- コピーライターに憧れているけれど、自分にはセンスがあるかどうか不安で・・・。
- どんな人がコピーライターに向いているの?
- そういった人になるにはどうすればいいの?
こんな悩みをお持ちのあなたのために、コピーライターに向いてる人の特徴をまとめてみました。
向き・不向きの話になると、
コピーライターには生まれ持った「センス」がある人でないとなれない。
こんな風に考える人もいるかと思います。
たしかにコピーライターの中には、次々と独創的なアイデアやユニークなワードが飛び出す「センス」を感じさせる人が多いのも事実です。
しかし、そんな「センス」が仕事において邪魔になってしまうというケースも、実は、意外と多かったりします。
管理人自身、洒落た言葉を生み出すセンスなんて皆無だと自覚していますが、ライターの仕事をしている中で商品・サービスのキャッチコピーやボディコピーを頼まれることが、ちょくちょくあります。
そんな経験をふまえて、僕が結論づけた「コピーライターに向いている人」の特徴、それは、
センスがない人
です。
ほとんどの人が首を傾げてしまうかと思いますが、その理由を聞けばきっと納得できるはず。
この記事を読めば、「センスがないから・・・」と諦めてしまっている人も、コピーライターへの道がきっと開けるはず。ぜひ最後までご覧ください。
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(実は)コピーライターに向いてない人の特徴3つ
いわゆる「カリスマコピーライター」を思い浮かべている人の多くは、コピーライターに向いている人の特徴として、
- ワードセンス
- プレゼン能力
- コミュニケーション能力
上記のようなものを挙げるのではないでしょうか。
しかし、これらは本質的にコピーライターの特性として必須ではありません。
むしろ、これらの能力が優れていると、コピーライターとして成功できない恐れすらあります。
それぞれの能力がある「大きな弊害」について、以下で解説します。
弊害1:ワードセンスがあると・・・?
自分のワードセンスに自信がある人は、どうしてもコピーの斬新さや耳触りの良さなどを求めがちです。
もちろんそれらは関心を引くコピーに欠かせない要素ではありますが、そちらばかり重視していると商品・サービスの本質や、コピーを読む人のことが置き去りになってしまいます。
僕が知る限りでは、
と考えている人のほうが、よりクライアント目線・消費者目線に立っていることが多く、ワードセンスに優れた人よりも、結果的に効果が高いコピーを書ける印象ですね。
弊害2:プレゼン能力があると・・・?
ここで言うプレゼン能力とは、会議等でクライアントに企画・コピーをアピールするスキルを指します。
企画の魅力を言葉巧みに説明し、美しいスライドや、時にはボディーランゲージなども用いながら、いかに自身のコピーが優れているか声高に語る。
非常に優れたスキルではありますが、これに頼ってばかりいると、(企画やコピーの中身にかかわらず)プレゼンの腕次第でクライアントの首を縦に振らせることができてしまうという弊害も発生します。
プレゼンを通すことも大切ですが、重要なのはあくまでもコピーや企画そのものであることを忘れてはいけません。
コピー自体が優れており、そこに論理的な根拠がしっかりと添えられていれば、本来ならプレゼンなどせずとも、相手にその意味が充分伝わるはずなんですよね。
弊害3:コミュニケーション能力があると・・・?
これも上記のプレゼンスキルと似ているのですが、相手の懐に入るのが上手かったり根回しに長けている人は、コピーや企画の中身でそれほど勝負しなくても「なんとかできてしまう」のですよね。
僕の実感ですが、
- 直接相手と対話するコミュニケーションスキル
- 文章を通して読み手とコミュニケーションをとる能力
この2つは、似ているようでまったくの別物であり、逆にコミュ障だったり人見知りだったりする人のほうが、コピーライターとして大成するのではないかと考えています。
とまあ、こんな感じで、コピーライターに(実は)あまり向いていない人の特徴を書き出してみました。
ならば、どういったスキルがコピーライターには欠かせないのでしょうか?
コピーライターに向いてる人の特徴3つ
僕が考える、コピーライターの必須スキルは以下の3つです。
- 共感力
- 好奇心
- 根気
それぞれが不足しているコピーライターには、どんな問題があるのか? 詳しく解説していきますね。
例1:共感力がないコピーライターは・・・?
コピーライティングには、コピーの読み手やクライアントの気持ちに寄り添い、共感する能力が欠かせません。
よくコピーを考えるとき、商品・サービスについて一通り調べただけですぐにアイデアを出し始めようとする人がいますが、論外です。
それで生まれるコピーは、あくまで
あなたが思った商品・サービスのイメージや感想
でしかありません。そこには顧客の感情もクライアントの気持ちも皆無です。
中には、
なんて共感力のオバケみたいな人もいるかもしれませんが、凡人たる我々は意識して相手に寄り添う姿勢を心がけましょう。
例2:好奇心がないコピーライターは・・・?
コピーライターはあらゆるものに興味・関心を持つ好奇心が欠かせません。
日頃から様々なものに関心を持ち、自分で色々と調べたり試したりといったことを繰り返すことで、その経験は必ずあなたの書くコピーに生かされます。
好奇心は商品・サービスへの興味とも直結しますし、顧客やクライアントへの積極的な関心は共感力へとつながります。
人間というのは、興味・関心が持てないものには深くコミットできない生き物ですからね。
例3:根気がないコピーライターは・・・?
コピーライターは、あなたがイメージしているような華やかな職業では決してありません。
一つのコピーを生み出すためには、何百という数のコピーアイデアをひたすら考え、書き続けなければいけません。
また、商品・サービスについて徹底的に調べ尽くしたり、利用者への地道な聞き取り調査といった泥臭い作業も欠かせません。
こういった地味な作業をひたすらこなしていくには、相応の根気が不可欠です。
「コピー一本で何十万、何百万」といった噂話を聞いて、楽して儲けようと考えている人には、決して向いていない仕事だと断言できますね。
コピーライターに向いてる人になるたった一つの方法
そんな風に思う方もいるかもしれませんが、間違っています。
共感力も、好奇心も、根気も。後から誰でも身につけることができる能力です。
これらのスキルを身につけるためのコツは、
コトバ・文章を好きになる
これに尽きます。
コピーライターを目指すあなたは、いますぐにでも身の回りの「コトバ」を集める習慣を身につけましょう。
ネットサーフィンやテレビを見ていたり、街中の広告や看板でふと目にした(耳にした)印象的な「コトバ」をその場でメモって、後で見直しながら自分なりにアレンジやバリエーションを加えてみる。
こうすることで、コピーライターとしての基礎力が鍛えられます。
- どういった想いや意図が込められているんだろう?
- どんな意味を持つ単語なんだろう? その由来は?
- 別の表現や、もっと良いフレーズに直せないかな?
こんな風に頭を働かせることで、あなたの共感力・好奇心・根気は自然とレベルアップしていくはずですよ。
まとめ
今回は、コピーライターに向いている人の特徴について解説しました。
コトバや書くこと自体を好きになると、ひたすら続く書き直しも苦になりませんし、細かな表現や言葉選びにもこだわりを発揮できるようになり、より良いコピーを書こう!という向上心へと結びついていくはずです。
そういった姿勢さえ忘れなければ、きっと共感力や好奇心、根気だけでなく、コピーライターにふさわしい本当のワードセンスやプレゼン力、コミュ力といったものも自然と身についていくのではないでしょうか。
この記事を最後まで読んでくれたあなたなら、本質的にはきっと言葉に敏感で、書くことが好きな人のはず。
これからコピーライターの勉強を始めようと考えている方も、ぜひその初心を忘れずに、スキルを向上させていってくださいね。
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