こんな悩みをお持ちの方のために、今回は書く習慣を身につけるためのコツを解説します。
新しい習慣って、なぜか長続きしませんよね・・・。
僕も以前までは、毎年元旦に
今年こそはブログを毎日更新しよう!
と心に決めつつも、あっという間に挫折する日々を過ごしていました。
書かなきゃ・・・、書かかなきゃ・・・、
そんなことをうわごとのようにつぶやきつつも、手元はピクリとも動かない・・・そういった毎日でした。
それが今では複数のブログを運営し、毎日いずれかの記事を更新している生活に。並行して小説出版なども実現し、1日最低でも4,000文字を書く習慣が身につきました。
この記事では、そんな僕が「書く習慣」を作るために実践した具体的な方法を解説します。
結論を先に言ってしまうと、あなたはいますぐ「書くロボット」になるべきです。
そんな方は、ぜひこの続きをお読みください。
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文章を書く習慣のメリット
具体的なメリットがないと、面倒なことってなかなか習慣化できませんよね。
「書く習慣」の大きなメリットは次の3つです。
- ストレスフリー
- アイデアマン
- 文章上達
それぞれ詳しく解説していきます。
ストレス解消になる
書くことで、ストレスが解消される。
本などでよく言われているこの効果ですが、僕もたしかに実感があります。
悩みとか問題って、言葉(文章)にするとたいてい解決するんですよね。
そんな風に思う方もいるかもしれませんが、やってみるとわかります。
頭の中のモヤモヤを言葉(文章)として明確に認識することで、具体的な解決方法について前向きに考えられるようになります。
悩みを客観視してみると「意外とたいした悩みじゃないかも・・・」となることも少なくありません。
面倒なら書き捨てでもいいんです。「書いた」という事実があるだけで、とりあえず心理的な区切りがつけられますからね。
アイデアが湧いてくる
アイデアは、「無」から生まれません。
頭の中だけでウンウンとうなっていても、いつまで経っても良いアイデアは浮かんできませんし、考えもまとまりません。
アイデアというものは「既存のものの新しい組み合わせ」です。
発想が生まれるには、まずその種となる何かが必要なので、ひとまず頭の中のものはすべて書き出す習慣をつけてしまうのが成功の秘訣です。
書き出した言葉や文章をぼんやり眺めていると、そこから新しい言葉が浮かんできます。
それをさらに書き出し・・・と繰り返していくと、いずれは納得いくアイデアや結論が導き出せるはずですよ。
文章が上手くなる
量は、やがて質へと転化します。
書き続けていると、それほど意識していなくても少しずつ文章が上手くなっていくものです。
僕の文章もまだまだ未熟ですが、それでも昔のブログを読み返してみると確実に上達していることがわかります。
個人的な考えになりますが、上手くなろう(上手く書こう)と意識したほうが、逆効果になってしまうことが多いです。
何かを言葉(文章)にするというのは、それがどれだけ稚拙でも簡単なことではありません。
それを毎日続けていれば、自然とスキルアップしていくのも当然ですよね。
文章を書く習慣を身につける3つのコツ
そんな方のために、書く習慣を身につけるために押さえておくべきポイントを紹介します。
ここで登場するのが、冒頭で書いた「ロボット」というキーワードです。
習慣化を邪魔するのは、何よりもあなた自身の感情です。
- 面倒くさい
- 何を書いたらいいか(書くべきか)わからない
- 上手く書きたい
そんな感情を切り離せば、文章はスラスラと書けるようになります。
あなたは「書くロボット」になるのです。
ロボットになるコツは、以下の3つ。
- 書く時間と場所を固定する
- テンプレートを使う
- 文章の内容・長さ・上手さにこだわらない
それぞれ詳しく解説していきますね。
書く時間と場所を固定する
いますぐリマインダーとタイマーを設定してください。
そんなあいまいな気構えでは、いざ空いた時間ができてもついついスマホで動画やSNSを見てしまうのがオチです。
毎朝6時からの30分間は、書く時間。
こうやって明確な時間を決め、さらには書く場所(デスクなど)を固定してしまうことで、時間になったら機械的にその場所に移動することで気持ちも切り替えやすいです。
1日5分でもかまいません。短い時間のほうがかえって集中しやすいですし。
その時間は書くことだけに集中する。それだけは忘れないようにしましょう。
テンプレートを使う
書くことに慣れていないうちは、文章構成のテンプレートにしたがって機械的に書いていくことを、絶対的におすすめします。
「何を書いたらいいかわからない」という人も、テンプレートに合わせて考えを整理していくと、自然と書きたいこと・書くべきことがスラスラと出てきます。
おすすめのテンプレは『PREP法』です。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(もう一度結論)
この順番で書くことで、ほとんどの文章がわかりやすくまとまります。
