
こんな悩みをおもちのあなたに、文字起こしバイトで稼ぐコツを解説します。
在宅ワークや副業が当たり前の世の中になってきた昨今、パソコン一台から手軽に始められる文字起こし(テープ起こし)は、社会人だけでなく大学生・高校生など幅広い層が注目する仕事のひとつです。
しかし、簡単そうに見えて意外と奥が深いのがこの世界。
初心者が安易な気持ちで始めてみても、

なんてことになりかねません。
確実に、効率的に稼ぐためには、さまざまなテクニックやコツを身につけなければならないのです。
というわけで、今回は文字起こし(テープ起こし)の仕事について、具体的なメリットや収入目安から、実際に作業をする際のコツなどをまとめてみました。
作業の効率化を常に意識してスキルアップを続ければ、結構稼げるおいしい仕事だったりもしますよ。
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文字起こし(テープ起こし)バイトとは?

文字起こし(テープ起こし)はその名の通り、音声データを文字(文章)に起こす仕事です。
昔からインタビューや講演、会社での会議などさまざまなシーンで必要とされてきた文字起こしですが、最近はICレコーダーやスマホの進化、動画コンテンツの普及などによって活躍の幅がさらに広がり、需要はますます増加傾向にあるようです。
文字起こし(テープ起こし)バイトのメリット4つ
在宅でできる
パソコンさえあれば仕事をする場所を選ばないのが、最大のメリットといえます。
自宅で家事や子供の世話をしながら働きたい主婦だけでなく、旅行しながら空いた時間で作業するノマドワーカー的な働き方をしている人もいます。
好きな時間に作業ができる
作業場所だけでなく、作業時間も自由に設定できるというのもメリットのひとつです。
文字起こし(テープ起こし)のバイトは作業量や作業時間が比較的見積もりやすいので、スケジュールが立てやすいのが特徴ですね。
タイピングスピードが早くなる
文字起こし(テープ起こし)のバイトを続けていくと、自然にタイピングスピードが早くなっていきます。
タイピングのスピードはそのまま文字起こしの収入効率を左右するため、少しでも速く正確なタイピングを行おうとする意識がスキル上達へとつながるというわけですね。
語彙力が鍛えられる
意外と無視できないのがこちらのメリット。
専門性のあるインタビューや講演などの会話・スピーチを文字起こししていると、様々な単語や言い回しが身につきます。
語彙力を鍛えるのは非常に退屈で面倒なことが多いのですが、稼ぎながら身につくなら言うことありませんよね。
文字起こし(テープ起こし)バイトに向いている人
上記で挙げたメリットから、文字起こし(テープ起こし)のバイトに向いているタイプは自ずと明らかになります。
- 在宅OK ⇢ 外でのフルタイム仕事ができない人
- 好きな時間に作業できる ⇢ 自己管理(スケジューリング・ON/OFF)がしっかりできる人
- タイピングスピードが早くなる ⇢ タイピングやブラインドタッチをトレーニングしたい人
- 語彙力が鍛えられる ⇢ 知的好奇心が旺盛な人
退屈な単純作業と考えず、こういった様々な恩恵が受けられることを意識すれば、仕事へのモチベーションが湧いてくるのでは?
文字起こし(テープ起こし)バイトは稼げる?【相場】
文字起こし(テープ起こし)の仕事は、基本的に出来高制、つまり作業の成果のぶんだけ報酬が得られる仕組みです。
※文字起こし専門の会社や需要が高い企業の社員として、フルタイムで勤めるスタイルもゼロではありません。
相場はおおよそ、テープ1分=50〜60円くらいが目安でしょうか。
初心者のうちは何度も聴き直さなければならないので、どうしても時給は低くなってしまいますが、慣れてきて作業スピードが上がれば、それだけ収入効率もアップします。
また、特定のクライアントとの信頼関係が築ければ、単価アップの交渉などもできます。
文字起こし(テープ起こし)バイトで稼ぐ3つのコツ

