- 文章が書けないストレスで、いつもイライラしてしまう。
- 頭の中で考えたことがうまく文章にできない。ようやく書けた文章もぜんぜん思ったように書けておらず落ち込む・・・。
- 文章がスラスラと書けるようになるコツを教えて!(ついでに書けないストレス解消方法も)
こんな悩みをお持ちのあなたに、文章が書けない主な原因とその対策を解説します。
かくいう僕も、数年前まではいわゆる「書けない病」に悩まされておりました。
締め切りは当たり前のように破ってしまうし、ブログは気がついたら一年以上も更新していない状態・・・。ひどいときなんて、1週間に1文字も書いていないこともありました。
そんな僕でも、この記事で紹介するようないくつかのコツを身につけることで、以前は考えられないほどの量の文章が書けるようになりました。
仕事の締め切りはここ数年一度も破ったことはありませんし、このブログをはじめとしたいくつかのブログを毎日どれか一つは必ず更新しています。
速筆家と呼ばれる人達に比べたら全く大したことない量なので、みなさんもコツさえつかめばこれ以上の文章が書けるようになるはず。ぜひ最後までご覧ください。
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「文章が書けない」主な原因2つ
ひとことで「文章が書けない」と言っても、大きく分けて以下の2タイプがあります。
- 書くこと(ネタ)がない
- 上手く書けない
以下で詳しく解説しますね。
原因1:文章に書くこと(ネタ)がない
ブロガーさんなどに多い悩みですね。「毎日更新したいけれど、書くネタが出てこない」みたいな。
さらに分類すると、
- 何を書くべきなのか分からない
- 自分が何を書きたいのかわからない
という2種類の悩みがありますが、どちらも後で紹介するテクニックで、ある程度は解決することが可能です。
原因2:文章が上手く書けない
学生から社会人まで多くの人が抱えている悩みが、コチラではないでしょうか。
プロの作家やライターも(プロだからこそかもしれませんが)いつもこれに頭を悩まされています。
考えをうまく言葉にできない。理想とする文章にはほど遠い、平凡な表現しか思い浮かばない・・・。
そんな不安やイライラが、さらに筆を止めるという悪循環。
今回の記事では、その対策として「文章力をアップさせる」以外の方法についてまとめていますので、単純に文章がうまくなりたいと考えている方は、別記事にまとめたものをあわせてどうぞ。
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【脱ボキャ貧】語彙力を鍛える5つの方法(おすすめ本・アプリあり)
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「文章が書けない・・・」を解決する5つのテクニック
「書けない病」を解消・解決するには、以下の5つの方法がおすすめです。
- 無理せずに別のことをやる
- アイデアメモの習慣をつける
- ブレインライティングをマスターする
- フレームワーク(型)を活用する
- 文章校正ソフトに任せてしまう
文章が書けない2つの原因(ネタがない・うまく書けない)は、これらのテクニックを組み合わせればある程度は解消できるはず。
以下、それぞれ詳しく解説しますね。
1.無理せずに別のことをやる
ペンが動かないときは一旦文章から離れて、別のことに意識を向けるのがおすすめです。
「そんな余裕はない」と思うかもしれませんが、机の前でウンウン唸っているよりも、別のことをやってリラックスしたほうが、結果として作業効率もアップします。
さらに、脳は別のことをしている間も働き続けているので、急に文章のネタを思い浮かんだりすることがあります。みなさんも経験があるのでは?
やることは読書でもゲームでもなんでもいいのですが、僕がおすすめするのは「散歩」「昼寝」「運動」の3つですね。
※詳しいやり方については、この記事の最後で解説しています。
2.アイデアメモの習慣を身につける
アイデアというのは、いざ考えようとして思い浮かぶものではありません。
ブログで書くネタがなくて困っている方などは、普段から発見や思いつきなどを即座にメモる習慣を身につけましょう。
紙のメモを持ち歩かなくてもスマホでOK。フリック・手書き・音声などなど、自分に合った入力スタイルのメモアプリを選ぶのがおすすめです。
キーワードひとつでも、何かのきっかけがあるだけでアイデアというのは面白いほどポンポンと出てくるもの。ぜひ一度お試しあれ。
3.ブレインライティングをマスターする
ブレインライティングとは、ブレインストーミングの手法のひとつ。
1枚の紙に1人がアイデアを記入し、それを隣の人に渡して派生アイデアを考えてもらい、次々と数珠つなぎに発想を広げていくのが主なやり方です。
これは個人でのアイデア出しにも使えるテクニックです。ひとりでさまざまな役割・視点を擬似的に持つことで、普段とは違ったアイデアが思い浮かぶこともしばしば。
コツはとにかく思いついたことを躊躇せずにどんどん書き出していくこと。これをマスターすればネタ切れとは無縁になりますよ。
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4.フレームワーク(型)を活用する
文章構成には、偉大な先人たちが生み出したフレームワーク(型)がいくつもあります。これを活用しない手はありません。
特に、ビジネス文書などで幅広く活用できる「PREP法」は、これ一つ覚えておくだけで大抵の文章を破綻なく説得力をもたせて書くことができます。※ブログでも使えます。
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文章が超わかりやすくなる「PREP法」とは?【使い方・トレーニング解説】
