- なるべく速く文章を入力したいのに、タイプミスが多くて思うように作業が進まない……。
- タイピングミスを減らす方法はないの?
今回は、こんな悩みに応える記事を書いてみました。
かつては僕も、タイピングミスが非常に多い人間でした。なんとかミスを減らそうと意識していたのですが、なかなか思うように改善せず、遅れを取り戻そうとタイプスピードを速め、そのせいでまたタイプミスが増える……なんて悪循環に陥っていたことも。
それが、今回紹介するようないくつかのポイントを一つ一つ直していくことで、劇的にタイピングミスを減らすことができました。
というわけで、この記事では、
- タイピングミスが起こる主な原因
- タイピングミスを減らすコツ
- タイピングミスが多い人でも文章を速く入力するテクニック
などを紹介しています。
1度のタイプミスは、文字入力の時間を5秒遅らせると言われています。チリも積もればなんとやら。タイピングミスを減らせば、あなたの文章作成スピードは劇的に向上しますよ。
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タイピングミスが起こる原因
速さにこだわりすぎている
文章を1秒でも速く入力することを意識しすぎてしまうと、タイプミスが増えてかえって効率が悪くなってしまいます。
意識するのは速さよりも正確さ。思い描いた言葉をなるべくスムーズにタイピングできるよう心がけましょう。
姿勢が悪い
パソコンの前に座っている姿勢が崩れていると、肩や腕、指に余計な負荷(力)がかかり、タイピングミスを引き起こしてしまいます。
よくノートパソコンを使っている人で、画面を覗き込むようにして背中を丸めている方がいますが、これも↓で説明する「画面へ意識が向きすぎ」というタイプミスの要因となります。
余計な疲労や、体の不調の原因にもなってしまいますので、作業時は正しい姿勢でリラックスしながらキーボードに向きあいましょう。
ホームポジションから手が動きがち
ブラインドタッチの基本である「ホームポジション」から手が移動してしまうと、うっかり隣のキーを押してしまうなどのミスが発生しやすくなります。
腕を余計に動かすと肩の負担にもなるので、なるべくホームポジションをキープしながら入力作業を行いましょう。
画面に意識が向きすぎ
タイプミスを減らすコツとして「入力している文字を注視する」というものがあります。
確かにこの方法は、タイピングミスの発見には役立つのですが、実は、タイプミス自体の発生を防ぐ効果はほとんどありません。
完全な無意識でもしっかりとブラインドタッチができる達人レベルならまだしも、画面よりも手元を意識したほうがタイプミスは減ります。
タイピングミスを減らすコツ
正しいタイピングのやり方を身につける
独学でタイピングをなんとなく覚えてしまった人は、もしかすると間違ったやり方を身につけてしまっているのかもしれません。
タイピングはホームポジションをはじめとした「正しい方法」というものが存在します。自分なりにアレンジを加えている人もいますが、それは基礎をしっかり身につけた上級者だからこそできることです。
間違ったタイピングが体に染み付いてしまっている人は、いま一度、初心者に戻ってタイピングの基礎から覚え直しましょう。
パソコン教室のタイピング講座などを利用すると、短期間で効率よく基礎のおさらいができますよ。
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ショートカットキーを活用する
ホームポジションから手を移動させずに済むように、IME独自のショートカットキーをしっかりとマスターしておきましょう。
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カーソルキーやテンキーを使いたいときも、ショートカットキーを活用すればホームポジションから手を動かさずにすべての入力が可能です。
超スロースピードや目を閉じてタイピングしてみる
なるべく速く文字入力したくなる気持ちは痛いほどわかりますが、一度染み付いてしまったミスタイプの癖は、意識して取り除かなければなかなか改善しません。
ミスタイプが増えてきたな……と感じたら、あえてタイピングのスピードを超スローペースまで落として、自分がどのキーでミスタイプしやすいのかを再確認するようにしましょう。
さらに、画面も手元も見ずに、目を閉じて意識だけタイピングに向けて文字入力をしてみると、自分がどんなときにミスをしやすいのかがより分かりやすくなります。
たまには一文字一文字を噛みしめるようにゆっくりとタイプしてみると、また違った視点で文章をとらえるきっかけにもなりますよ。
キーボードを取り替える
キーボードのタイプによって、タイプミスが起こりやすいものとそうでないものがあります。
なるべくタイピングミスを減らしたいなら、静電容量無接点タイプかメカニカルタイプで、キーピッチが広いものを選ぶようにしましょう。
入力はショートカットキーを使うので、テンキーも不要です。
ほかにも、遅延を防ぐならBluetoothよりも有線タイプが良いようですね。
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椅子を取り替える
正しい姿勢で作業をするために、椅子を取り替えるというのも一つの手です。
一般的なオフィスチェアよりも、いわゆる「エルゴノミクスチェア」と呼ばれる比較的高価な多機能椅子のほうが、体に負担がかかりにくい姿勢を自然とキープできます。
仕事道具の一つと考えて長い目で見れば、それほど大きな負担ではないはずです。
……なんてことを言いながらも、僕はスタンディングデスクで作業していたりします。これなら座り仕事の負荷とも無縁ですし、椅子のコストはゼロですよ。
「タイプミスは起こるもの」と割り切ってしまうのもアリ。
前述したように、一度染み付いてしまったミスタイプの癖は改善するのに時間を要するものです。
そういった矯正はゆっくりぼちぼちと行うようにして、とりあえずタイピングミスはよく起こるものだということを前提とした環境づくりをしてしまうというのも、賢いやり方と言えるかもしれません。
たとえば、タイプミスをしやすい単語やフレーズを、IMEのユーザー辞書に登録してしまったり(ありがとうごじました⇢ありがとうございました)、とりあえずミスは無視して文章を作成し、あとから誤字脱字と合わせてチェックするなど、色々と工夫はできそうです。
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文章校正ツールの中には、タイピングミスのチェックをしてくれるものもあるので、こういったソフトの自動修正に任せてしまうなんてのも一つの手です。
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タイピングミスが減らないことにイライラするよりも、へんてこなタイプミスを発見して面白がりつつ、ツールを活用してスマートに修正するというスタイルのほうが、ストレスフリーで仕事ができそうです。
ぜひあなたも、発想の転換を。