基本的な情報が把握できたところで、文字起こしの仕事で稼いでいくためのコツを解説します。
押さえておくべきポイントは以下の3つ。
- 仕事(求人)情報を集める仕組みを作る
- 計画的に作業を進める
- ツール・ソフトを最大限活用する
それぞれ詳しく解説していきますね。
【求人】文字起こし(テープ起こし)バイトの探し方
一般的にはクラウドソーシングサービスに登録して、募集している仕事へ申し込むというやり方が王道です。
どちらも登録自体は無料ですし、募集仕事もほとんど被っていないので、両方とも登録しておいてこまめに募集をチェックするというのがおすすめです。
ほかにも、それぞれの会社が自社サイトで直接外部スタッフを募集しているケースもありますので、Googleアラートに「文字起こし 募集」などと設定しておくといいでしょう。
【方法】文字起こし(テープ起こし)バイトのやり方
実際に文字起こし(テープ起こし)の仕事を受注した後の作業は、以下の3ステップで進みます。
- 素起こし
- ケバ取り
- 校正
以下でそれぞれを詳しく解説します。
1.素起こし
素起こしとは、音源(テープやmp3ファイルなど)を聴きながら、内容を文字に起こしていく作業です。
ポイントとしては、この時点ではとりあえず音声として入っているものをすべて文字起こしすること。「うん」といった単純な相づちでも前後の文脈と照らし合わせると重要だったりするケースもあるからです。
提出時にタイムコードの記入などを求められる場合もあるので、そういった際は次の項で紹介する文字起こし専用のツールを使うのがおすすめです。
2.ケバ取り
ケバ取りとは、意味のない相槌や笑い声など、不要な部分を取り除く作業です。
素起こしの際に同時にこれを行ってしまう方もいますが、慣れないうちは作業を別に分けたほうが効率良く進められます。
また、話し言葉独特の重複や脈絡の無さ、妙な言葉のつなぎ方なども合わせて修正しましょう。
3.校正
最後は、一般的な文章と同じように校正作業を行います。
注意してほしいのは、あくまで元の文章はそのままに、文字起こしの際に発生した誤字脱字やタイプミスを直したり、読みやすいように句読点などを工夫する程度に留めるということ。
こういった機械的な作業は、次項で紹介する校正ツールならほとんど自動でできちゃいます。
【ツール】文字起こし(テープ起こし)に役立つソフト11選
文字起こしの作業をできる限り効率化するために、さまざまな専用ツールを積極的に活用していきましょう。
必須とも言えるのが以下の3種類。
- 文字起こし専用プレーヤー
- 音源編集ツール
- 文章校正ツール
それぞれのおすすめソフトを以下で紹介します。
文字起こし専用プレーヤー
テープ起こしプレーヤー(Windows)

再生・一時停止・早送り・巻き戻しなどのショートカットやスピード調整・リピートといった基本機能だけでなく、音源のノーマライズなども行える音声再生ソフト。
提供している株式会社アスカ21(Voitex)は、自社で書き起こしサービスも行っているので、非常に信頼がおけますね。
テープ起こしプレーヤーの公開 | テープ起こし・音声テキスト化のVoitex 株式会社アスカ21
Okoshiyasu2(Windows)

↑と並んで有名な無料の音声再生ソフト。
ウインドウがアクティブな状態でなくてもキー操作ができるため、エディタとの切り替えが不要なのもポイントです。
Express Scribe(Windows/Mac)

キーボードショートカットだけでなくフットペダルにも対応した音声再生ソフト。
Win/Macどちらにも対応しているので、複数のパソコンを作業スタイルによって使い分けている人にもおすすめです。
Interview(Mac)

プレーヤーとエディタが一体化した文字起こし専用ツール。
機能はシンプルですがプレーヤーのキーボード操作やカスタムショートカットなど欲しい機能はしっかりと備えている印象です。
長靴編集所: Mac OS X アプリケーション: Interview 3.3
CasualTranscriber(Mac)

音声ファイルだけでなく、動画にも対応した文字起こしプレーヤー+エディタ。
タイムスタンプにもちゃんと対応しています。
CasualTranscriber - CasualConc
音源編集(ノイズ除去・ボリューム調整)ツール
Sound Engine(Windows)

ノーマライズ(音量正規化)やノイズ除去を行うことで、音源を聞き取りやすくするツール。
mp3ファイルはPro版でしか対応していませんが、無料で配布されるチケットを使えば、お金を払わずに使うこともできます(※非営利利用のみ)。
SoundEngine Free/Pro【音楽編集・音声録音フリーソフト】
Audacity(Windows/Mac)

