有料ツールを代替できる文章作成ソフトおすすめ9選【無料でもOK】

2019年10月17日

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読者
有名な文章作成ソフトは、どれも高価なものばかり・・・。同じことができる無料ソフトはないの?

こんな悩みに応える記事を書いてみました。

一言で「文章作成ソフト」といっても、

  • 仕事の書類等を作成する目的のもの
  • 小説執筆や脚本作成に特化したもの
  • プログラマなど向けのMarkdownエディタ

などなど、様々なタイプのエディタが存在します。

それぞれのジャンルには、必ずプロが使っている有名アプリというものが存在しますが、安いものでも数千円、高いものは何万・何十万円とするため、なかなか手を出しづらいですよね・・・。

というわけで、この記事では、こういった有料アプリと同等の機能が無料で利用できるフリー文章作成ソフト(代替ソフト)を探してまとめてみました。

読者
Mac専用アプリと同じことを、Windowsでもできるようになりたい。

そんな方のために、今回紹介するソフトはどれもMac/Windowsの両方に対応しているものだけを厳選しました。

この記事を読めば、きっと無料でもあなたにとって使い勝手のいいエディタが見つかるはず。ぜひ最後までご覧ください。

※スマホで利用できる文章作成アプリについては別記事で詳しくまとめていますので、よろしければあわせてどうぞ。

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【書類作成】Microsoft Wordの代替ソフト『LibreOffice Writer』

Officeシリーズの代替ソフトとして有名なOpenOffice。

その中でも特に機能面や安定性などで評価が高いのがLibreOfficeです。

LibreOffice版Wordである『Writer』は、Word文書(doc、docx)の編集・出力はもちろん、基本的なワープロ機能はすべて備わっています。

操作画面は昔のWordと非常に似通っており、古残ユーザーにはこちらのほうが馴染みがあるかもしれませんね。

レイアウト等が崩れてしまう場合もありますが、似たような互換ソフトの中では再現性が高い方ではないかと。

USBメモリなどのリムーバブルメディアにインストール可能なPortable版やAndroid用のビューアアプリなどもあります。

LibreOffice Writerにできること・できないこと

  • ◯基本的な文書作成・レイアウト機能
  • ◯Wordファイルの読み込み・書き出し
  • ×Wordとの完全互換性(レイアウトなど)

LibreOffice

※有料でもいいので「より文章作成を効率化(最適化)したい!」という方は、別の記事でおすすめワープロソフトも紹介していますので、よろしければあわせてどうぞ。

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【共同編集】Office Onlineの代替ソフト『Googleドキュメント』

Office Onlineのように複数人で同じ文章ファイルを共同編集したいという方は、Googleドキュメントがおすすめです。

というか、共同編集機能に関してはこちらのほうが優れているといえるかも。

リアルタイム編集も非常にスムーズで、まるで隣に相手がいて一緒にモニターを見ているかのような感覚でコラボ作業ができます。

Wordファイルの読み込み・保存にもしっかり対応しています。

Googleドキュメントでできること・できないこと

  • ◯同一文書ファイルの共同編集・リアルタイム編集
  • ◯Wordファイルの読み込み・書き出し
  • ×Wordとの完全互換性(レイアウトなど)

Google ドキュメント

【Markdown】Ulyssesの代替ソフト『Typora』

UlyssesやiA Writerのように、Markdownを使って文章を手早く作成したいという方にも、最適な無料アプリがあります。

AtomやBracketsのような高機能アプリもいいですが、文章作成が主で余計な機能はできる限り付いていないほうがいいという方は、Typoraがぴったりです。

シンプルながらもフォーカス(集中)モードやタイプライターモード、文字数カウント機能なども搭載。Mac/Windows版だけでなく、Linaxバージョンもあります。

Typoraでできること・できないこと

  • ◯アウトライン表示
  • ◯リアルタイムプレビュー(ビジュアルエディタ)
  • ◯フォーカスモード/タイプライターモード
  • ×スマホアプリ非対応

Typora

orikasse
※Macユーザーは、『MWeb』や『uFocus』もおすすめです。

【アウトライナー】OmniOutlinerの代替ソフト『Dynalist』

Dynalist

PCインストール型の無料アウトラインエディタもいくつかありますが、使い勝手を優先するならオンラインタイプのDynalistがおすすめです。

Macだけでなく、Windowsや各種スマホ(iPhone/Android)でも使えるのは、有料ソフトにもない強みですね。

Dynalistでできること・できないこと

  • ◯ブックマークやタグ機能
  • ◯フォルダ分け
  • ×文字装飾
  • ×エクスポート機能
Dynalist

詳しくは↓で解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。

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【マインドマップ】MindManagerの代替ソフト『FreeMind』

