こんにちは、おりかっせです。
現在は落ち着いていますが、一時期は外注ライターさんに頼みまくって一人で何十個ものサイト・ブログを運営していました。
コンテンツが増えれば、そのぶん収入が増えていきますが、それに伴い様々なトラブルも発生するもの。
というわけで今回は、外部のライターに文章を依頼する際に注意すべきポイントを、具体的な手順に沿ってまとめてみました。
ちなみにタイトルはわざと二重の意味になるようにしていたり。
- 「失敗しないライター」の探し方
- やり取り等で仕事自体が失敗しないためのコツ
どちらにも役立つ情報をまとめていますので、アウトソーシングで失敗したくない方は、ぜひご一読を。
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ライターへ仕事を依頼する方法(フロー)
外注ライターさんへ記事などの文章を依頼するときに行う手順は、大きく分けて以下の5つ。
- 発注書(仕様書)をまとめる
- ライターを探し、依頼する
- 進捗を管理する
- 出来上がった原稿を確認・修正する
- アフターフォローを行う
今回は特に重要な1と2について、詳しく解説します。
はじめにつまずいてしまうと、後からリカバリーするのが大変ですので、注意しましょうね。
発注書(仕様書)のまとめ方
ライターを探したり、仕事をオーダーする前に、しっかりと「発注書(仕様書)」を作成しましょう。
これを怠ってしまうと、クライアント本人ですら仕事の全容が把握できていなかったり、ライターさんとの間で誤解や伝達ミスなどが発生する原因になってしますからね。
発注書に記載すべき内容は、主にこんな感じ。
- 媒体情報(ジャンル・読者層・PV規模など)
- 記事のテーマ
- 記事の目的
- 条件(指定対象への取材・特定キーワードへの言及など)
- 文字数
- 料金
- 納期
ほかにも、署名の有無や記事公開時のSNS拡散など、お願いすることになるであろうことはなるべく最初に時点で伝えておくほうがいいでしょう。
以下、さらに詳しい注意点です。
記事の目的を明確に。
記事のテーマとは別に、記事自体の「目的」もしっかりと伝えましょう。
テーマだけだと、どうしてもライターは自分よがりな文章を書いてしまいがちですが、目的も合わせて提示することで、しっかりと読者目線に気持ちを切り替えてくれるはずです。
目的とは、たとえばこんな感じですね。
- 単純にアクセス数を増やしたい(SEO)
- SNS等でバズらせたい
- 無料会員やメルマガ登録、商品購入につなげたい
個人的な経験から言うと、最初の依頼書に記事の目的が書いていないクライアントにあらためてこちらから上記のような例を出して尋ねると、多くが「どれも欲しい」といった返事になりがちです。
もちろんそれが本心なのは当然でしょうが、その中でも最低限の優先順位はつけておくべきでしょう。
バズについても「あわよくば・・・」だけでなく、狙う時はしっかりと戦略を立ててコンテンツを作成すべきでしょう。
まあ、炎上リスクはつきものですけどね。
情報はすべて出す。
最初の依頼時に必要な情報をすべて明らかにしておけば、向こうはやるかやらないかの二択を返事するだけで済みます。料金や納期の交渉が生じても、やりとりの回数自体はずっと少なくなるはずです。
たまにライターのコミュニケーション力(情報把握スキルや返信スピードなど)を見るために、わざと情報を小出しにしてくるクライアントがいますが、そういった行為は相手からも「出来ないヤツ」と思われていることを自覚しましょう。
また、いわゆる「お任せ」も危険です。ある程度ライターの裁量に任せるにしても、おおよその目安くらいは伝えておくべきです。
いきなり何万文字の大作を送ってこられても、困りますよね。
外注ライターの探し方
発注書が完成したら、次は記事作成を依頼するライターさん探しです。
主なライター探しの方法は、以下の3つ。
- 直接ライターに発注する
- プロダクションへ依頼する
- クラウドソーシングサイトで依頼する
それぞれ詳しく解説します。
直接ライターに発注する
ネットメディアや個人ブログの記事からニーズに合ったライターを見つけ、Twitterやメールなどで直接コンタクトをとるという方法です。
