SEOでアクセスを集めるためには、上位表示されるだけではダメです。
Googleの検索結果に並ぶ競合記事の中からあなたのコンテンツを選んでもらうには、思わずクリックしたくなるような魅力的なタイトルが欠かせません。
この記事では、誰でもできる魅力的なブログ記事タイトルの決め方(付け方)を解説します。
Wiredの記事によると、秀逸な記事タイトル(見出し)はクリック率を500%アップさせるそうです。
Tabloid Chic: How Racy Headlines Unlock Money and Power | WIRED
この記事を読めば、あなたのブログ記事タイトルの改善ポイントが見つかり、今までよりもずっとアクセスが集まるようになるはず。ぜひ最後までご覧ください。
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ブログ記事タイトルの決め方(7つのポイント)

SEOキーワードを含める
検索ワードが記事タイトルにも含まれているというのは、読者のわかりやすさという意味でも、SEO的にも(古典的な手法ですが)重要です。
最近は、検索ワードにあわせてGoogle側が記事タイトルを自動で書き換えているケースもありますが、元の記事タイトルに配慮が不要というわけでは、もちろんありません。
まあ、キーワードに深く関連したテーマについて書いた記事であれば、自然とタイトルにもキーワードが含まれるはずですけどね。
文字数は「40文字前後」
最適な記事タイトルは40文字前後というのが定説です。
以前は32文字と言われていましたが、最近は40文字前後が一般的です。
厳密な制約ではありませんが、短すぎるタイトルは内容をしっかり説明していない恐れがありますし、長すぎるタイトルは検索結果に表示されない部分が出てわかりづらくなってしまうので、適度なバランスを考えてタイトルを作りましょう。
具体的な内容やメリットを書く
- 何について書かれた記事なのか?
- 読むとどんなメリットがあるのか?
これらがタイトルで示されていないと、読者は記事が自分の期待しているものかどうかわからず、クリックを躊躇してしまいます。
メリット・デメリット、例、なぜ・どれ・どっち・どこ・いつ、理由・原因、注意、ヒント etc…
情報はできるだけ具体的に書くことも大切です。
ブログ記事タイトルの決め方 → クリックしたくなるブログ記事タイトルの決め方
簡単・手軽さをアピールする
読者は難しい話なんて読みたくないですし、なるべく楽をしたいと考えています。
よって、内容が誰でも理解できる・実践できることを明確にしておくことも大切です。
簡単、初心者向け、未経験OK、無料 etc…
もちろん、こういったタイトルにするからにはコンテンツもしっかりと読みやすく・行動しやすいものにするよう心がけましょう。
情報が最新であることを明示する
昨今は情報のアップデート速度が以前とは比較にならないくらいスピードアップしています。
数日前には正しかった情報が、新たな情報によって覆されるケースも珍しくないため、読者にとって価値あるコンテンツには「鮮度(最新性)」も重要となります。
最新、2022年版、追記あり etc…
このようにタイトルで情報が新しいことをわかりやすく示すことは、ライバルに差をつける意味でもとても大切ですね。
数字・記号を使う
読者は文字よりも数字や記号に自然と目がいきやすいため、タイトルにこれらを含めるとクリック率が上がります。
2022、7選、3つの方法、90%off、【】、:、|、〜 etc…
特に「◯選」「◯つの方法」といったリスト系コンテンツを想像させるタイトルは、情報の網羅性やわかりやすさなどを期待させやすいのでおすすめです。
また、これら数字を使うときは、なるべく「奇数」にすると良いと言われています。
ストーリーを感じさせる
使いこなすにはハードルが高めですが、「ストーリー」は非常に強力な武器です。
ブログ記事タイトルの決め方 → ブログの記事タイトルを変更したら、アクセスが10倍になった話
企業ドメインがSEOで圧倒的に優位な現代、個人で戦っていくカギとなるのが「ストーリー」だと僕は考えています。
【手順解説】ブログ記事タイトルの付け方(具体例)

