を見たら、自分の顔には髭が生えていた。

声を出せないはずなのに、普通に会話してるのは気にしない方向で(テレパシーかな?)。

なんとなく行間を脳内補完すると、思いのほか興味深い物語になる気がしたり。

・・・やべぇ、超面白い。

小説家がAIを活用するためのたった一つのコツ

小説家がAIを活用するためのたった一つのコツ

実際にAI小説自動生成ツールを使ってみての結論。

AIの得意分野はAIに任せ、人間は人間にしかできないことに注力する。

これに尽きます。

  • 誤字脱字を探したり、アイデアの種を大量にランダム抽出したりといった作業はAIのほうが圧倒的に得意。
  • 逆に、物ごとに関する深い洞察や独自視点による観察描写、行間を読み取り、想像するといった分野は、おそらく将来的にも人間の独擅場となるはず。
  • それぞれ役割分担することで、人間は人間だけの作業に時間を集中できる。

これからもいろいろと活用法を模索してみたいですね。

まとめ:書くのは、あくまでアナタ。

今回は、AIで小説を自動生成する試みについて解説しました。

小説の自動生成というと、やはり文章まで含めた「完全自動生成」を目指したくなるものですが、まだまだ技術的にはハードルが高いもよう。

しかし、視点を変えて「創作補助ツール」「スキルアップツール」としてこれらをとらえれば、人間だけでは決して考えつかない新たな発想のヒントを与えてくれたり、人間がやるまでもない機械的な作業を代替してくれたりと、非常に役立ちます。

いや、だって、↑みたいな設定、素じゃ考えつきませんって・・・。

テクノロジーの進化は創作者にとって脅威ではなく、逆に創造力を引き出し、成長を助けてくれる良いきっかけになるはず。

恐れるばかりでAIを避けるだけでは、この先小説家として生き残っていけません。何よりもったいなさ過ぎます。

あなたも興味を惹かれたツールがあったら、ぜひ積極的に試してみてくださいね。

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