こちらもボリューム調整やノイズ除去が行えるフリーソフト。
Macにも対応しているのでマカーはこちらをどうぞ。
Audacity ® | Free, open source, cross-platform audio software for multi-track recording and editing.
自動音声文字起こしソフト
Voice Rep PRO 3(Windows)

音声認識エンジンによって音源を自動で文字起こししてくれる便利ツール。
有料のソフトですが、タイムスタンプを自動で付けてくれる機能なども付いているので、少しでも作業を効率化したい方は試してみては?
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Googleドキュメント(Windows/Mac)

標準機能では音声ファイルのテキスト化は対応していませんが、OSのサウンド機能を組み合わせることで直接mp3などを自動で文字起こししてくれます。
詳しいやり方は↓の記事で解説していますので気になる方はチェックしてみてください。
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無料あり:現役ライターのおすすめ文字起こしソフト3選【23種比較】
続きを見る
文章校正ツール
文賢

プロのライターやアフィリエイターも利用している高機能校正ツール。
機会的に行える文章チェックは、ほぼすべてこのツールだけで行えてしまうため、作業効率を格段にアップさせることが可能です。
Enno

とりあえず無料で校正ツールを試してみたいという方は、こちらのアプリがおすすめ。
機能面では↑の文賢に及びませんが、簡単な誤字脱字チェック等なら充分に役立ちます。
Enno - 日本語の文章のタイポ/変換ミス/誤字脱字エラーをチェック/校正
他にも様々な有料/無料のツールがあるので、気になる方は↓の記事をチェックしてみてください。
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無料あり:現役ライターがおすすめする日本語オンライン文章校正ツール3選
続きを見る
【裏ワザ】他のスキルと組み合わせるのもアリ
文字起こしバイトは他と差別化がしにくいため、本格的に収入をアップさせたいなら関連する他のスキルと組み合わせて仕事を受けるのがおすすめです。
例:動画編集スキルと文字起こしスキルを組み合わせて、YouTubeの編集と文字起こしをまとめて請け負う、など。
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無料あり:社会人におすすめの動画編集スクール5選【無駄じゃない?】
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文字起こしがメインでなくても、「ついでに文字起こしもできますよ」とアピールすることで仕事が取りやすくなるケースもありますよ。
おまけ:怪しい求人に注意。

依頼の募集内容などを見ていると、たまに他の案件と比べて違和感を感じる仕事(妙に条件が良かったり・・・)を見かけることがあります。
こういったものの中には、高額なマニュアルやソフトなどを購入させたり、別の在宅ワークへ引き込むための釣り求人であるケースも含まれているため、注意が必要です。
具体的には、以下の条件にいくつか当てはまる案件は避けたほうが無難かもしれません。
- 依頼内容が曖昧
- 一度に大量の求人を募集している
- 報酬が妙に高額
- クライアントの評価が低い、数が少ない
もちろんこうした仕事のすべてが怪しいわけではありませんが、うまい話には裏があると肝に銘じておきましょう。
まとめ:スキマ時間にお小遣いを稼ごう!
昔ながらのテープ起こしだけでなく、最近はYouTubeの動画を文字起こしする仕事も増えてきています。
英語ができる人は、海外のYouTube動画の文字起こし+日本語に翻訳(またはその逆)という仕事もあったりするので、単純な文字起こしよりも効率よく稼げるようです。
記事で紹介したような自動テキスト化ツールも日々進化していますので、文字起こし(テープ起こし)の仕事が将来的にも安泰かと言うと首を傾げざるを得ませんが、少なくとも現時点ではツールのみですべてを自動化することは現実的ではありません。
文字起こしの仕事で身につけたスキルは、ライティングなど他の仕事でも役立てられますので、スキルアップの第一歩としてチャレンジしてみるのがおすすめです。
好きな時間に、好きな場所で自由に取り組める。
そんなノマド的な仕事は、今後ますます増えてくることが予想されますので、そういった経験を積むためにも、まずは「すき間バイト」から始めてみては?
※文字起こし(テープ起こし)のスキルをしっかり学びたい方は、別記事でおすすめ講座についてもまとめていますので、よろしければあわせてご覧ください。
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