ここからは、あなたが現在読んでいるこの記事を例に、具体的なタイトル作成の手順を解説していきます。
1:SEOキーワードを決める
SEOを目的としたコンテンツを作成するためには、上位表示を目指すキーワードを決めなければ何も始まりません。
当然、タイトルにもキーワードが含まれている必要があるので、まずはターゲットとなるSEOキーワードを決めてしまいましょう。
ブログ記事 タイトル 決め方
今回の記事は、上記のキーワードをターゲットにしています。
2:テーマをシンプルに表現する
狙うキーワードが決まったら、それをもとにミニマルなブログタイトルを考えます。
ブログ記事タイトルの決め方
もちろん上記のままのタイトルでは魅力もないので、あくまでベースとしてここから味付けしていく形になります。
3:複数のタイトル案を出す
お次は、ミニマルタイトルをもとにさまざまなタイトル案を出していきます。
- ブログ記事タイトルの決め方は?
- ブログ記事タイトルの決め方がわからない・・・
- ブログ記事タイトルの決め方・完全マニュアル
- クリックしたくなるブログ記事タイトルの決め方
- ブログ記事タイトルを変更したら、アクセスが10倍になった話(決め方解説)
前項のポイントを参考に、内容やメリットをより具体的にしたり、ストーリー風に表現できないか考えてみたりと、とにかくいろいろなパターンを書いてみることが大切です。
ここでのポイントはとにかく数を出すこと。次項で紹介するツールなども使いながら、なるべく多くのアイデアを考えてみましょう。
4:タイトルを絞り込む
ひと通りタイトル案を出し終えたら、そこから良さそうなタイトルをピックアップしていきます。
ぱっと見で目を惹くタイトルを直感で選んでもいいですし、「競合記事と並べたときに差別化できるか?」といった視点も有効です。
クリックしたくなるブログ記事タイトルの決め方
今回は上記のタイトルを選びましたが、この段階で1つにまで絞り込む必要はありません。理由は後述します。
5:キャッチーな文頭を考える
文頭に短く、キャッチーなキーワードが入っていると読者の目に留まりやすいです。
- 簡単
- 初心者向け
- 2022年版
- 最新版
- 朗報
今回は、内容や文字数との兼ね合いも考えて「簡単」を選んでみます。
簡単:クリックしたくなるブログ記事タイトルの決め方
しかしここで、ちょっと待てよ、となります。
この記事のように、何かのやり方を解説するコンテンツは、当然「わかりやすさ」を読者側も期待するため、「簡単」「初心者向け」といったキーワードがタイトルに付きやすいです。
幸い、今回は競合記事にそういったワードが見当たりませんでしたが、せっかくなのでここで意外性を加えてみます。
難しい:クリックしたくなるブログ記事タイトルの決め方
こう書いたとしても、読者は記事の内容が難しいとは思いません。
この場合の「難しい」は、読者の現在の心情(「記事タイトルを考えるのって難しい・・・」)に結びつくので、より共感を得られやすいのでは?と考え、こちらを採用することにします。
6:数字・記号を盛り込む
文字数に余裕があれば、数字や記号も盛り込めないか考えてみましょう。
【難しい】クリックしたくなるブログ記事タイトルの決め方・付け方(7つの例で解説)
これでちょうど40文字。とりあえず完成です。
「決め方」と「付け方」に検索意図の違いはないので、どちらか一方だけでいいのですが、文字数に余裕がありましたし、今回の記事では「ポイント解説」と「手順解説」をそれぞれ7項目ずつまとめているので、あえてこの形にしました。
7:A/Bテストを行う
タイトル案を一つに絞り込めない人や、少しでもクリック率の高いタイトルを選びたい人は「A/Bテスト」を行うのがおすすめです。
WordPressを使っている人は、『Title Experiments Free』というプラグインが便利です。
Title Experiments Free – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語
こちらのプラグインは、1つの記事に複数のタイトルが設定でき、それぞれのクリック率などを測定できます。
あくまでサイト内のクリック率測定のみで検索結果のテストはできませんが、それなりに有用ですよ。
おすすめのブログ記事タイトルメーカー(ジェネレーター)3選
Catchy

100種類以上の文章をAIが自動生成してくれる驚きのツールがこちら。
タイトル生成ツールは、記事のトピック(500字以内)を指定する仕組みになっており、リスト記事にも対応しています。
ほかにも目次・導入文・本文などが自動生成できるほか、書いた文章のリライトや要約なども作れちゃいます。
無料登録で10クレジットがもらえる(毎月リセット)ので、試してみては?
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【無料あり】Catchy(キャッチー)レビュー・使い方解説|日本語AIコピーライティングの評判は?
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メガトリ

「バカ売れキャッチコピーを作成!」と銘打ってありますが、ブログや書籍のタイトル作成にも対応しています。
使い方はフォームにキーワードを入力するだけと非常に簡単。あらかじめ設定されたフォーマットに従って10個のコピー案を出してくれます。
無料ツールなので精度は正直微妙ですが、発想のきっかけ作りにいかが?
Blog Title Generator

こちらは海外のSEO会社が提供している無料のタイトルジェネレーターです。
キーワードのほかにジャンルを指定できるのが大きなポイント。
当然、自動生成されるタイトルはすべて英語ですが、DeepLなどの翻訳ツールと組み合わせれば普通に使えますよ。
まとめ
無理に目を惹く表現にしなくても、シンプルなタイトルで充分じゃないの?
そんなふうに考えている人がいるとしたら、大きな間違いです。
SISTRIX社の公開データによると、検索結果で1位に表示されたとしても、タイトルをクリックして記事を読んでくれる人の割合(CTR)は28.5%しかないそうです。
Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid - SISTRIX
つまり、苦労して1位を獲得したとしても、7割以上の人が他の記事に行ってしまうか検索結果そのものを閉じてしまい、その先を見ようとしないということです。
せっかく記事の内容にこだわっても、中身を読んでもらえなければ意味がありません。
少しでもクリック率を高めるためには、魅力的なブログ記事タイトルを書くしか道が残されていないのです。
今回紹介したチェックポイントを使って、まずはあなたのブログで上位表示されていたりアクセスを集めている記事と、そうでない記事を比較することから始めてみましょう。
コンテンツの中身を比べずとも、タイトルだけで大きな差(違い)があるかもしれませんよ。
そもそもどの記事が上位表示されているかわからない・・・という人は、今すぐ「検索順位チェックツール(順位チェッカー)」を導入しましょう。
おすすめの順位チェッカーは以下の記事で詳しくまとめていますので、よろしければあわせてご覧あれ。健闘を祈ります。
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【2022年版】検索順位チェッカーおすすめ7選(無料あり)使い方も解説
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