【初心者OK】いますぐ使える文章構成パターン+まとめ方のコツ17選

2020年9月27日

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あなたは文章を書く前に「構成」を考えていますか?

  • 読みづらい
  • わかりにくい
  • 書くのに時間がかかる

すべて、文章構成不足が原因です。

この記事にたどり着いた方なら、文章構成の重要さはなんとなく実感しているでしょう。でも、どうやれば上手い文章構成が考えられるのか、いまいちよくわからないのではないでしょうか。

読者
学校でさんざん習っていた国語は、いったい何だったのだろう……。

落ち込む前に、この記事を読んでください。

この記事の内容

  • 初心者でもいますぐ実践できる文章構成フレームワーク
  • 文章構成のコツ・押さえておくべきポイント
  • 一生役立つ文章構成力を身につける方法

僕が10年以上のライター人生の中でコツコツと貯めてきたノウハウのすべてを、ここで無料公開します。

文章構成力は、誰にでも身につけられるスキルです。

この記事を読めば、あなたも読みやすい(わかりやすい)文章がスラスラと書けるようになります。

ぜひ、このページをブックマークして、文章を書くときの参考にしてください。

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すぐに使える文章構成パターン1+16種

すぐに使える文章構成パターン17種

初心者は『PREP法』だけ覚えればOK!

PREP法は、結論がある文章すべてに使える万能フレームワークです。

  • Point(結論)
  • Reason(理由)
  • Example(具体例)
  • Point(結論を繰り返す)

巷にあふれる文章を分析してみると、読みやすい文章は多くがこの構成になっていることに気づくはずです。

PREP法さえマスターすれば、9割以上の文章は上手に書けるようになります。

最も重要なポイントは、結論を最初に書くというところ。

こうすることで読者の関心を引きつけ、否が応でも続きを読みたくなるという仕組みです。

詳しい解説は、以下の記事にまとめてあります。

prep-idtc-method
文章が超わかりやすくなる「PREP法」とは?【使い方・トレーニング解説】

続きを見る

ビジネスに役立つ文章構成フレームワーク10選

PREP法をマスターしたら、他の代表的なフレームワークも少しずつ覚えていきましょう。武器が多いほど使える戦略も増えますからね。

ビジネスの現場でよく使われるのは、次の5つ。

  • PASONA(新PASONA)
  • AIDMA
  • AISAS
  • QUEST
  • CREMA

特にPASONAの法則は、何かを「売る」文章を書く人はぜひ覚えてほしい王道フレームワークです。

もちろん昔から使われている文章構成法も、現代で充分通用します。

  • 三段構成
  • 四段構成
  • 頭括
  • 尾括
  • 双括

これらのフレームワークは重複する部分もありますが、それぞれの共通点や違いを意識することで、用途に合わせて最適なフレームワーク選びができるようになります。

小説・脚本の文章構成テクニック6種

ビジネス文章と同様、物語にも独自の文章構成フレームワークが存在します。

  • 起承転結
  • 三幕構成(序破急)
  • 三幕八場
  • ブレイク・スナイダー・ビートシート
  • 五幕物(フライターク・ピラミッド)
  • ヒーローズ・ジャーニー

代表的な物語構成はこんな感じ。

特に、ハリウッド映画によく使われる「三幕構成」は、幅広いバリエーションもあって使い勝手が良いですね。

こちらも重複するものがいくつかあるので、一つひとつ実際に試してみるのがおすすめです。

【コピペでOK】おすすめの文章構成テンプレート

挨拶状や詫び状などは、ゼロから自分で考えると我が強くなったり言い訳がましくなりがちです。

形式化したテンプレートを元に文章を作成したほうが、かえって失礼にならないケースも多いですね。

様々な文章の例文・テンプレートが見られるおすすめサイトは以下。

「ビジネス文書-社外」のテンプレート(書式)一覧|ビジネスフォーマット(雛形)のテンプレートBANK
Cube ビジネス文書テンプレート集
ビジネス文書 文例集|今すぐ使える30種以上のテンプレートをご紹介 - 株式会社インソース

Wordファイルがダウンロードできるサイトもあるので、上手に活用しましょう。

もちろん気持ちを込めることは忘れずに、ね。

わかりやすい文章構成のポイント

わかりやすい文章構成のポイント

階層表現(章・節・項)のルールを守る

論理的な構成を重視する文章の場合、番号付けするなどして階層構造を明確にすると説得力が増します。

階層表現の基本ルールは以下。

  • 3層(章・節・項)までに留めておく
  • 番号は、1→1.1→1.1.1→1.1.2→1.2→2.→3. のように付けていく
  • 階層を示す番号と、列挙(リスト)の番号を区別するため、リストは 1) のように表現する
  • 階層構造を守る(章→項のように順番を飛ばさない)

ちなみに、HTMLの場合は章・節・項がそれぞれh2〜h4に対応します。こちらもh5以降はなるべく使わないほうがいいですね。

アイデアは頭が空っぽになるまで書き出す

文章のアイデアを考えるときは、それぞれの関係性や全体の構成などは一旦無視するのが鉄則です。余計なことを意識すると無意識に発想をセーブしてしまいますからね。

ゆっくり深呼吸して肩の力を抜き、リラックスした状態で思いつく限りのアイデアを自由に書き出してみましょう。構成は後からじっくり考えればOKです。

この記事の最後で紹介するマインドマップアウトラインプロセッサを使えば、書き出したアイデアを整理するのも簡単ですよ。

見出しを読んで内容がわかるようにする

見出しだけを飛ばし読みしたときに内容が理解できない文章は、最後まで読んでもらえません。

読者はあなたが思っているよりも、ずっと飽きっぽく怠惰です。あなたの文章への興味もほぼゼロです。

文章の目的は、一字一句すべて余さず読んでもらうことではなく、あくまで内容を理解し、望む行動をとってもらうことにあります。

飛ばし読みでも、目的を果たせることができればOK。見出しは本文の要約のつもりで、しっかりと練りましょう。

文章構成図の書き方

文章構成を練るときに、図でビジュアル化すると全体の構造を理解しやすくなります。

普段はプレーンテキストでインデント(Tab)を使って階層表現している人も、この機会に「文章構成図づくり」にチャレンジしてみましょう。

文章構成図には、大きく分けて、

  • ツリー式(樹形図)
  • フロー式(流れ図)