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文章が超わかりやすくなる「PREP法」とは?【使い方・トレーニング解説】
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日記では『3行日記』もおすすめ。
- その日に起こったよくないこと
- その日に起こった良いこと
- 明日の目標
こんな感じが定番ですが、
- 最も印象的だった出来事
- その出来事に対する感想
- 教訓・行動目標
こんな風に自分でアレンジしてみてもいいですね。
文章の内容・長さ・上手さにこだわらない
「書くネタがない」という人の多くが、「しっかりと面白い話を書かなければいけない」という先入観を持っているのではないでしょうか。
- 面白い話
- まとまった文章量
- 上手い文章
こういったものにこだわってしまうと、いつまで経っても書き始めることすらできません。
前述したように「面白くしよう(上手くしよう)」と意識したほうが、かえって逆効果になってしまうことが多いです。
自分にとっては些細なことやつまらないことでも、他人から見たら意外だったり興味深かったりもします。
誤字脱字なども、最近はアプリで機械的に直すこともできます。
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爆速。誤字脱字チェックがはかどる10の方法【ツール・アプリあり】
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最も大切なのは「書く」ことそのもの。
余計なこだわりでペンが止まっていては、本末転倒もいいところですよね。
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文章が書けない・・・を解決する5つの方法【ストレス解消法も解説】
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書く習慣に役立つおすすめアプリ3つ
「書くロボット」になるコツがわかったところで、お次はロボットをさらにパワーアップさせる便利アプリをご紹介。
数え上げたらキリがありませんが、ここでピックアップするのは以下の3つ。
- Diarly
- Paste
- Enno
それぞれ簡単に解説していきます。
Diarly
いわゆる「日記(ジャーナル)アプリ」です。
文章をカレンダーで管理するこのジャンルのアプリは『Day One』が定番ですが、個人的にはこちらを使っています。
なぜなら、複数端末でデータを同期したり、90日以上の統計データを確認できる有料版(1,600円/年)が、Setappのユーザーなら無料で利用できるから。
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※1つの端末で使うなら、無料版でも機能は十分です。
シンプルで使いやすい画面構成になっているので、ブログの下書きを書いたりするのにも使えますよ。
Paste
いわゆる「クリップボード管理アプリ」ですが、僕は「定型文コピペアプリ」として使っています。
ブログや日記、メールなどの雛形をあらかじめスニペットとして登録しておけば、あとはショートカットでコピペするだけでOK。
そう考えている人も、この使い心地を一度味わってしまうと離れられなくなります。
特に、iPad版の使い勝手は神。
有料アプリですが、こちらもSetappユーザーなら無料で使えるので、この機会に導入を検討してみては?
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Enno
こちらは「文章校正ツール」と呼ばれるアプリです。
文章をフォームに貼り付けるだけで、誤字脱字やタイプミスといった誤りを自動でチェックしてくれるという優れもの。
僕は有料ツールの『文賢』や『Just RIght!6 Pro』を使っていますが、こちらも無料にしては破格の性能です。
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他の人に見せない日記などの文章も、こういった校正ツールで簡単にチェックする習慣をつけると、文章に対する意識やモチベーションも高まりやすいですよ。
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まとめ
今回は、書く習慣を身につけるためのコツについて解説しました。
「書くロボットになる」と聞くと、
なんて風に考える人もいるかもしれませんが、そういったオリジナリティを出すのは、書く習慣が身についてからでも遅くありません。
料理だって初心者のうちからアレンジばかりこだわっていると失敗しますよね。
それに、テンプレートにしたがって機械的に書いたとしても、あなたらしさというものは必ず文章に表れてしまいます。望む望まないにかかわらず。
書くロボットだって個性があります。ね?