マインドマップソフトをアウトラインエディタのように使って、アイデア出しから文章作成まで行っているという方もいるもよう。

作図機能が充実している『XMind』もいいのですが、あくまで文章作成メインの用途なら動作が軽快なFreeMindがおすすめです。

MindManagerの読み込みも可能。コピー&ペーストで他のテキストエディタに階層構造そのままに文章を移せますし、iOSマインドマップアプリとして有名な『iThoughts』とデータ連携することもできます。

FreeMindでできること・できないこと

  • ◯エクスポート形式が豊富
  • ◯MindManagerファイルの読み込み
  • ×多様なテンプレート(組織図・ロジックツリーなど)
  • ×Officeソフトとの連携

FreeMind

【縦書き】egword Universal 2の代替ソフト『TATEditor』

日本語の文章はやっぱり縦書きじゃないと、という方は意外に多いはず。

そんな方にはクロスプラットフォーム(Windows・Mac・iPhone・Android)のTATEeditorがおすすめです。

TATEditorにできること・できないこと

  • ◯ルビ・縦中横・割注の使用
  • ◯無限アンドゥ・リドゥ
  • ◯EPub出力
  • ×原稿用紙モード
  • ×作表・作図機能

TATEditor

iPhoneでも使える無料の縦書きアプリなどは、↓の記事にまとめてありますので、よろしければどうぞ。

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【小説執筆】Scrivenerの代替ソフト『yWriter』

ストーリーボードや人物・設定の管理など、ScrivenerやStoryMillが備えている便利機能を無料で使えるアプリがyWriterです。

Macもアルファ版ですがダウンロード可能。iPhone/iPad版やAndroid版もあります。

Windowsユーザーはコルクボードなどを備えた『FreeWriter』もおすすめです(※Mac版は開発中とのこと)。

yWriterにできること・できないこと

  • ◯章・シーンごとの文章作成
  • ◯テキストとキャラクター・設定の関連づけ
  • ×一部のシナリオ作成ツール(コルクボードなど)
  • ×テンプレート機能

yWriter

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【脚本作成】Final Draftの代替ソフト『Celtx』

ト書きや人物設定など、シナリオライティング独特かつ不可欠な機能を備えた無料ツールがCeltxです。

テキストだけでなく、画像や動画・音声データなども一括管理可能。スケジュール管理などもできるので、コラボ系のプロジェクトでも活躍してくれそうです。

ただ、最新版はWebアプリになって有料プランがメイン(※無料プランもあり)になってしまったようなので、フル版を無料で使い続けたいという方は、旧バージョンをダウンロードして使うといいかも。

‎iPhone/iPad版Android版も無料で使えます。

Celtxにできること・できないこと

  • ◯ストーリーボード(ビートインデックスカード含む)
  • ◯共同編集(グループ管理・スケジューリング)
  • ×Final Draftファイルのエクスポート

Celtx

【DTP】InDesignの代替ソフト『Scribus』

文章をイラストや写真などと一緒に綺麗にレイアウトし、印刷目的のデータを作りたいという方は、DTPソフトのScribusがおすすめです。

もちろんInDesignやQuarkXpressといったプロ御用達ソフトと比べれば機能は限定的ですが、あまり凝ったことをしないのならばこれで充分。

小説家の京極夏彦氏などは、DTPソフトを使って原稿を執筆しているのだとか。読みやすさを追求したい方はここまでやってもいいかもしれませんね。

Scribusにできること・できないこと

  • ◯SVGの読み込み
  • ◯CMYK・ICCプロファイルによるカラーマネジメント
  • ◯フォント埋め込み
  • ×InDesignやQuarkXPressファイルの読み込み
  • ×PDFのインポート・編集
  • ×面付け印刷

Scribus

まずは無料からはじめよう。

有料アプリはたしかに便利ですが、その真価を発揮させるのは無料ソフトをしっかり使いこなせるようになってからでも遅くありません。

実際にいろいろと試してみて、自分にとってどんな機能が必要・不必要なのかをはっきりとさせることによって、はじめて本当の意味で使いやすいソフトというものを探すことができるからです。

orikasse
有料ソフトの多機能ぶりに振り回されて、肝心の執筆作業に集中できない・・・なんてこともしばしばだったり。

本当に必要になったときならば、費用(コスト)負担にもきっと納得がいくはず。むしろ喜んで投資をしたくなってくるかも。

ちなみに、Ulyssesなどは『 Setapp 』というサブスクサービスを利用することでお得に利用できますので、機会が訪れたらぜひお試しあれ。

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なんやかんやあって請負ライター→ふと思い立ち小説家→クライアントワークに疲れて専業ブロガー→現在広告コピーやセールスレター、コラムなど色々書いて生きてます。

※趣味でnoteにショートショート執筆中。

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