の2種類があります。

書き出したアイデアは、まずはツリー構造で論理構成をしっかりと整えてから、文章の流れをフローでまとめるとスムーズにいきます。

ポイントは、なるべく短いキーワードを使うこと。全体をひと目で俯瞰できるよう、簡潔な言葉でマップを作りましょう。

リード文(書き出し)に必要な要素は3つ

リード文の持つ役割は、読者の期待値を最大限まで高め、「先を読みたくて仕方ない」という気持ちにさせることです。

読者の心をつかむリード文に必須なのは次の3つ。

  • テーマ(問題提起)
  • 共感
  • 本文の概要

この文章は、どんな人のために書かれており、どういった問題をどんな風に解決するものなのか。

文章の持つ魅力を余さず、できる限り簡潔にまとめましょう。

文章構成を見直す際のチェックポイント7つ

文章構成を考えたら、具体的な執筆作業に入る前に、以下のチェックポイントを確認しておきましょう。

  • テーマに沿った文章になっているか?
  • はじめに提起した問題は解決しているか?
  • ステレオタイプな結論になっていないか?
  • 論理的な整合性はあるか?
  • 余計な脇道に外れていないか?
  • 自己満足な文章になっていないか?
  • 文章の目的はしっかりと果たせているか?

文章を書いていると、元々の構成から逸脱してしまうことも多々あるので、このチェックは原稿を書いた後でもう一度行うことをおすすめします。

文章構成力を鍛えるトレーニング方法3種

文章構成力を鍛えるトレーニング方法3種

読書で文章構成力を磨く

「読書は文章力を高めるのに役立たない」なんて意見も耳にしますが、そんなことは決してありません。

とはいっても、単にいつも通り本をなんとなく読んでいるだけでは効果ゼロです。

視線は文字を追いつつも、本全体やそれぞれの章・節・項、細かな一文に至るまで、どういった文章構成になっているかを常に意識しながら読書をする癖をつけてください。

はじめは難解に感じますが、慣れてくるとパズルを解いているようで楽しくなってきますよ。

模写で文章構成力を磨く

目で見るだけでなく、手を動かして模写することで、より筆者に近い感覚で文章構成を分析することができます。

模写は手書きがベストですが、タイピング模写でも問題ありません。その際は、あえてゆっくりタイピングするのがコツです。

もちろん機械的に文章を書き写すだけでは、文章構成力は身につきません。模写した文章を文章構成図に起こすなどして、自分でも並び替えてアレンジしてみながら、全体・詳細の構成を学んでいきましょう。

実践で文章構成力を磨く

実践に勝る勉強なし。読書も模写も学んだことを実践しなければ、単なる知識で終わってしまいます。

これまでいきなり文章を書き始めていた人は、これからはどんな文章でも必ず構成を考えてから原稿を書き始めるようにしましょう。

ブログでもTwitterでもなんでもいいので、毎日何かしらの(構成がしっかりした)文章を書く習慣をつけるのが、上達の近道です。

過去に書いた文章の構成を分析して、再構成するのも、良いトレーニングになりますよ。

文章構成の参考になるおすすめ本

文章構成の参考にする本は、目的に合わせて複数選ぶようにしましょう。

僕が特におすすめするのは以下の5冊。

  • PREP法:話すスキルUP すぐできる! 論理的な話し方
  • 小論文・ES:マジ文章書けないんだけど
  • ビジネス文書:考える技術・書く技術
  • セールスライティング:稼ぐ言葉の法則
  • 小説・脚本:10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術





他にもいろいろあるので、そのうち別記事でまとめますね。

文章構成を考えるのに便利なおすすめアプリ

文章構成を考えるのに便利なおすすめアプリ

マインドマップ

文章構成図を作成するのに便利なマインドマップ。ひたすらアイデアを書き出して並べ替えるだけで、びっくりするほどアイデアがキレイに整理できます。

おすすめのマインドマップアプリは、『 EdrawMind 』と『 Scapple 』の2つ。

EdrawMindは豊富なテンプレートやテーマが特徴の優秀アプリ。Scappleはレイアウトが自由にできるので、複雑な文章構成を考えるときに重宝します。どちらもWin/Mac対応です。

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アウトラインプロセッサ

ビジュアル化した文章構成の階層を保ったまま文章を書いていくには、アウトラインプロセッサが便利です。

アウトラインプロセッサは、書いた後に文章を並び替えて構成を整えることもできるので、推敲・校正前までの原稿はエディタでなくこちらで書き上げてしまうことも多いですね。

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高機能エディタ

アイデア出しから構成、執筆まで必要な機能がすべて揃った高機能エディタを使うというのも一つの手です。

僕のおすすめは『 Scrivener 』。ある程度の量の文章を書く機会が多い人は(一度でいいから)使ってほしい!と僕が切に願う優秀なアプリです。プロ作家の利用者が多いのも当然ですね。

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いや、ほんと。使っていない人は人生損しているレベルですよ。

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