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文章を書く前にフレームワークで構成を考えてもいいですし、「もっと自由に書きたい!」という人は、ひと通り文章を書いてから、これらの型と比較して構成を整えるという使い方でもOKです。
5.文章校正ソフトに任せてしまう
文章が上手く書けないと悩んでいる人の中には、凝った言い回しやプロ顔負けの巧みな比喩などを使いたいと考えている方がいるかもしれません。
はっきり言って、世の中は「凝った文章」を求めていません。むしろ独りよがりで読みづらいだけの文章は敬遠されます。
ほとんどの文章に必要なのは、「読みやすさ」と「説得力」。それには「校正」という作業が不可欠です。誤字脱字や間違った言い回しなどが一つでもあれば、文章全体の説得力がなくなってしまいますからね。
最低限の校正は、ツールを活用すれば半自動的に行えるので、少しでも手間を軽くしたい人や時間がない人は、積極的に活用していきましょう。
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「後で機械(ソフト)が直してくれる」と思えば、文章を書くハードルもぐっと下がりますよ。
文章がスラスラ書けるようになるおすすめのツール3選
Evernote
日常で思いついたアイデアメモや面白い記事などをスクラップソフトに入れておくと、いざというときのネタ探しに困りません。
メモするときは、自分の言葉で解説を加えたり、感想を添えたりすると頭に残りやすいですね。
EdrawMind
アイデア出しの定番ツール・マインドマップです。
文章の構成づくりに使ってもいいですし、暇つぶしに適当なテーマでブレストしてみてみるのもおすすめです。
出来上がったマインドマップは↑のスクラップソフトに放り込んでおきましょう。
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Workflowy
マインドマップよりもエディタっぽいツールを求めている人は、アウトラインプロセッサもおすすめです。
アイデアを箇条書きにして、後で足したり並び替えることで文章を作っていくことができます。
WorkFlowy初心者にはWorkFlowyがシンプルで使いやすいですが、ほかにも色々なエディタを↓で紹介しているので、気になった方はチェックしてみてください。
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文賢
誤字脱字やポリティカル・コレクトネスのチェック、類語・言い換え表現のサジェストなど、あらゆる文章校正を自動で行ってくれるツール。
元の文章とツール校正した文章を比べることで、自分の文章のクセを把握したり、文章を見る目を鍛えるといった使い方もできます。
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おまけ:書けないストレス(イライラする状態)を解消する3つの方法
書けないときは、潔く他のことをやったほうがいい。
そんなふうに書きましたが、どうせならできる限り効率的にストレス(イライラ)を解消して、また文章が書ける状態に戻したいですよね。
市販のストレス解消グッズでもいいですが、僕が特におすすめするのは「散歩」「昼寝」「運動」の3つです。
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それぞれのやり方について、もう少し詳しく解説しますね。
散歩
気分転換になり、運動不足も解消できると、まさにいいことづくめ。道具も必要なく手軽にできるのも散歩の魅力ですね。
街を歩いて色々なものに目を向けると、文章のネタ探しになったりもします。
※あくまでメインは散歩なので、「ネタを探さなきゃ」と躍起にならずに、興味関心の赴くままに行動しましょう。
ついでに緑が多い公園などへも足を運ぶと、リラックス効果がさらに高まります。
昼寝
20分程の昼寝、いわゆる「パワーナップ」というのも良い気分転換になります。
睡眠不足は作業効率を大幅に下げるので、うつらうつらしたときは一眠りしてしまうほうが効果的です。
さらに昼寝には脳の情報整理をうながす効果があり、目が覚めたときにずっと悩んでいた問題の解決策が思い浮かぶなんてことも。
運動
より短時間で高いストレス解消効果を望むなら、運動がおすすめです。
体を動かすことは健康に良いだけでなく、脳にも良い影響があることが科学的にも明らかになっています。
HIIT(高強度インターバルトレーニング)なら1日4分でOK。慣れないうちはキツいですが、終わったときの充実感や満足感、ストレス解消効果にびっくりしますよ。
書いていれば、そのうち文章は上手くなる。
逆に言えば、書かないと文章は上手くなりません。
※読書だけで文章が上手くなる人もいないわけではありませんが、それは一部の才能のある人だけです。ス◯ードラー◯ングのみで英語の読み書きをマスターしてしまう人みたいなものです。
とにかくはじめのうちはフレームワークでも校正ツールでもどんどん使って、ひたすら文章を書き、直すを繰り返しましょう。
何十万、何百万字とあれこれ頭を捻りながら文章を書いていけば、だんだんと構成や推敲のコツもつかめてきて、「文章が書けない」と悩むことも少なくなってきます。
それでも書けなくなってしまったら、潔くペンを置いて他のことで気分転換しましょう。文章から離れていると、そのうちまた何か書きたくなるものです。
文章は楽しく書くのが一番。いつかは文章を書くことがストレス解消になるなんて領域にまでいきたいですね。
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