他にも、ライター人脈を持つ知人に紹介してもらう方法なんかもあります。こちらのほうが文章を読むだけではわからないコミュニケーション能力といった社会人スキルも担保されるメリットがあったり。
直接やり取りするため、ある程度自由度が高い手法ではあるのですが、慣れていないと契約や支払い関係でトラブったり、期待していたものとは違ったものが上がってきたりといったデメリットが発生するリスクもあります。
プロダクションへ依頼する
多くのライターを抱えている編集プロダクションやライタープロダクションなどに記事制作を依頼するという方法です。
編集料金などが別にかかるため、料金は割高になりがち。そのぶんしっかりと企画されたコンテンツを制作してくれます。
最近では、個人相手や1記事からでも対応してくれるプロダクションが増えてきましたが、やはり単価は高めなので、それなりに規模や知名度があるメディアや戦略的にバズを狙う用途で活用するといいでしょう。
クラウドソーシングサイトで依頼する
上記2つの間をとったようなスタイル。いいとこ取りとも言えます。
有名なクラウドソーシングサイトは以下。
上2つは有名ですが、ライターに特化したサービスならサグーワークスもおすすめです。
ライターの詳しいプロフィールが一覧できたり、過去の実績を参照したりできるのがポイント。運営側が本人確認等を行ってくれるのも便利ですね。
やり取りや支払いなどもシステム上で手軽に行え、コンペ形式で広く募集者を集めることも可能。
似たような仕事を検索して依頼の仕方や相場などを見ることもできるので、会員登録だけでもしておくのがおすすめです。
ライターを探す際は、以下のようなポイントをチェックしましょう。
- 依頼するジャンル・テーマに精通しているか?
- 原稿作成のスピードはどの程度か?
- 最低限のコミュニケーションがスムーズにできるか?
クラウドソーシングサイトのプロフィール欄にSNSの情報などが載っていれば、なるべくそちらもチェックするようにしておいたほうがいいですね。
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ライター料金の相場・目安
料金に関しては、ライターによってピンキリというのが正直なところです。
「1文字1円」という言葉を耳にする方も多いかもしれませんが、未経験者向けの仕事などでは「1文字0.1円」や「1記事1,000円」というケースも珍しくありません。
逆に、有名なライターさんや専門性の高い記事の依頼などでは「1記事10万〜100万円」という例もあります。
メディア自体の力が強い署名記事なら、PR目的や実績づくりを兼ねて多少低い料金でもOKしてくれるケースもありますし、テーマが面白ければ採算度外視で仕事を受けてくれるライターさんもいます。
とはいえ、ある程度適正な基準に沿ったほうがいいので、報酬を決める際は以下の手順で行うといいでしょう。
- クラウドソーシングサイトで似たような仕事を検索し、相場感をつかむ
- 記事の目的に照らし合わせてコストが妥当か比較する
記事によっては取材等が必要になる場合もありますので、それらのコストを含めるか(それとも別にするか)どうかもしっかりと決めて、相手に提示するようにしてください。
管理人の失敗談
お恥ずかしい話ですが、ここで例に出した失敗は大抵やらかしていますね。
もともと外注ライター側だったにもかかわらず、いざクライアント側になると自分の都合ばかり考えてしまって、なかなか思うように仕事が進まずイライラしてしまったものです。
昔は個人ブログなどに直接コンタクトを取るくらいしか手段がなかったため、勝手がよくわからずプロジェクト自体が頓挫してしまったことも・・・。
いまはクラウドソーシングサイトによって失敗の多くは避けられるようになりましたので、不安な方は今回紹介した以下のようなサービスを使って仕事を発注するようにしましょう。
多少の手数料はかかってしまいますが、マズいライターさんを引き当ててしまったり、やりとりに膨大な手間がかかったり、仕事自体が失敗してしまうリスクを考えれば、安いものですからね。